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カテゴリ:ドラマ
警視庁の上層部は特命係の処遇を決するため、キャリアである神戸尊(及川光博)を特命係に派遣する
右京はそんな事とはつゆ知らず、応援要請を受けて山奥の村を訪れる 村の区長(前田吟)の妻が病死した件について、不審な点があるということだった。 助けを求めてきた直弓(宮本真希)は、サヴァン症である弟が事件現場を描いた絵がどうしても病死に見えないと右京に訴える 身分を伏せ、村内を捜索する右京だったが、応援に駆け付けた神戸によって正体がばれる 右京は、事業に失敗した息子(伊崎充則)と母が遺した生命保険、そしてその免責期間に目を付ける そしてそこに現場にそぐわない麻縄を掛け合わせある結論に達する 今回は新相棒として及川ミッチーが登場するところがメインかなぁ もう少しさりげなく登場してもよかった気がするが、きっちりと織り込んで新相棒に堂々名乗りを上げたかたち 最初の印象としては、まだ神戸尊というよりはミッチーのままなので、これがいかに相棒となっていくのか今から楽しみ 事件は倒叙式となっており、謎解きの部分は薄い それよりは、いまどき珍しい子を想う親の悲痛なおもいと文字どおり親お苦労子知らずで純朴に生きる青年が描かれた 今回の右京の推理は物証が得られないという状況がそうさせるのかもしれないが、かなり強引で推理を押し付け、最後は親が何よりも大切にしてきた息子の心を人質に取ることで何とか自白まで持ちこんだ 今回の事件は、普通であれば見過ごされた事件 それを右京が掘り起こすことで、保険金がおりず、父親は殺人犯、息子は借金に追われる身に戻った このへんは月9の「ヴォイス」に通じるものがあるし、もっといえば海堂尊の白鳥・田口シリーズにもつうじる部分があるのかも 日本は他の先進国に比べ、解剖率が著しく低く、事件が見過ごされている可能性が高い そんな部分への警鐘、というところまで読み取ってしまってはいきすぎだろうか 最後の最後で蛇足のようにもう一つの"事件"が起きる あえて明かさなくてもいいような真実を執拗に明らかにする右京 この辺が"人材の墓場"杉下右京の本性なのだろうか 新相棒を迎え、新たにリスタートするために右京がスタート地点に戻ったということだろうか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月21日 16時44分43秒
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