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カテゴリ:有毒金属元素
最近、まだぼける年齢でもない人が、アルツハイマー症になる例が多いといいます。
それを題材にしたような映画も結構あります。 この病気は、「神経の繊維化」が原因で起こると考えられているようです。神経が硬くなったり、特殊なたんぱく質ができて症状を起こしたり、神経細胞が異常になったりということでおこるようですが、その本当の原因についてはまだはっきりしていないようです。 こうした中、その危険因子として疑われているのがアルミニウムだというのはよく聞く話です。 ではその理由はというと、アルツハイマー症に罹った人の脳を調べると、脳の中に異常にアルミニウムが溜まっているのが確認できるからだというのです。 仮にアルミニウムが原因だとすると、なぜそんなにもアルミニウムが体の中に入って来たのでしょうか。 ・調理器具 第一に挙げられるのが、鍋やフライパン、ポットなどのアルミニウム製調理器具です。 ある研究では、アルミ製の鍋に水を入れ、酢を少したらして沸騰させると、かなりの量のアルミニウムが溶け出してきたといいます。 大量のアルミニウムはアルツハイマー症の他にも、脳血栓の原因や消化器障害、ビタミンAを破壊するという専門家もいるそうです。 調理器具をはじめ、食べ物を入れる器などは全てアルミ製でないもの、ステンレスやスチール製、陶器やガラス、木製にしたいものです。 ・ビールや清涼飲料水の缶 これらも今やほとんどアルミ製です。 これら飲料水に含まれるような化学構造のアルミニウム化合物は、長い期間には体内に蓄積されて、脳の中で「老人班(シミ)」を作り、アルツハイマー症の引き金になっているという説があるそうです。 また、非行に走る少年たちの毛髪には、普通の子供たちの毛髪に比べて、アルミニウムの量が多いことが報告されているそうです。清涼飲料水や「ジャンクフード」に使われている「レーキ色素」(後述)の影響が考えられるそうです。 ・おにぎりなどを包むアルミホイルもアルミ製 ・胃潰瘍の薬(スクラルファート)、胃腸の薬の制酸剤にも ・練り磨き粉、ふくらし粉、化粧品の制汗剤にも ・水道水にも もともとアルミニウムは、土壌中に大量に存在している金属ですが、近年の酸性雨の影響で、土壌中で安定であったアルミニウムが水道水の原水中へ溶け出し、その濃度も年々増加しているという指摘もあるそうです。 さらには、土壌中で栽培野菜などにも取り込まれる可能性もあるそうです。 ・そして最も気になるのが、食品添加物 アルミニウムが含まれた食品添加物があるのです。 合成着色料の中でもレーキ型というものです。 これは、石油から作られるタール色素(!)にアルミニウムをくっつけて水に溶けにくくしてあるものです。 赤色2、3、40号、黄4,5号、緑色3号、青色1,2号。 この8品目の着色料には、いずれもレーキ型が使われているそうです。 そもそもタール色素とはなんでしょう。 タール色素は、「合成着色料の一種。食品、医薬品、口紅などの化粧品、衣服などの工業製品などの着色料、食品添加物として」幅広く使用されているものです。 「もともとはコールタールから得られるベンゼンやナフタレン、フェノールやアニリンといった芳香族化合物を原料として合成されたためこの名がある。現在ではこれらの芳香族化合物は主に石油精製の際に得られるナフサを原料として生産されており、コールタールを原料とすることはほとんどなくなっている。」 ではナフサとは、「原油を常圧蒸留装置によって蒸留分離して得られる製品のうち沸点範囲がおおむね35-180℃程度のものである。粗製ガソリン、直留ガソリンなどとも呼ばれる。」 つまりは、ガソリンということです! 日本においては特に「○色○号」と呼ばれる法定色素を総称した呼び名として用いられます。 「着色の際、タール色素を単体で使用することよりも複数の種類を混ぜて使用することが多く、それによって微妙な色加減を調整することが容易であり、様々な色合いを作り出すことができる。」 これがタール色素、着色料です。 そもそもが大問題です。ガソリンを食べていることになるわけですから。 そしてさらに問題を増やしているのが、アルミニウムを添加したレーキ型というわけです。 ガソリンとアルミニウムを一緒に食べているわけです。 問題点が2つになったので、それぞれにまとめてみます。 《アルミニウム》 腎臓の働きが正常であれば大部分が排泄されるので、アルミニウム製の調理器具等の影響はさほど心配しなくともよいという説もありますが、今や調理器具だけではなく、上に述べたように多くのものからアルミニウムを摂取する可能性が高いので、極力それらは食べない、飲まない、使わないようにすべきです。 《タール色素》 ・赤色2号(アマランス) 菓子、清涼飲料水、洋酒、アイスなどに他の食用色素と併用されている。 1975年、FDA(米国食品医薬局)のラット、及びウサギを使った実験結果で、発がん性の疑いが生じたため、1976年使用禁止の措置が取られる。