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2012年08月02日
カテゴリ：アニメ - 氷菓
  アニメレビュー 氷菓 HYOUKA 人が死なない『青春ミステリー』第2回 第3話/4話 TVアニメーション 2012年 4月～9月放送 全22話 原作・構成協力 - 米澤穂信 監督 - 武本康弘 アニメーション制作 - 京都アニメーション ■ 連載目次 ■ 第1回 第1話「伝統ある古典部の再生」 原作【氷菓】第1回 &【遠回りする繭】 第2話「名誉ある古典部」 原作【氷菓】第2回 ................................................................................ 第2回 第3話「事情ある古典部の末裔」 原作【氷菓】第3回 第4話「栄光ある古典部の昔日」 原作【氷菓】第4回 ................................................................................ 第3回 第5話「歴史ある古典部の真実」 原作【氷菓】第5回(解決編) 第6話「大罪を犯す」 原作【遠回りする雛】短編 ................................................................................ 第4回 第7話「正体見たり」 原作【遠回りする繭】短編 第8話「試写会に行こう!」 原作【愚者のエンドロール】第1回 第9話「古丘廃村殺人事件」 原作【愚者のエンドロール】第2回 第10話「万人の死角」 原作【愚者のエンドロール】第3回 ................................................................................ 第5回 第11話「愚者のエンドロール」 原作【愚者のエンドロール】第4回 (解決編) 第12話「限りなく積まれた例のあれ」 原作【クドリャフカの順番】第1回 ................................................................................ 第6回 第13話「夕べには骸に」 原作【クドリャフカの順番】第2回 第14話「ワイルド･ファイア」 原作【クドリャフカの順番】第3回 第15話「十文字事件」 原作【クドリャフカの順番】第4回 第16話「最後の標的」 原作【クドリャフカの順番】第5回 第17話「クドリャフカの順番」 原作【クドリャフカの順番】第6回 (解決編) 第18話「連峰は晴れているか」 【単行本未収録】短編 ................................................................................ 第7回 第19話「心あたりのある者は」 原作【遠まわりする雛】短編 第20話「あきましておめでとう」 原作【遠まわりする雛】短編 第21話「手作りチョコレート事件」 原作【遠まわりする雛】短編 第22話「遠まわりする雛」最終回 原作【遠まわりする雛】短編 第11.5話「持つべきものは」OVA作品 2013年1月13日発売コミック版『氷菓』3巻 限定版 付録 Blu-ray Disc用オリジナル作品 TV未放送、レンタルDVD未収録 【販売用Blue-ray BOX収録】 さて 日常の中に潜む不思議を解明するミステリーシリーズ『氷菓』 をご紹介する 今回は第2回 米澤 穂信の推理小説 『古典部シリーズ』 が原作で 北村薫のミステリーを始めとする 殺人を扱わない日常の謎を解明するジャンルは 『青春ミステリー』 と呼ばれています。 日常の出来事に重きを置いた内容で 日々気に留めることもない 日常の謎と その裏に潜む 真理 を解き明かして行く 身近な場所での新たな出逢いと発見に驚き 可愛らしい キャラクター に目を取られていると、瞬く間に足をすくわれる様な この絵柄だからこそ浮かび上がって来る 人の行動の裏の 闇 をも描き出すシリーズです。 .......................................................................................................... ■■□ 趣味の様なものでさえ 癒やしよりも まずガス抜きを求めがちで 人が死ぬ派手さに重点が置かれる傾向があるミステリーも 極限まで猟奇化されたエンタテイメント性が求められ 激辛料理の刺激で感覚を麻痺させ 辛さに馴染ませるという様な形で 本来の楽しみ方から逸脱した 過度の刺激を求める傾向が強くなるのも 近年 人がまるで物の様に扱われる 世の中の世知辛さを日々目の当たりにし その様な中で生活を強いられる社会人の 並々ならぬストレスを考えますと それらがポピュラー化しつつある 世情 という事なのでしょうか 原作『愚者のエンドロール』で描かれた 劇中劇でのミステリーで 殺人 の描き方が鍵となって謎が解かれる中 人が死な無いミステリーに共感する事を 笑わないで欲しい と物語を締めた 本作のメッセージを考えてみますと 仮に その様な考えを 笑わないで 今一度検討してから受け止めてみる そんな世情であるのなら 少なくとも 社会 ではなく 社会人 がそうであるなら 規制緩和の網の目をすり抜けるのが常套の様な風潮も 起こり得無かったかもしれません ..........................................................................................................  『氷菓』 DVD第2巻 第3話「事情ある古典部の末裔」 原作 【氷菓】 第3回 本作の柱となるミステリーの幕開けとなる 使われなくなった薬品金庫を開くのを渋るイケメン先輩 の謎を解きます 45年前、 千反田える の叔父 関谷 純が退学した事に纏わる事件の記述が掲載された 古典部の文集「氷菓」の保管場所が 旧部室だった壁新聞部の部室と分かり 古典部一行は壁新聞部の部長 遠垣内 将司(とおがいと まさし)に 部室内を見せてくれる様 頼むのですが 遠垣内はなぜか若干取り乱し 頑として拒むばかり その理由に心当たりのある奉太郎は 遠垣内に ある カマをかけるのでした 先輩部長をやり込める 奉太郎の灰色の頭脳が見ものです 第4話「栄光ある古典部の昔日」 原作【氷菓】第4回 古典部一行は える の屋敷に集まり 各々が立てた推測を検討し 45年前の古典部に何が起こったのか 学際の英雄譚 の謎に迫ります 45年前の学園祭での事件が原因で退学となった えるの叔父 関谷純の身の上に何があったのかを推測する内 奉太郎の推理が45年の時を経て 意外な真実にたどり着きます (つづく)  【Blu-ray】「氷菓」Blu-ray-BOX 全23話（本編22話+コミックス同梱OVA版）完全収録 価格：30452円（税込、送料無料) (2018/5/12時点)
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