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カテゴリ:想うこと
サガプリアのようにややこしくなく、単純にインナーマン、インナーウーマンについて考えると、もし男性なら無意識は女性。もし女性なら無意識は男性であるという。これは実は、OSHOもこう言っていて、敬愛するスッダも言っていて、たぶんユングもそう言っている。
愁嘆場になると、男の方が女々しく泣いたりひつこかったり、女がへんに論理的にさっぱりと別れたりするのは、無意識でばかになっているアニマ(女性性)とアニムス(男性生)のせいであると考える。 どちらも無意識だから、未発達のエロスとロゴスが現れる。 スッダのインナーマン・インナーウーマンのグループでは、男装したり女装したりした。部屋に男物の服と女物の服を山積みにして、そのなかかから、自分のインナーマンやインナーウーマンが身につけたい服を選んだ。スーツを選ぶか、ジーパンを選ぶか、フリルのスカートを選ぶか、タイトスカートを選ぶか。女性は男性になり、男性は女性になる。 ふすまがあいたらご対面で、それぞれパートナーを見つけて、一緒に食事をする。 僕はアシスタントをしていたから実際には体験していないが、それはそれは美しい光景だった。 で、宝塚はご存知、男装の麗人たちがトップスターである。多くの女性は男役を憧れるが、これは内なる男性性(無意識)の投影ではないか? とは単純に思う。 では、男性のファンは、娘役に惹かれるのか?というと、そう単純ではなさそうだ。たしかに「檀れい」とか娘役のスターもいて、人気もあるが、やはり多くの男も男役のファンではあるまいか? 娘役というのは、第二チャクラのフィーリングの情感ありそうで、「檀れい」のようにちょっとふくよかなスタイルで、おなかもギリシア彫刻のように丸くふくらんでそうだ。 それに比べて男役と言うのは、第3チャクラ的スタイルと言えようか。 横尾忠則は、初めて宝塚を観た後に、1000枚ブロマイドを買ったという。ついには舞台監督やポスター制作も務めた彼も男役トップスター専科の「轟悠」のファンで対談もしている。 僕も横尾さんと一緒で、誰が誰だかわからないけれど、「轟悠」は認識できる。 このひと、ほんとうにほんとの男みたいでかっこいいのだ。第3チャクラのすっきりしたスタイルだけど、そこはそれハートの夢の国の宝塚スターだから、ギスギスした第3チャクラでは、もちろんない。夢に身を捧げる愛のパワーのお話が多い。かくめいとか、どくりつうんどうとか、そういう。 「なぜインテリ男性が宝塚にハマるのか?女の花園に踏み込んだ「ヅカ男子」の生態」というダイヤモンド・オンライン編集部の記事によると、「秋山氏によると、ヅカ男子になる理由は主に3つあり、①特定の娘役が好き②女性ファンの多くと同じで男役スターが好き、そして③デトックス効果、が挙げられるという。 普段から社内で大きな役割を担っていたり、経営者としての責任の重さなどから、頭をフル稼働させて仕事をしているエリートビジネスパーソンたち。そんなヅカ男子たちが唯一、俗世間の揉め事や難題から解放されるのが宝塚の舞台なのではないだろうか。 「一番の魅力は、カッコいい男性が描かれていること。酔っぱらって下ネタに興じているような品のない男は、宝塚の舞台上にはいないので、ホッとします」(会社員・52歳)という言葉が示すように、宝塚は第一線で闘う男たちが心からやすらげる貴重な場所なのかもしれない。 (文/ダイヤモンド・オンライン編集部 林 恭子)」 ということだ。 この最期のところにあることから考察するに、男性は男性で、かっこい男性エネルギーを投影しているのである。 これは男も女も、内側に男性エネルギーと女性エネルギーの両方を持っていて、さらにはネガティブな男性性とポジティブな男性性とネガテイブな女性性とポジテイブな女性性があり、このポジテイブな男性性というものがこの世の中ではなかなか表現しにくく、それを投影するのではないか?とつらつら考えた。 僕にとってのポシティブな男性性の発露は、はんげんぱつうんどうやかくめいうんどうであったが、そういうのはついぞしてないから、グループをやると元気になる。それも毎日していないから、男役スターに目がいくのか?と考察する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.02.19 20:18:09
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