開花あやし事件帖
開花あやし事件帖 著者:永尾まる文明開化の東京での妖怪モノ。怪奇雑誌の記者になってしまった主人公の元に、何かの”手”がやって来るというお話。その手は何も考えてない編集長が持ち込んだもので、意思があり動く。そして主人公になつくw手々丸と名付けられた手は犬のように振舞う訳だが、その姿は可愛いといっていいのかどうか。いや、可愛いんだけどビジュアル的になぁwんで、そこに手の所有者(右手がない妖怪)がやってきて取り返そうとしたり、その妖怪の影響+仕事柄で妖怪に関する事件に巻き込まれたり。能力こそないが、妖と人を同じように扱い「人と妖の境が今一つピンとこねぇ」と言ってしまう主人公が何かステキ。真面目な話もあれど、全体的に間の抜けた展開がかなり面白かったです。