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運河に架る竜宮橋より北側を北運河と呼ぶ。この運河沿いに古ぼけたコンクリート建造物が佇む。旧北海製罐・小樽工場第3倉庫だ。小樽運河の景観を形づくる「歴史的建造物」に市が指定している。最近、ライトアップもされている。[撮り溜めた写真から] 小樽運河の創成期、大正13年(1924年)に完成した第3倉庫。埋立て地のため、数多くの松杭を打ち込んで地盤を安定化したという。今なお、不等沈下せず建っている。建物の規模は、長さ100×幅20m×4階建。サケ・マスの缶詰用の缶を保管した倉庫。荷を下ろすスパイラルシュートおよびリフトが見えている。 第3倉庫の北側に、旭橋を経て旧第2倉庫がある。第3倉庫は、規模が大きいので、補修・補強して保全・活用する計画が進んでいるという。運河に面する側に、荷揚げ荷下ろしの機能を集約した当時のアイデアが残る貴重なシステム。もう少し残しておきたい小樽風景だ・・。
![]() 写真-1 北運河に佇む「旧北海製罐小樽工場第3倉庫」。 ![]() 写真-2 北運河の景観。 ![]() 写真-3 第3倉庫の壁面。荷役設備の一部が残されている。 ![]() 写真-4 荷役設備とブロンズ像「友達」。 ![]() 写真-5 旧製罐第2倉庫。 ![]() 写真-6 小樽運河での荷役作業を再現。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年04月28日 06時00分06秒
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