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テーマ:恋愛について(2605)
カテゴリ:国際恋愛‐新しい恋2008
イブの日、彼の家の外で一時間半まった結果彼は戻ってこなかった。
したためたカードと手紙をドアにはさんで家に帰ってきた。 でも、一週間前に送った誕生日のメールも今回も無視され続けるのかと思った中、それならばもう自分の手で壊したい。次へ進むために。 彼から「明日答えになるようなメールする。」って言われたのが前回までの日記。 朝になり、すぐにメールした。 「答えになるようなメールって言ってたけど、それを直接会って聞くことはできない?おうちに置いてある化粧ポーチももらいたいし、もし捨ててなかったら。。。メールで終わってしまうのも悲しいなって。。。」言うことを伝えたんだ。 彼から久しぶりに受け取ったメールの感じからすべてを悟ってしまうから、もう彼の出す答えが分かっているし、だったら、ちゃんとけじめをつけよう。 イブに書いた手紙には「まだ好きだって言うこと」を伝えた。 でも、4日が経ち彼からメールが来た時点で、答えが分かって、自分の中で切り替わった気がした。 だから、彼にそういうことを伝えるつもりはなくて。。。 彼から来たメールには 「今日で仕事最後だし、そのあと飲みに行くかもしれないから、今日は約束できない感じだな。」 この言い方。 彼の文面は本当にわかりやすい。 「~な感じだな」とか「ちょっと検討する」は‘Actually NO'なんだ。 夕方になって 「今日飲みに行かないことにしたから、話してもいいよ。 これから予定いっぱい詰まってるし、来年まで待ちたくないしな。どうします?」 ムキぃ~! この言い方!!なに?! 話してもいいよって、上から目線だし、予定いっぱい入ってるっていうのは私への当てつけでしょ? 来年まで待ちたくないしって言うのだって、こんなに煩わしいこと来年まで持ち越したくねーよっていう意味だろう。 そして、そして、この「どうします?」っていう敬語ね!! 外人のくせに、微妙なニュアンスでイラっとさせる敬語使ってきやがる。。。 私はがつんと言ってやったさ! 「じゃあ、お願いします。」とね 弱いねぇ。Mだねぇ。 とりあえず彼がもしうちに来ると言っても、外で会おうって思った。 家で会うと、また彼が出て行った時、辛さが残る。 残される者の辛さを味わいたくない。。 だから、彼のところへ仕事が終わるころ私が行くことにしたんだ。 「10時になりそうです」とちょうど私が到着した時にメールが来た。あと15分掛るんだな。 「北口の改札出たとこで待ってるよ」 少し離れたところで私が待っていると、それから5分くらいで背の高い男の人がこっちを見ているのに気がついた。 私はメガネをかけていなかったから、彼かどうかも、悲しいけど、よく分からなくて。 「Hey」って私が言うと 「よ」って。 でも、彼の顔は恐ろしくひきつっていたし、笑顔はなかったんだよねぇ。 私の方がどれほど逞しいかっておもったさ。 「ごめんね、今日時間作ってもらって。」 「うん。いいよ」 歩き出したのは彼の家の方。 私は彼の1歩後ろを歩いて彼の斜め後ろからの顔を見て言った。 「せっかく時間作ってもらってなんだけど、話すこと…別にないんだよねぇ~」って私が言うと 「ははっなんだそれ!」って吹き出した。 やっと聞けた彼の笑い声。 私の好きな彼の笑い声だった。 「元気そうだね」 「そっちもな」 なんて言う会話が続く。 聞きたかったこと沢山たくさんあふれてくる。 「体の調子はどう?」 「仕事は順調?」 あれはどうなった?これはどうしてる? 次から次へと。。お互いに質問ばかり。 「私のカード、どこに落ちてたの??」 「見せてあげるよ!」 彼のアパートについたときに知らされた。 彼の部屋は二階にあるのに、1階の部屋の消火器の横。。。 彼が気がついて拾ったことすら奇跡的だ。。。 「てか、、、きっとこれ誰か読んでさ、自分のじゃないからここに戻したんだろうね。。」 「かもなぁ~」 はずかし乙女…>< 「私、部屋に上がるつもりとか、なかったんだけどなぁ。。」 「うそだ。あったくせにぃ~」と彼に突っ込まれる。 そんなことないよ。本当に。 「Lady first」と言って促される。 また来ることになるとは思わなかった彼の古い部屋。 何も変わってない。 私はいつも座らないところに座って、やっぱり彼とは距離をとる。 いや、彼がね、離れた所に座ったんだなぁ。 私は会いたいと言った理由を、何か言わなきゃなぁって思って口を開いたんだ。 「本当に自分のためにここに来たんだ。Aの気持ちを考えずに私がこの先、ちゃんと前へ進むためのけじめとして。でも、何を言っていいか、正直分からないや」 「それでいいと思う。気持ちわかるし。」 私はあなたには分からない!私の気持ちなんかわかるはずもない!って言う気持ちがあった。 だから「元気そうで良かった」って言われると、カチンとくる! 「言われたくない!元気じゃなかったもん。。。今は元気そうに見せてるだけだもん><」 「俺も…」 もう、すぐ被せてこないで! でもこうやって話をしていると、どうも私たちの間に何かあったなんて忘れちゃうくらいずーっと話をし続けてたわけで。 次から次へと話題が変わって、時々シリアスになったり、お互いの夢だったり、家族や経済や。。。 どうして別れちゃったんだろうね。 