カテゴリ:国内旅景色
狩野川を橋で渡り、トンネル(延長1,200m)を抜けると伊豆・修善寺温泉である。狩野川の支川・桂川に沿って広がる温泉街は、三方を山に囲まれている。湯煙が上がり、明かりが灯るころ、桂川は温泉情緒に包まれる。谷間の樹木が迫り、湿気を帯びた空気が漂う。 小生の所属する町内「元気会」で、古い温泉場へやってきた。生気と英気を養うという題目である。日帰りバス旅行として、元気さを証明。JR特急踊り子号を利用すると、東京-修善寺は約2時間であるか・・。年寄り中心の旅行会は、利便性を追求しない低コスト主義だ。時間をお金で買う必要がないので・・。 温泉場名称の由来となった修禅寺(しゅぜんじ)がある。その昔、「桂谷の山寺」と呼ばれていた。弘法大師が807年に開いたとされる名刹だ。室町期にかけて荒れ放題の山寺を再興したのが北条早雲。その際に山号を福知山と名付けた。訪れた日、山門が工事中のため、脇道から境内に入った。 人気の観光スポットは、「独鈷(とっこ)の湯」と「竹林の小径」。独鈷の湯は修善寺温泉の発祥の場所。弘法大師が独鈷を用いて、川中の岩を打ち温泉を掘り当てた場所とされる。独鈷の湯の少し上流に明治5年創業の「新井旅館」がある。名だたる文豪・画人が宿泊した宿で、文化財15件が詰まっていた。 写真-1 修善寺温泉の中心に位置する修禅寺。源範頼、源頼家が幽閉・落命したお寺。 写真-2 桂川の真ん中にある「独鈷の湯」。現在は、足湯-寛ぎの場所。
写真-3 緑もみじと鐘楼堂。
写真-4 桂川右岸沿いの竹林の小路(約400m)。
写真-5 虎渓橋と工事中の修禅寺山門。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2014年06月01日 16時08分46秒
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