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戦国ジジイ・りりのブログ

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2016年09月11日
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カテゴリ:上野と寛永寺
かはくは地球館と日本館の2つの建物から構成されているようだけど、
トーハク(東京国立博物館)のように一旦建物を出て他の館に向かうのではなく、
地下の通路でつながっていて結構フクザツ。
しかも、人が多い。
ガイジンも結構多かったんだよな。
ちょっとこれは意外でした。

で、こちらが日本館の中央ホール↓。


      CIMG6228


      CIMG6229


      CIMG6231



      CIMG6247

昭和3年から3年5ヶ月をかけて建設された日本館の建物は、
それ自体が国の重要文化財。
して、日本館の2階に参ります。

翼を広げた飛行機型の日本館2階は、南翼が「生き物たちの日本列島」、
北翼が「日本人と自然」という大テーマで構成されている。
ここでのお目当ては北翼にある。

ここには動物たちの剥製が多くあり、わたくしのような愛らしい小動物がお出迎え~。


      CIMG6232


      CIMG6233


めんこいのう黄ハート
テンちゃんには夏の浅間山登山で至近距離で出会ったことがある。
夏毛だったからもっと黄色かったけど、
プレーリードックのようにぴょこんと立ち上がっていた姿が印象的だった。

ちっさいのだけじゃなく、大型動物もいる↓。

      CIMG6234


      CIMG6235


かわいいバンビちゃん猫
しかし、奈良公園にいた鹿は鹿せんべいを握りしめるわたくしの周りに
大層群がって、コートを噛んで

「せんべおくれよ~」


とアグレッシブに催促してきたツワモノ揃いだった。
鹿と戯れる夢破れ、鹿にむしられてあっとゆー間に鹿せんべいを巻き上げられた
か弱いわたくし・・・
(奈良編はそのうち公開します)

ここでの第1のお目当てはこちら↓。

      CIMG6238


渋谷のハチさん(下)と南極においてきぼりにされたカラフト犬のジロさん(向かって右上)。
向かって左上はタロさんではなく、甲斐犬の甲斐黒号だそうです。
タロさんは苛酷な体験をしたにも関わらず14歳7カ月という長生きをして、
今は北海道ではく製になって展示されているそうな。

ジロさんはさすがにカラフト犬だけあって、毛が密集している。
うちの娘さん(大)もジロさんばりに毛深くて、彼女をシャンプーするには
体力を必要とする(いつも栄養ドリンクでドーピングしてからシャンプーに臨む)。
まあ、(大)は幸い体臭も少ないうえに今では目も見えないしほとんど耳も聞こえない状態で
彼女の負担になるため、以前よりもシャンプーの回数は減らしてるけど。
それでも、こないだ久々にシャンプーしたら派手に鳴いた。

「助けて~シャンプー嫌いなのよ~!!」


て悲壮な鳴き声ではなく、

「アタシに何すんだよお!
アタシャ嫌なんだよお!
おやめったらもう!!」


てカンジの実にいやらしい声で鳴いたので、家人の失笑を買っていた。

ハチさん達の近くには鳥もいる↓。

       CIMG6241


ウコッケイってこんなに奇麗なのか・・・

少し前、何かの番組でかはくの収蔵庫拝見というのをやっていた。
トーハクのように、中には寄託されたものもあるのかもしれないけど、
実に沢山の剥製などがあるらしく、「へえ~」と思いながら観ていた。
常設展の方だけでも、色々なジャンルにまたがる展示品はかなりの数になると思うけど、
それでもごく一部だっていうんだからオドロキだね。

さて、もうひとつのお目当てを探しながら歩いていると、
奥の方に人だかりがあった。
人の後ろから覗いてみると、そこに第2のお目当てがあった↓。

 ※撮影禁止画像だとのご指摘をいただきましたので、画像を削除しました。(2020/7/12)


