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テーマ:日本語教師への道(70)
カテゴリ:日本語教師になるために
数年前トルコへ旅行に行っていた時に、色々な国の人と一緒のツアーに参加した事があります。
(いわゆる英語ツアー。英語ツアーは世界中いろんな国の人がいるから面白い。英語がよく分からなくても全体的に安くおさまったりするのでおすすめです。) ▲トルコ西部のエフェソス遺跡。 その際、チェコから来ていた男性が「日本語に興味があるんだ!」と声をかけてきました。こういうのってまぁ出会い目的の場合もありますが、異文化交流大好きっ子な私は快く移動中に教えてあげました\(^o^)/ 簡単な挨拶から数字、2日間でビックリするくらい喋ってビックリしました。本当に日本語に興味があったみたいです~。 そこで、彼から聞かれた質問の回答をずっと見つけられずにいました。 「君の発音だと、どちらかというと「ありがとう」は「ALIGATO」だよね。でも君は文字にする時に「ARIGATO」って書くよね。これはどうして?」 という質問です。 その時私は、 「よく分かんないけどRIって書くのが普通だよ」 と言いました。 この答え、間違ってはいないと思いますが不親切な答え方だったな~と思います。 そもそも、なんでローマ字表って「RA RI RU RE RO」なんでしょう。 すこ~しだけ調べてみると、 ・ヘボン式ローマ字ができる250年くらい前から外国の地名を「R」で表記していた ・江戸時代末期にできたのが、ヘボンさんの和英語林集。当時彼が聞いていたのはすごい巻き舌の江戸っ子口調だったから「R」と表記していた なんて答えがでてきました。 なるほどな~と思いました。 この前日本語の発音の歴史に関する記事を書きましたが、(こちらからどうぞ)このように「ら」行の発音も変化してきたのかもしれませんね。 あと、日本語教育の勉強をしていてちょっと思ったのが 日本語の「ら」の発音記号「ɾ」が「r」と似ているからこれ外国人の人には難しいな~ということ。 普通にみたら英語圏の人や英語を勉強したことある人は「r」で発音しちゃいますよね。 「弾き音」という立派な名前がついていますが、日本語を教える立場になったらそんな事は教えないで「日本語の「ら」は「ra」じゃなくて「la」って発音するからね」と教えてしまった方がいいのではないかと思ってしまいます。 厳密に言えば「la」も側面音という名前がついた日本語の「ら」とは全然違う音なのですが一番大事なのは「学生にとっての分かりやすさ」ですものね。 と、まぁこんな先生になった時の事を妄想するんじゃなくて勉強しなさいって話ですね。 最近はひたすら用語の暗記。そしてそれらを頭の中で体系づけて分類する作業を行うと同時に記述の問題を解くための樹形図を書く練習を行っています。 最近戦国無双4を買ってしまい(今☆更☆感)誘惑が多い所ですが負けずに勉強も頑張りたいです。これに関連してこんな記事を書いちゃったので興味があれば読んでやってください→戦国武将の年の差ってどれくらい?調べてみた。 では、また\(^o^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.04.12 06:50:22
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