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バス停地名学のすすめ

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2009.02.25
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カテゴリ:文京区
バス停データ
◆所在地:文京区 ◆路線:都営バス[草63]系統

みなさん、こんにちは。

池袋と浅草を結ぶ都営バス[草63]系統は、巣鴨駅から白山通りを南下し、千石1丁目から旧白山通りに入ると、白山上交差点で左折。向丘2丁目交差点で本郷通りを越えると、間もなく駒込千駄木町バス停に到着します。

千駄木は現在も文京区の町名として健在の地名ですが、バス停の「駒込千駄木町」は、昭和40年の住居表示施行の際に消滅した千駄木の旧町名にあたります。当時、「駒込」を冠称した町名は、他に駒込林町、駒込吉祥寺町、駒込蓬莱町などがあり、江戸期の旧駒込村にあたる地域が、概ね「駒込○○町」と呼ばれていました。

千駄木の地名について調べてみると、その由来には諸説あるようです。いずれも、かつてこの周辺が鬱蒼とした森林地帯だったことを示すもので、1日に千駄の薪を伐り出したことに因むとする説や、栴檀(せんだん)の木が多かったことに因むとする説などがあります。「駄」とは、馬一頭が背負うことのできる重量の単位といわれ、「千駄」と呼ぶことでその森が相当な広さだったことを表しています。

三代将軍家光は、この森での狩で五尺六寸もの巨大な猪を獲たと伝えられますが、これも森の深さを物語るエピソードのひとつといえるでしょう。また、泉鏡花『森の紫陽花』の冒頭では、明治期の森の様子がこう綴られます。

「千駄木の森の夏ぞ昼も暗き。此処の森敢て深しといふにはあらねど、おしまはし、周囲を樹林にて取巻きたれば、不動坂、団子坂、巣鴨などに縱横に通ずる蜘蛛手の路は、恰も黄昏に樹深き山路を辿るが如し」

(次回へつづく)

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最終更新日  2009.02.26 00:55:26
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