これが「江戸時代のミイラ」として展示されているもので、

 【火山性の酸性土壌が国土を覆っている日本では、埋葬された遺体は速やかに
  分解されてしまい、骨が残ることすらまれである。そんななかで、この江戸時代の
  女性は奇跡的に屍蝋(しろう)の状態となって発掘された。その後、遺体は
  乾燥され、ミイラの状態になった。ミイラは見る者の心にさまざまな感慨を
  呼び起こすが、科学分析はそれとは異なる過去の人々の生き様を明らかにする。
  最先端の科学がミイラに何を語らせるかを見ることにしよう。】
  (展示解説文より)

かはくには全体を案内するリーフレットもあるけど、そのほかに
「おたずねの多い展示」というものも置いてある。
要するに人気が高い展示物ということで、イトカワの微粒子もハチさんやジロさんも
このリーフレットで存在を知った。

で、ハチさん達と同じフロアに「江戸時代のミイラ」とあったので、
日本でミイラができるはずもなし、これは屍蝋のことを指すに違いないと思って
勇んで観に来た訳だけど(だって屍蝋なんてそうそう見られるもんじゃないし)、
この解説文によると発掘された当初は確かに屍蝋だったけど、
その後乾燥してミイラになったってことらしい。
う~ん、それは残念・・・

この女性は谷中の三崎町遺跡で発見された方だそうで、
谷中小学校の東側だというから千駄木の団子坂の近くらしい。
台東区のホームページによると、この場所にあった近世寺院跡の発掘調査で
幕臣を埋葬した甕棺や庶民用の木棺など約350の墓が発掘されたとのこと。

この女性の前の通路はそう広くない上に、子供から大人まで結構な人が集まっていたので
人の後ろからぱっと写真を撮っただけで、ゆえに解説文を読んでおらず
詳しいことはわからんのですが、まあ庶民だろう。

屍蝋のリンク先で徳川将軍の埋葬方法について紹介しましたが、
庶民ならあれほどの厳重な処理がなされるはずもなく、
それを考えると屍蝋となって発見されたのは確かに奇跡に近い。

ま、現在ではミイラ化してしまったとはいえ、外観はそう変わってないだろう。
屍蝋の方がもっとみずみずしくて生々しいかもしれないけど。
でも髪の毛もしっかり付いてるし、よくこんなに残ったもんだよな。
こうなってくるといまだ手つかずの日光埋葬組の遺骸が気になるところだな。
イエアスの保存状態にはさすがに期待できないかもしれないけど、
家光や天海は生きていた頃の面影をまだ残しているかもしれない。


さて、今回はかはくはこれで終わり。
でも「おたずねの多い展示」に載ってるだけでも興味深いものは色々あるし、
常設展を丁寧に観ていけば面白いものも沢山見つかると思う。
ので、機会をあらためてまたかはくには行きたいと思っている。

それに、かはくのホームページを見たら、9月13日~12月4日まで
「日本の自然を世界に開いたシーボルト」と題して、シーボルトやその関係者が
採集した標本の展示をやるんだそうな。
う~ん、ぜひとも観たいところだけど、ちょっとこれから忙しくなりそうなので
時間的にキビシイかな・・・

かはくを出て、今度は寛永寺へ向かう。
今回は両大師観音堂に行くつもりなんだけど、かはくまで来たら両大師が近いので
まずは上野公園を出て両大師に向かう。

       CIMG6248


はい、すっかりおなじみの寛永寺両大師境内でございます。
まずは本堂の向かって左手前にある手水舎でおきよめ。
ここの水盤は寛永寺シリーズですでに紹介したので全部観たと思ってたのですが、
ふと水盤に目をやると

       CIMG6249


鳥が沢山飛んでるようにも見えるけど、これおもだか(沢瀉)かな?
・・・あれっ?
前の時は持ち手や邪鬼にばかり気を取られていて、水盤側面の意匠は観なかったのかな?
側面の図柄はこんなだった↓。

      CIMG6250


やっぱりコレ、観てないや。
しかしこのアジアンな感じ、徳川家製作の銅灯篭のデザインとよく似てるな。

おきよめをしてから、すぐ近くにある宮の墓所へ行って門の手前からお参り。
ちょうどこの頃、拝観に来ていたジイさんが庭の掃除をしていた職員のおじさんに

「この塀の向こうにはずいぶん立派なお墓があるようだけど、
どなたのお墓なんですか?」


てなことを聞いていた。

(宮だよ、宮!
上野の宮様がここに眠っておられるのだ)


