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カテゴリ:ライブレポ
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【2023年5月4日 atオリックス劇場】 《SALT&SUGAR》 1.ピアノ・マン 佐藤竹善"こんばんは" 4年ぶりのホールでのCross Your Fingers。 夢見ていたが"無事復活でございます" 今日も色んなゲスト…"僕の相棒" 塩谷”SALT”哲の紹介 昨年はビルボード大阪、今年はオリックス劇場なので"喋りたくてたまらない" ―が、その前に…17年位参加してくれている大儀見元の紹介 2人とも50代最後のCYF "明日60だもん" SALT&SUGARのたくさんあるラインナップの中の数少ないオリジナル…このご時世なので 2.薔薇と少年 SALT作詞、竹善作曲。歌詞が先で作曲は自由なので、ヘビメタでも演歌でも良かった "彼らとは色んな所でセッションしている。ヒロちゃんとまこっちゃん" 《ジュスカ・グランペール》 "…ってどういう意味だっけ?" "フランス語で、ジュスカ:~まで、グランペール:おじいさん、なので「おじいさんになるまで」という意味" 結成24年、竹善よりちょっと後輩 ”どうせ明日60ですから” 2人のジプシースイングジャズユニットは稀なグループ "竹善さんがいなければユニットを結成していませんでした" 「Together」のイントロのジャンゴ・ラインハルトの演奏のサンプリングを聞いて、これは何だろう…とラジオ局に問い合わせた。 さらにギターのデザインもジャンゴのを拝借している 翌5/5に「ルパン三世 カリオストロの城」のテレビ放送があるが、ヒロちゃんは実はカリオストロの城主に似ている… →彼らとのセッションでいくつかレパートリーがある中の 3.エリーナ・リグビー →ここからは2人のコーナー。尺八のような響きのバイオリンから始まる… 4.三条大橋の下で "最初のメンバー"バイオリン:ひろせまこと、"最後のメンバー"ギター:高井博章 "皆さんもジュスカと一緒に音楽を楽しんでください" 某テレビ番組でジュスカの曲が7年位テーマソングで使われている 5.めざめ "せっかく手拍子してもらったけどすぐ終わった" デビュー曲でもあり、化粧品のCMソングにもなった 6.ジプシー・ダンス 竹善"すごい!カッコよかった~!! ジュスカ・グランペールでした" 葉加瀬太郎のニューアルバムにコーラスと子供の合唱誘導に参加している話 SING LIKE TALKINGとして大きなホールでの演奏と並行しつつジャズやいろんなタイプの音楽を色んな会場でやるのも夢だったので、今それができていて嬉しい 色んな音楽を聴いており、今は9割がた新しい曲。スティーヴィー・ワンダーなどを聞いていると思われているだろうが、今はあまり聞かない。 新しい才能を知るのも楽しみの1つで、デビュー当時から会いたいと思っていた 《チャーム・パーク》 実はアメリカ出身。マイケル金子みたいな… なので"日本語がこんな感じですけど" 7.(?) →"あらためてこんばんは、チャーム・パークです。佐藤さんから…アメリカ人として…" 実はこの見た目で出演者中一番年下。 リハーサルの段階からみんな輝いており…その元気のモトを聞いてみたい、という話 →ジュスカ、大儀見戻る 竹善が初めて聞いたという曲 8.空 このイベントは元々若いアーティストを発掘する意図もあったが…彼が日本で活動することを選んだ理由が素晴らしいと思った。 "チャーム君もSNSなどで知られるようになって、世界的な存在になってくれたらと思います" →チャームはギタリストとしても素晴らしい。彼から共演をリクエストされた 9.Change The World "素晴らしい才能ですよ" このイベントに出ると売れるというジンクスがあり…コブクロ、スキマスイッチ、絢香、アンジェラ・アキ… "みんなボクを追い越してスターになっていった" 色々な楽しい思い出がある。