日本では発がん性はないとして引き続き使用、現在に至っている。 上述したように、アルミニウムレーキ型タール色素。 ・赤色3号(エリスロシン) 菓子類、桜桃、かまぼこ、福神漬けなどの各種農水産加工品に使用されている。 実験でラットの赤血球が減少、ヘモグロビン値が低下。変異原性があり、発がん性も疑われている。 上述したように、アルミニウムレーキ型タール色素。 ・赤色40号(アルーラレッド) 1991年に新指定された菓子、キャンディー、ゼリー、アイス、清涼飲料水などの着色料として使用されている。 腎臓疾患を引き起こす疑いあり。発がん性と先天異常については、マウス、ラット、ウサギなどのテストで、微妙な結果で陰性。アレルギー性あり。 これも上述したように、アルミニウムレーキ型タール色素。 上述のように、腎臓疾患とアルミニウムはまずい関係です。 ・赤色102号(ニューコクシン) 漬け物、たらこ、たこ、ソーセージ、ジャム、つくだ煮などの農水畜産加工品、菓子、清涼飲料水などに使用されている。全食用色素の13%と盛んに使われている色素。 タール色素の中では、今のところ毒性は比較的低いとされている。 ・赤色104号(フロキシン) かまぼこ、ソーセージ、などの農水産加工品、醗酵食品、焼き菓子などに使用。 大腸菌などの微生物に作用させると遺伝子損傷性、変異原性を示す。また、光の存在でこれらの作用が著しく強められる(光力学作用)。諸外国では発がん性の疑いのため禁止になっているが、日本のみが安全として使用している。 ・赤色105号(ローズベンガル) 桜桃、かまぼこ、ナルト、ソーセージなどの農水産加工品、和洋菓子、焼き菓子、発酵食品などに使用。缶詰の桜桃などには赤色3号と配合して使用されている。 赤色104号と同様の作用、変異原性あり。発がん性の疑いが強いので、諸外国では一切使用されていないが、日本のみが使用している。 ・赤色106号(アシドレッド) 福神漬け、さくらえび、ハム、ソーセージのどの農水産加工品、和洋菓子などに使用。 動物実験で成長抑制、甲状腺重量低下の傾向あり。微生物に対して遺伝子損傷、変異原性あり。発がん性のため諸外国では禁止だが、日本のみが使用を継続している。 ・黄色4号(タートラジン) 漬け物、練りうに、つくだ煮など農水産加工品、ドロップ、あめ、和菓子、焼き菓子、清涼飲料水、アイスなどに使用される。食用色素中、最も多量に使用され、全食用色素使用量の40%を占める。 ラットの実験で、明らかな食欲の減退が見られ、体重減少を起こす。 上述のように、アルミニウムレーキ型タール色素。 ・黄色5号(サンセットイエローFCF) 菓子、清涼飲料水、農水産加工品などや医薬品に使用。 ラット実験で乳腺腫瘍が増加。 上述のように、アルミニウムレーキ型タール色素。 ・緑色3号(ファストグリーン(FCF) 菓子、清涼飲料水などに使用。 ラットで発がん性の報告あり。ヨーロッパ諸国では禁止。 上述のように、アルミニウムレーキ型タール色素。 ・青色1号(ブリリアントブルーFCF) 菓子、清涼飲料水などの食品や医薬品、化粧品などにも使用される。 ラットで発がん性の報告あり。英国を除くヨーロッパ諸国で使用禁止。 上述のように、アルミニウムレーキ型タール色素。 ・青色2号(インジゴカルミン) 和菓子、焼き菓子、あん類、アイスなどに使用。 ラットで発がん性を認めたとの報告あり。 上述のように、アルミニウムレーキ型タール色素。 ・食用色素アルミニウムレーキ 上述のようにタール色素に吸着して使用されるが、食用品の他には食品容器包装、ナプキンなどの印刷インクの原料としても使用される。 今回はアルミニウムから始まった話ですが、アルミニウムももちろん怖いですが、もっと身近で怖いのは着色料、タール色素ということがわかりました。 動物実験とはいえ(当然人間で実験することはできませんから)、さまざまなデータが出ていて、かつ諸外国で使用禁止になっているものもあるというのに、日本ではあらゆる加工食品に平然と使われているという現実に唖然としてしまいます。 たとえ疑わしいだけだとしても、断固摂取は拒否します。 特に子供には食べさせたくはありません。 鮮やかな色(不自然な色)の加工食品は注意しましょう! 裏の表示もよく見ましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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・・・・ ばか
(2008.01.08 18:07:30)
アルミニウムとアルツハイマーに因果関係は証明できないというのが今の世界的な考え方です。
(2015.02.16 16:48:52)
アルミは神経毒です
(2019.06.23 01:07:36)
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