とわたくしがエアで答えていたのは当然のことですが、
しかしこの塀は結構高くてほとんど見えないのに、このジイさん
寛永寺のことを知らない割によく墓所に気がついたな。

本堂と手水舎の間にある小さな池には、ちょうど蓮の花が咲いていた↓。

       CIMG6251


       CIMG6252


おっ、そういう時期か。
なら、不忍まで足を延ばせば綺麗に花が咲いてるのが見られるかもしれないな・・・
なんて考えながら本堂に行こうと向き直ると

       CIMG6253


そこ、座るところじゃないし。
しかも足で玉砂利をざらざらかき回している雫
とてもガイジンには見えないし、いい年をしてこんな非常識な日本人がおるのかと
目を疑いました。

それで本堂。
今回は3つの目的がある。

まずは今年もどうにか大殺界が終わったので良源さんへお礼参り。
それから、良源さんのおふだの仕入れ。

前に両大師のおふだはゲットしているのですが、職場で隣の席の人が「見える」人で、
かつ本人の生活態度もいかにも悪いモノを呼び込みそうな危なっかしいものばかりなので、
魔よけにと未使用の良源さんグッズとおふだを持っていったところ、
全部持っていかれてしまったのだ。
持っていった中からどれか好きなものを選んでもらうつもりだったのに、
まるごと全部彼女が持っていってしまったのでまた新たに仕入れる必要があったという訳で。

3つめの目的が御朱印。

これまでわたくしは御朱印に興味はありませんでした。
が、ちょうど1年前に某有名寺院で生まれて初めて写経体験をしまして。
もともと写経をするつもりすらなかったのが、ひょんなことから
写経をする気になり、写経の基本を教わったので、
せっかくだから続けてみよう。
書いたら納経しよう。
そういう流れで御朱印をいただくことになりました。

世間では御朱印ブームで、読者様の中にも御朱印を集めている方がおられるかもしれませんが、
本来寺でいただく御朱印というのはお経を納めてその証としていただくもの。
参拝記念でも、スタンプラリーでもありません。

納経には御本尊の前でお経を唱えるのと、写経したものを納めるのと2通りあります。
わたくしは写経を納めるやり方で、写経の最後には家内安全とか恋愛成就とか
厄難消除とか先祖供養とかのお経を納める目的(為書き)を書きます。
初めはわたくしもそういう一般的な為書きを書いていたのですが、
せっかく歴史と思い入れのある寺に行くのだから、それに沿った為書きにしようと思い
フツーの人はまず書かないだろうというような為書きにしています。

もっとも、いただいた沢山の御朱印を紹介しているブログなどは数あるものの、
実際に納経する人は少ない。
なんでそれがわかるかってーと、ある寺では

「えらいですね」


と褒められたし、最近行った2~3の寺では納経の意味すら知らないようでした。
もちろん、納経を知らなかったのは寺の事務員さんの場合で、
お坊さんならさすがにそんなことはありませんが(あったらコワイ)。

納経の目的は、わたくしの場合結縁(けちえん)。
だから、どこの寺でも御朱印をいただく訳じゃありません。
そもそも写経にもそれなりの時間がかかるものだし。

それで、目的やエリア別にいくつかの納経帖に分けています。
そのうちの1冊が良源さん用で、天台の中でも良源さんとゆかりの深い寺だけで
構成されています。
ので、本尊として良源さんを祀る両大師には良源さん用の納経帖を持ってきました。

して両大師でまず納経をお願いすると、靴を脱いであがってお参りしてくださいと言う。
おふだとかもついでに頼もうとしたら、まずお参りするようにまた言われた。
離れたところからはさっきお参りしたんだけどな・・・
まあいいや。
通常バージョンの本堂の中に上がって、より良源さんに近いところでお参り。
で、いただいたのがこちら↓。