10回目のCYFを2日間やって、初日に出演したコブクロが2日目に会場に観に来ていて、その2日目にスキマスイッチが登場 長身のコブクロのメンバーは客席でも結構目立ち、スキマスイッチがステージから2人を見つけて引っ張り上げ、「全力少年」を共演した話 あと飲み会も… やれる限り続けて、色んなアーティストを紹介したい。 大阪のスター。不動産屋のCMまで… 《押尾コータロー》 色んなイベントで一緒だが、実はCYFは初 34歳で遅咲きデビューして、今年20周年 +せっかく押尾が出てくれたので… 今年SING LIKE TALKINGがデビュー35周年 ―なのだが…とりあえず、ってワケではないのだが、 西村智彦がステージ4のガンが発覚、手遅れと思われたが1年かけて克服。本人は治る気満々だった 《西村智彦》 "お帰りなさい" チャーム・パークはアメリカ人だが"ボクらは青森人" 4月2日に東京でライブ。いったん閉鎖となるサンプラザで。東京で西村の病気について報告したが…ここでも →押尾"ボクずっと一緒にやりたかったんです" ギター2人きりは西村にとっても初 "おめでとうの気持ちも込めて手拍子を" 10.ゴールド・ラッシュ 竹善"お帰り!西村さん!SLTより働いているじゃありませんか" 西村は地上だとおじいさんみたいな歩き方だが、実は水泳が上手い。 押尾は前からこの曲を西村と共演したいと思っていた話 →大阪でも35周年記念ライブをやるが…"9月17?16?18?""覚えとけよ!!" 東京では10/1、その前日の9/30にはゲストを呼ぶ。そこに押尾も参加 →実は今回、押尾のソロの曲はない "普段ステージは1人でやることが多いので、共演したい" 11.Spirit of Love "自分のコンサートみたいに喋ってるね" →次はSALTとだが、オシオとシオで塩多目 この曲を3人で、というのは初。SALTと・押尾と個別に共演はあったが リハの際、アレンジや構成をどうしようか…とSALTのカオを見たら、心ここに非ずだった話 12.Englishman In New York "♪I'm アオモリman in オオサカ~" →"ご苦労様でした" SALTは「伴奏」ではなく「一緒に演奏している感じ」 ジュスカ・グランペール再び+SALTはまだ出番なのに引っ込んでいて…"このイベントも長いとこういうこともある" 歌手として低迷していた時期もあり、バラエティも一生懸命楽しんでやっていたが、歌手としてのアイデンティティは1ミリも削らず素晴らしい。 ボーカリストとしての地位を築き上げてきた 《森口博子》 "ご紹介だけで泣きそうになりました" 開演3分前は光の加減で客席にいる人の顔が見えず、観客が誰もいないのではないかと不安だったが、楽屋で拍手を聞いていて感動した話 「機動戦士ガンダムフォーミュラー91」のエンディングテーマ 13.Eternal Wind ジュスカの演奏は初めてだが、"新しい世界を感じた" その瞬間ならではの音楽が生まれるのが音楽の魅力 →1985年のガンダムの主題歌でデビュー。"私はアニソンの素晴らしさを伝えたいと思います" 押尾再び"大阪へようこそ" 差し入れにイカ焼きがあってテンションが上がった話 彼女が初めて押尾のステージを見たのは博多で →アニソンは食わず嫌いのリスナーもいるが、押尾のギターで歌ったら違う世界が開けるのではないかと… 2人のコラボも、いっせーのせで同時レコーディングだった話 "ドカーンとキラキラ" 当時85歳の母も魅了した1曲。世の中は矛盾の連鎖だが… 14.哀戦士 "熱い~!! いつも1人で弾いているとは思えないプレイ" ガンダムソングに限らずアニソンをカバーしたアルバムに押尾・SALTも参加している話 ガンダムのアルバムがレコード大賞企画賞を取った 博子はアルバムのコンセプトもしっかり持っており、プロデューサーとしての資質もある →竹善の声にピッタリのガンダムソングがあり…"人たらしボイス" SALT&SUGARとしてコラボしたいと言ってくれたのが嬉しかった。 