カテゴリ:いわて三陸の旅
三陸復興国立公園を代表する景勝地のひとつ、浄土ヶ浜を訪れた。三陸ジオパークの中心的な場所で、宮古観光の拠点でもある。海水浴の季節には多くの人で賑わう。2011年で津波被害に遭ったレストハウスや遊歩道等が復興していた。
浄土ヶ浜は、乳白色の火山岩が造る奇岩、岩礁の上に生えている青松(ナンブマツ)そして入江の海色とで、独特の景観を創り出している。常安寺の霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と称したことが名の謂れ。 流紋質のマグマが噴出した固まった岩石が、波の浸食をうけて奇岩を形成した。流紋岩(りゅうもんがん)は、冷却過程により、板状の節理を伴う。アルカリ質(斜長石や輝石など)の鉱物が少ないので、白っぽく見える。ケイ酸質成分が多いので、硬い岩石だ。荒々しい岩形と穏やかな松とが合わさって、浄土の景観を生み出した。
写真-1 三陸ジオパークでもある宮古・浄土ヶ浜。 写真-2 奥浄土ヶ浜の名物・鷹岩。 写真-3 穏やかな水面の小沼と大沼。 写真-4 扁平した砂利からなる「礫浜」。 写真-5 荒々しい剣の山と穏やかに青松。 写真-6 流紋岩の節理と岩肌が作り出した景観。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年07月04日 05時00分07秒
コメント(0) | コメントを書く
[いわて三陸の旅] カテゴリの最新記事
|
|