カテゴリ:国内旅景色
若い橅(ブナ)の立ち姿が美しい林が新潟県十日町市にある。松之口丘陵に広がる約3ヘクタールの美人林(びじんばやし)である。若いと言っても、樹齢80年だ。木々の間隔が適当にあるので、風通しが良く、日光の差し込みもある。 昭和の初期、このブナ林は木炭にするために伐採され、一度は裸山になった。しかし芽が出て木が育ち、再生の森になりつつある。年間10万人が訪れ、森林浴を楽しむ。暑い日この美人林に入ると気温2度が下がると言われている。暑い日の昼下がりに、うたた寝をするには絶好の場所だ。 十日町市は豪雪地帯で、2月の積雪は3mになることがある。ブナの木は、しなやかなで降雪に強い落葉広葉樹である。落ち葉と木の実は、森の生き物を育む。特に鳥の種類は多く、一年を通して小鳥の鳴き声は絶えないという。 新緑の時期、橅林はマイナスイオンで満たされる。美人林の名前に魅かれて、遠方からの女性陣が多い。若返りたいとの願望は、老い達の男女に関係ない。早春頃や落ち葉の季節に訪れたいところ。懐かしき里山の風景でもある・・。 写真-1 池の周りに育った若いブナ林。森の手入れはボランティアが行う。 写真-2 身体と気持ちが癒される散策路。 写真-3 誰が名付けたのか美人林(びじんばやし)。懐かしい里山の風景。 写真-4 美人林と周辺を紹介する看板。留鳥はオシドリ、ヤマガラ、アカゲラなど・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年07月28日 07時36分36秒
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