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カテゴリ:ドラマ
第六回
相変わらず進藤は治療に、澤井は医療改革のために奔走する 硫化水素を浴びて自殺を図った患者が運ばれる 対応に追われる中、不審な患者を見かけた澤井はルールを守るよう厳正に対応する その後、救急ホットラインにいたずら電話が殺到 インターネットの掲示板にホットラインの番号が晒されたことが原因とわかる さらに病院内から110番通報するなど、行動がエスカレートしてきたため、澤井が直接事情を聴きに男を訪ねる そこで、澤井&小島は硫化水素で自殺を図った女性と男のツーショット写真を見つけ、警察に通報する→男は逮捕 一方で澤井は、本命の医療改革のため政治家を巻き込み、諮問委員会に潜り込む算段を付ける しかし、当の政治家(佐戸井けん太)が心臓発作で倒れる 救急で運ばれ"特別な患者"として処置される 意識を取り戻した自殺未遂女性(野村佑香)は一緒にいた男に自殺に見せかけ殺されかけたと告白 しかし、男はすでに釈放され、病院に向かっていた 硫化水素を手にICUに籠城した男は進藤先生の機転により、確保 その際頸部を切り、自殺を図るが、進藤先生はそんな犯人の治療にも全力を尽くす ひと段落して、澤井は小島に今後の方針を話す 自分が病院を離れて、医療改革に専念すること 次の医局長には小島を推薦すること そして、進藤先生にはこの病院を離れてもらうこと モンスターペイシェント、派遣切り、硫化水素自殺、ネット掲示板、ストーカーと最近の事情が盛りだくさんだった ストーカー、モンペあたりは男のキャラクターに肉付けすることで無難に処理し、あとは世相として硫化水素や派遣切りをさらりとやっつけてうまいことドラマを成立させた 犯人の男も、国家公務員の参考書を示すことで、一般的なステータスを拠り所に生きようとする器の小ささが表現されていて、男のキャラクターを際立たせ丁寧に仕上げてきてる かなりムカつく男だったが、それはそれだけ俳優に力があったということでしょうね 政治家秘書の石井愃一もそういう意味では好演で、ステレオタイプな(親分の)権力を誇示することで自らを大きく見せようとするセコい男を見事に表現していた 一方で久しぶりな野村佑香は、ストーカーに追いつめられる女、という役どころだったが、追いつめられるシーンがあっさりしていたので、気がついた後のパニックのなり方はやりすぎだったかもしれない まぁこの辺は監督の演技プランによるのだろうが 「こいつは君を刺した犯人だぞ」 「患者に総理大臣も犯人もありません」 医療改革を実現できる政治家を必死で守ろうとした澤井と、患者に優劣をつけない進藤のポリシーの違いが出たセリフ 兵隊と大将では、目指す方向も違うし、どっちも正義だとは思うけどね みんながみんな現場で治療してればいいわけではないし、長い目で見て必要な手を打つ人も必要 現状の救急救命を見ていると、必要とされているのは明らかに澤井なハズで 進藤先生が目指してるであろう一人ひとりが頑張る先にあったのは医局長の殉職?と全医師の辞職という現実があって、そこがこのドラマのスタートだったわけだから進藤先生というスーパースターが来れば万事解決では、社会の要請に答えたとは言えないはず 相変わらず進藤先生スゴイ!って終わり方だとシーズン4としては消化不良になってしまう 澤井先生@シリアス・ユースケの最終回での活躍に期待だわ どうでもいいけど、佐戸井けん太(医療改革を目指す政治家)&澤井で並ぶと「踊る大捜査線」の上司・部下コンビじゃないかw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月20日 18時50分06秒
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