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カテゴリ:英語
中学生になりたての頃、英語の授業で
「be動詞はイコールだ」と習いました。 「A is B.」は「AはB。」「A=B」である、と。 わかりやすいな~、と無邪気に信じていましたが、 いつの頃からか、そうとも言えないことに気づいてきました。 「A is B.」が「A=B」なら、 「A is B.」=「B is A.」ってこと。 でも、必ずしもそうではない。 AとBを入れ替えられることもあるけれど、 入れ替えられないこともある。 どうして?? 入れ替えができる文とできない文、何が違うの?? ずっとそう思っていて、そういう疑問があることすら 意識しないほど体に溶け込んでしまっていたのですが、 昨日基礎講座の名子+動子+名子の課題を やっていたときに解決の糸口がみえました ![]() 鍵となるのは名子の強さです。 たとえば 1. Jane is a teacher. という文があったとき、名子を入れ替えて 2. A teacher is Jane. としてしまうとまったく意味が変わってしまいます。 (2.は文法としては成り立ちますが、特殊な場合を除いては 意味は通じないかも。ほかにいい文を思いつかなくて。すみません) 3. Another candidate is Jane. これを入れ替えると 4. Jane is another candidate. どちらも中心となる意味は同じです。ニュアンスは違いますが。 (4.はanotherの前にtheが必要かもしれません。 冠詞は苦手なので、よくわかりません。すみません。 でも、theがあってもなくても強い名子はJaneだと思うので、 theの問題は無視します) 1.は入れ替えられないのに、3.は入れ替えられる。 その違いは、AとBのどちらが強い名子なのか、ということでは ないかと思います。 A is B. Aのほうが強ければ、B is A.にできない。 Bのほうが強ければ、B is A.にできる。 その理由は、 (1)Bのほうが強い場合、その文だけみればAとBに強弱が あるけれど、その前までの内容も含めて考えると、 情報量的にA=Bである。 だから、AとBを入れ替えることができる。 (2)「A is B.」と「B is A.」、どちらのかたちもとることができる ということは、どちらにするかということに情報的価値が あるということ。 普通は強い名子は前に置くものだ(と思う)が、あえて 後ろに置いた場合、一種の倒置と考えることができる。 強い名子を後ろに置くことによって、その強さを強調している。 まだ思いついたばかりなので、書いたことに 自信があるわけではありません。 まだほとんど検証していないし、そもそも名子の強さとか 情報量とか、よくわかっているわけでもないですし ![]() 記事にしたのは、自分の考えを整理して残しておくため、という だけかもしれません。 これからまだまだ考えていきたいと思っています。 でも、ひとつの答えが見えたらほかの可能性が目に入らなくなるという 困った性格なので・・・。 異論、賛同、疑問など、なにか思うところがあったら、 是非コメントをお願いします。 人気ブログランキング ![]() 応援お願いします ^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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いつも興味深く拝見してます^^
異論、賛同などどうぞ、とのことでしたので、書き込みしてみました。 記事を読んで、まず思ったのは、こういうことを考えて意味はあるのかしら??ってことです。 先生が、「A is B」は、「A=B」で、「be動詞はイコールだ」と説明したのは、AとBは、同一の物・人を指すということを、英語を習い始めたばかりの子に分かりやすく説明しただけであって、「A is B」を「B is A」に入れ替えてもよいという意味ではないと思うのです。 例えば、Jane is a teacher.の文。 Janeとteacherは、同一人物でイコールです。 でも、このisをbe動詞ではなく、別の動詞にしてみたらどうでしょう? Jane meeets a teacher.とか。 Janeとteacherは、別の人物となり、イコールではありません。 Another candidate is Janeの文も同じです。 Another candidateとJaneは、同一人物でイコール。 be動詞を別の動詞にしてみます。 Another candidate likes Jane. Another candidateとJaneは、別人物で、イコールでなくなります。 つまり先生は、be動詞というのは、AとBがイコールであることを示す動詞ですよ、とbe動詞の役割を説明しただけだと思うんです。 あと、強い名詞~云々の話は、よく理解できなかったのですが、Another candidate is Jane、Jane is another candidate、どちらの文もOKなのは、anotherがポイントだと思います。A candidate is Jane だと唐突で意味が分かりませんが、anotherが入ると、候補者が2人いて、もう一人がジェーンなんだなと、この一文だけでも状況が推測できます。 言葉が足りなくて分かりにくくてすみません>< 私も自信があるわけではないので、こういう考えもあるんだなーくらいに読んでいただけたら幸いです。 今日の記事を読む限りでは、英語を熱心に勉強するあまりに、ややこしく考え過ぎてるのではないかと思いました。 (April 17, 2009 12:23:55 AM)
りえここさん
コメントありがとうございます^^ >先生が、「A is B」は、「A=B」で、「be動詞はイコールだ」と説明したのは、AとBは、同一の物・ >人を指すということを、英語を習い始めたばかりの子に分かりやすく説明しただけであって そうだと思います。 それはわかっているのですが、ただ、あるとき、ふと不思議になってしまったのです。 入れ替えられる文と入れ替えられない文、何が違うんだろう? 入れ替えられるとき、筆者はどうしてこっちを選んだんだろう? と。 入れ替えられる文では、A is B.にするか、B is A.にするか、それは筆者しだいです。 ですから、どちらにするかに筆者の意図が表れているのかもしれない。 もしそうなら、訳文にそれを反映させないたほうがよいのかもしれない。 でも、その意図ってなんだろう? そう思いました。 とくに意識するでもなくなんとなく抱えていた疑問なのですが、 基礎講座の課題をやっているときにふと思い出し、 名子の強さは筆者の意図を読み解く手がかりになってくれるかもしれない。 そう思いついてしまって。 そしたらどんどん考えてしまって、この記事に書いてある考えに発展してしまいました^^; 3,4の例文はわかりにくかったかもしれません。 3. The most beautiful woman is Jane. 4. Jane is the most beautiful woman. でもいいです。 (April 17, 2009 02:34:26 PM)