こんなに落ち着くのに。。気が合うのに。 何か話してたら私の顔に、彼のしてたネクタイが飛んできた。 「ええ~!信じられない!私はフラれた上にネクタイまで投げつけられるなんて!!」 彼、大爆笑。。。おいっ! 「投げ返してもいいよw」 「こんなネクタイ投げ返したって気が済まないよ!素手で殴らなければいけないようだね。」 にやにやしやがって。 「あのねぇ。私だから許されるんだよ?分かってる?」 「分かってるよ~」 「何やってんの?」って睨みつけて言ってやった。「こんな感じだよ?普通だったら、怖いでしょ!」 「うん。怖い。。」 何かを話していたら彼が 「俺がそんな男だと思うのぉ?」って言ってきたときがあった。そんな失礼なことするわけないでしょ、的な。 私は「思う。。。」と言ってうなずいたんだ。 だって何度も何度も無視され続けた心の傷。。。誕生日メールに、クリスマスカード。 「俺、メール返したよね…?返してないの?」 私は彼を見つめて首を横に振るだけ。 「本当ごめん!短いメールでアリガトウ的なことは作ったんだけど、酔っ払ってて送ってなかったんだね。ごめん!」と言って頭を深く下げた。 私は「私が知ってるあなたは短いメールでもきっと返してくれる人だったから、人ってこんなに変わるんだなって。。。なんでこうなっちゃったんだろうって。どうしてこんなに嫌われちゃったんだろう。どうしたら許してくれるのかってずっと思ってたんだよ。。。」 「aww」彼は悲しい顔をして首をふっていた。「本当に返したと思ってたんだ。」 「今となっては分からないけどね~分かったよ」意地悪な私w。 クリスマスカードに関しては風に飛んでいたなら仕方ないし、 でも「まだちゃんと読んでない」って言うのだって「私のカードなんて読むに値しないのかと、思ってたし~><」 「それも違って、めっちゃ酔っぱらって帰ってきて、カード見つけて、ちょっと読んだら、シリアスな手紙だって分かったから、こんな状態で読んじゃ駄目だって思って、そして仕事に入っちゃったから。。。」 「じゃあ、私の手紙はシリアスと受け取ってくれたわけね?」 「もちろん!」 こうやって私たちは会わないでいた時間を確認しあった。 30分くらいして「じゃあ帰ろうかな。長居しても悪いし、ご飯食べてないでしょ。」って私は立ち上がったんだ。 「あ、全然。。。別に急いで帰らなくてもいいんだよ?」 そんなこと言われて私が帰れると思う? これって未練なの? 彼が私を必要としているサインなの? 「そう?じゃあ、もう少しだけ。。。」なんて言って。 「あのさ。結局、別れた本当の理由ってなんだったのかな?」私が聞いた。 彼はしばらく考えてた。 「俺の問題…じゃない?」 「だよねぇ~!」私は激しく同意したw。 「あの時のAはかなり病んでたよね。。。」 「うん。相当病んでたな。。。あの時は酷かったなぁ。いまはもう大丈夫だからこうやって話しようっていう気持ちになれたんだよ。」 やっぱり時間的にそろそろ落ち着いたかなと思ったのは間違いなかったようだ。 「別れたばかりのころ、何も言わずにそっとしておいてくれたのは本当に有難かった。」 「うん。あの時に私から連絡をするとAを追い詰めるだけだって思ったから…」 「本当に助かったよ」 「どれだけそれが私にとって困難なことかよく知ってるでしょ?二日会えないだけでも大変だった私がだよ?だからつらかったし、頑張ったよ、私:)」 「よく分かってるよ」 それが伝われば私は報われるって思うんだ。 「私が一緒にいたことは負担だった?」 「…無意識にそうだったんだと思う」 彼の正直なところだ。本心だろう。 そんなことない、なんて言われたら私は彼の言葉を信じなかったから。 「たぶん、俺がまだ誰かと一緒にいる心の準備ができていなかったんだと思う」 そうなんだろうな。 逆に私は出来てた?…分からない。でも、少なくても、彼と一緒にいる中で学ぼうって思ってた。もし壁にぶつかったなら、二人で解決していければって。 でも、彼は違ったようだ。 自分に厳しいからそういう中途半端なところは許せないんだろう。辛いだろうな、そうやって折り合いをつけることが出来ない完璧主義って。。。 私が一緒にいることは彼にとって負担。と言うのが結論だ。 私も納得している。 玄関まで彼が見送った。 外に出てきた。靴もはかずに。 「元気そうで本当に良かった。」彼が私の腕をなでた。私はHUGを求めなかったし、もちろんキスもしなかった。 友達でいるためのメリハリ。外人だとはいえ、また触れたりすると、一度越えた線を見ないふりするのはなかなかの難しさを伴う。PLUS、私の方に未練というか特別な感情が残っているということは事実だし。 「You look great」と私が彼にいうと 「so do you…」って言った。 「So do you」は私が使おうと思ってたフレーズなのになぁ。。。 私は彼を振り返らずに階段を下りた。 彼はどこまで見送ってくれてたのかな。分からないけど。 もしかしたらもっと泣いちゃうかって思ったけど、うるうるするくらいでおさまった。 友達としてならやっていけるよね…。私たち。 きっと大丈夫だよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.30 20:43:58
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