源氏物語~中盤~
3月から源氏物語~宇治十帖~を読み始めていたが、道中の長いさいたま与野本町通いのおかげ(?)で、読み進み、3月中に宇治十帖を読み終えたので、今度は、中盤の玉鬘の章からを読み始めている。これで宇治十帖の手前まで読んだら、合わせて約2/3かな。今まで一度も全編読破したことなかったのだけれど、今回は、楽しみながら読めて、全編読破行けるかも。あまりメジャーじゃない?今泉忠義訳で読んでいるけれど、なにげにこの訳と私、相性良いかも。「~したんだ。」「~なわけ。」とかいったイマイチ愛想のない語尾使いだな~なんて思うのだが、それがべたべたしてなくて良いのかもしれない。源氏物語の主役である光源氏は、プレイボーイ過ぎて、個人的にはあまり好きになれないところがあったのだけれど、薫とかはかなり好きだし、恋路が上手く行かなくてやきもきするあたりも、なんだか好ましい。途中から読むと、光源氏より、その周辺のいろんな人の生き様から入っていけるのも良いのかも知れない。子孫を先に読んで、後から、その親の世代だった光源氏は?あの時の因縁は?と、過去へ遡るように読んでいく方が、おもしろそうだ。と言うわけで、今、玉鬘~梅枝まで来たところ。背景知識も欲しくて、参考書も物色した。いろいろあったけれど、下記の2点を購入。☆源氏物語図典 (ハードカバー) 須貝 稔 (著), 秋山 虔 (編集), 小町谷 照彦 (編集) →とにかく、源氏物語の世界、当時の背景、風俗等の、ちょっとしたことをことごとく調べる一冊としては、一番優れているのでは、と思いました。逆に、同じレベルで一冊にまとまった本が、他にない方が残念な気もしましたが。☆別冊宝島「源氏物語」 こういうちょっとしたガイドは、逆にいろいろありましたが。こちらは、あくまで好みに合いそうだったことと、官位のことを詳しく書いてあったので、こちらを選びました。