ちゃしーさん、こんばんは^^
なるほど、疑問に思った理由は少し理解できました。 ただ、正直なところ、私には、その疑問は浮かんでこないなぁ。。。 ちゃしーさんのこの疑問って「A is B」=「B is A」「AとBを入れ替えられる」というのが大前提だと思うんですけど、私には、この前提が頭にないからです。 ちゃしーさんも書いてらっしゃいまいたが、Another candidate is Janeは入れ替えると、ニュアンスが変わってしまいますよね。ニュアンスが変わるのだから、入れ替えてはダメというのが私の考えです。 >もしそうなら、訳文にそれを反映させないたほうがよいのかもしれない~ この辺りの疑問についても、2つの文はニュアンスが違うのだから、もちろん作者は意図的にしてるわけだし、訳文に反映させるのは当然だと思ってます。何を主語にしているかで、何を強調したいのが分かるというのが、根底にあります。 1,A teacher is Jane. 2,Another candidate is Jane. 3,The most beautiful woman is Jane 1が変なのは、a teacherが一般名詞だからじゃないですかね?2,3は、anotherやらthe mosut beautifulやら特定するような単語が入ってますね。 私の考えを書いただけで、全然お役に立ってませんね>< 早くちゃしーさんなりの答えが見つかるといいですね。 (April 18, 2009 12:18:18 AM)
りえここさん、ちゃしーさん、こんばんは。 すみません。全体について言及する時間がないのですが、A teacher is Jane.は少しも変じゃないと思います。あまり使わないだけで、これと同じパターンは技術文献にはいくらでも出てきます。 要するに、先生をやっているような人にはジェーン(のような人)がいるというくらいの意味です。 A new technique is the ×× test. となれば、「新しい手技に××検査がある」くらいのものです。 当然、The ×× test is a new technique.とは趣が違うわけで、a にも語順にもちゃんと存在意義があるようになっています。 A candidate is Jane. は「候補(の一人)にジェーンがいる」ということで、めっちゃよくわかる文です。 (April 18, 2009 08:34:55 PM)
マレーの虎さん
こんばんは^^ > すみません。全体について言及する時間がないのですが、A teacher is Jane.は少しも変じゃないと思います。あまり使わないだけで、これと同じパターンは技術文献にはいくらでも出てきます。 > 要するに、先生をやっているような人にはジェーン(のような人)がいるというくらいの意味です。 > A new technique is the ×× test. となれば、「新しい手技に××検査がある」くらいのものです。 > > 当然、The ×× test is a new technique.とは趣が違うわけで、a にも語順にもちゃんと存在意義があるようになっています。 > A candidate is Jane. は「候補(の一人)にジェーンがいる」ということで、めっちゃよくわかる文です。 ----- ありがとうございます! まだほとんど技術文献を訳したことがなく、冠詞のこともよくわかっていないので A candidate is Jane. という文がどういうときに使われるのか、 いまいちよくわからなかったんです。 おかしな文ではないのですね。 マレーの虎さんのおかげでわかりました! ありがとうございました *^^* (April 18, 2009 10:45:57 PM)
りえここさん
お返事ありがとうございます *^^* >ちゃしーさんも書いてらっしゃいまいたが、Another candidate is Janeは入れ替えると、ニュアンスが変わってしまいますよね。ニュアンスが変わるのだから、入れ替えてはダメというのが私の考えです。 >>もしそうなら、訳文にそれを反映させないたほうがよいのかもしれない~ >この辺りの疑問についても、2つの文はニュアンスが違うのだから、もちろん作者は意図的にしてるわけだし、訳文に反映させるのは当然だと思ってます。 翻訳をする立場にあるとき、入れ替えてよいとはわたしも考えていません。 この記事に書いた疑問は、私自身が筆者であるとき、A is B. と B is A.の どちらを選ぶか、という視点から出てきたものです。 どちらも主となる意味は同じで、ニュアンスが変わる。 ということは、筆者はそのニュアンスを伝えるために その語順を選んだ、ということになります。 そのニュアンスとは何なのか、ということをはっきりさせたいのです。 「ニュアンス」というのはとても主観的なものだと思います。 それに、ニュアンスというのは「感じるもの」という かんじが強いと思います。 もしクライアントから「どうしてこういう訳にしたんですか」と聞かれて 「この文のニュアンスを汲み取りました」 と答えたとき、 「この文はこういうニュアンスではないと思います。もっと感性を磨いてください」 と言われたら、返すことばがありません。 だから、もっと客観的に、理論的に文を読み解きたいと思ったのです。 >何を主語にしているかで、何を強調したいのが分かるというのが、根底にあります。 わたしには、そうは思えないです。 英語では、必ずしも強調したいことを主語に持ってくるとは限らないと思います。 なんだか難しいですね^^; いろいろ考えていこうと思います。 ありがとうございました!! (April 18, 2009 11:13:14 PM)
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