       CIMG8469


よしよし、これで両大師での目的は果たしたぞ。
本堂を出る前におみくじを引いたら、(やっぱり)大吉だった。
最後に阿弥陀堂にお参りしてから今度は観音堂へ向かう。

清水観音堂での目的も、納経。
ここでは御朱印客の「待ち」がいたが、手にしていたのは御朱印帖だけで
納経する雰囲気の人は誰もいない。

寺離れの著しい昨今、寺によっては御朱印が貴重な収入源になってるところも
あるかもしれないし、人それぞれと言えばそれまでですが、
寺や仏教に興味のない人が300円払ってひたすら御朱印を集めて何が楽しいんだろう・・
と正直思っちゃいますね。

現在では神社でも御朱印をやってるところもあるようですが、
御朱印本来の意味を考えれば神社での御朱印なんてさらに意味不明。
神仏習合の時代ならともかく、今じゃ寺と神社はぱっきり分かれてるからね。

これまでの旅で、訳あってここには是非とも納経したいって神社もありました。
でも神社で納経なんて受け付けてくれるハズもないので、
そういうところでは泣く泣く諦めます。
納経して御朱印をいただく。
これが仏教をわずかなりともかじった者のマナーだと思うからです。

清水観音堂では良源さんを祀っている訳じゃないけど、
個人的に良源さんを感じる場所だし、良源さんは観音様の化身とも言われるので
良源さん専用の納経帖に御朱印をいただくのがふさわしいだろうと考えて
いただいたのがこちら↓。

       CIMG8472


納経とあわせて、観音堂恒例の「恐怖のおみくじ」もひきました。
結果は(やっぱり)辛口で、「十に七八は死ぬ」でした。

まあ、今回はちょっと思い当たることもあるし、毎回死ぬと言われて
免疫がついたせいもあるけど、よく考えるとおみくじに「生死(いきしに)」の項目が
含まれているところってほとんどない。
他のおみくじではそもそも生死の項目がないんだから、
死ぬと言われることがないだけなのだ。
してみると、観音堂のおみくじはより古いタイプなのかもしれないな。


これで今年のお墓参りは終わり。
一時はアメ横に寄ろうかとも思ったけど、お腹もすいたし帰ることにする。

で、上野の駅ナカで恒例のお土産を買う。
わたくしはミートパイも好きなので、いつものマミーズ・アン・スリール

「ミートパイを置いてくれたら嬉しいんだけどな~」

と美人のお姉さんに言ってみた。
お姉さんは、

「私もそう思うんですけど、認可とかの問題で
許可が下りなくって。
本店や他のお店にはキッシュとかあるんですけどね~。
でもまたプッシュしてみますダッシュ


と言っていた。
ぜひにとお姉さんにお願いをして宮のこごめ大福を買いに行くと、
以前あったブースに竹隆庵岡埜さんがいなかった。

あれっ?おかしいな・・・
この場所にあったはずなのに。
上野駅のエキュートでは、わたくしはほとんど同じようなお店でしか買わない。
たまに違うものも買うこともあるけど、たいがい恒例の品だけを目当てに行く。

のであんまりエキュート内の店舗構成も憶えてないんだけど、
何となく前回来た時とは構成が違っているブースがあるように思う。
岡埜さん、なくなっちゃったのかな・・・
こごめ大福を楽しみにしてたのに。
諦めきれなくてエキュート内をぐるぐる回っていると、はじっこに岡埜さんを見つけた。

「場所、変わりました?
探しちゃいましたよ~」


とお姉さんに言ったら、イートインができたので店舗スペースが縮小され、
ブースの移動があったんだという。
確かに、岡埜さんの近くには今までなかったイートインのコーナーができていた。
ま、何であれ岡埜さんがあって良かったくま
無事こごめ大福をゲットして家路に着く。



この墓参りから1ヶ月以上たちますが、墓場で会ったジジイのアドレスは
まだわたくしのすまほに入ってます(つか、入れたことを忘れてた)。
あとでネットで調べてみたけど、何しろジジイのプロフィールの名前は
ひらがなで登録されていて漢字名がわからないので、
ホントに芸能関係者なのかはわかりませんでした。
別にどっちでもいいんだけどね。

かはくの「海のハンター」展は10月2日(土)まで。
金曜は夜8時までやってるそうなので、お近くの方はぜひどうぞ。



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最終更新日  2020年07月12日 14時45分24秒


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