オーケストラチックなアレンジを1人でやったSALTもこれまた凄い SALTはガンダムソングのアルバム3枚にレギュラー参加だが、"透明な歌を引き出す魔術師みたい" 15.いくつもの愛を重ねて "ボクにとって緊張のひと時" 竹善は19歳の時、新聞奨学生として上京し、20歳の時は世田谷の狭い4畳半のアパートで暮らしていた テレビで漫才を観ていてもオチになると電車が来て音でかき消されるような所… ある日、バイト帰りにテレビを付けたら、この人がデビュー曲を歌っており、後に横浜にライブを観に行ったとき、客は7、80人だったが、 "僕もこういう音楽をやっていきたいと思った" J-Popの世界では非常に大切な存在 《稲垣潤一》 1982年デビュー、今回のゲスト中最年長、今年古希 "まじかよ" 今年デビュー41周年…80年代は自分のバンド中心のステージだったが、今はフルオーケストラもあればピアノ1本の時もあれば… ドラムの一人叩き語りライブを計画している話 →最近Z世代がレコードとかカセットで80年代の音楽を聴いているというが…そのカセットのCMソング 16.夏のクラクション "自分も自分の曲に思い出を重ねている"が、これはレコーディングに一番時間がかかった。 当時、竹善もよく知る鬼ディレクターに、テンポが遅いと言われ、今更そう言われても…と思ったが…テープスピードを上げ、絶対音感がある人は見抜いている ジュスカ再び 17.ワン・ツー・スリー "いい曲いっぱいあるんですよね" SLTのプロデューサーの武藤さんも厳しい人で、"ボクらのデビュー曲もピッチが16分の1秒ほど速い" テープの切り貼りも、ビートルズも当時はよくやっていたそうだが、見て衝撃だった 竹善と稲垣の共通の知り合いが結婚した時、竹善が稲垣の曲を結婚式で歌ったが、2人の初共演はオーケストラと初めて共演した時 →竹善は昨年、80年代のシティ・ポップをカバーしたアルバムを作った。 これを共演できるとは…"40年前のボクに教えたい" 18.雨のリグレット "嬉しいですね" 長年やっていると…小田和正や鈴木雅之と共演した思い出も蘇る 実は藤田千章がカラオケでどうしても歌わなければならないときのレパートリーが「夏のクラクション」 ―と、"聞くに堪えない「あずさ2号」" ここからはSALT&SUGAR "27年目?""それ位です" デビューライブツアーの次のツアーが13年ぶり。「"13年ぶり"て、あなた!」 気が付いたらそれから14年…"チャーム・パークより日本語がアヤしい" 大儀見は「サルサ・スインゴサ」主催+「オルケスタ・デ・ラ・ルス」を作ってSALTを引っ張り込んだ+この2人はサルサチャート11週連続1位だった時の主軸 竹善がニューヨークのメキシコ料理店に行ったとき、"サルーって知ってるか"―何かと思ったらSALT(塩)はスペイン語だとこうなるらしい →ウクライナやスーダンに対するメッセージをストレートに歌っている 19.Heal Our Land 同じ時代に生まれて一緒に音楽をやれているのは良い。 また、今日の出演アーティストと同じ時代を生きているのが奇跡… + "西村さんが生きててよかった" SLTがデビュー35周年で、SALTもソロデビュー30周年。 その記念コンサートを東京フィルハーモニーオーケストラと、しかも「ラプソディ・イン・ブルー」以外オリジナル...オーケストラアレンジもSALT自ら そんな素晴らしい活動をしつつSLTにも参加してくれている 4/2は西村智彦feat.SLTだったが…9/17に大阪公演、今回は米米クラブのBig Horns Beeも参加なので、4/2とは違うステージに →すでに3時間弱。"しゃべりが長い" 8時前に終わるハズだったのに… それぞれ理由付けがある選曲だが…間奏にラフマニノフを入れている。エリック・カルメンの… 20.All By Myself <アンコール> またホールに戻ってこれて嬉しい…"来年もできたらその時はよろしく" 前週に靭公園でKAN不在の「風のハミング」。KAN復活のあかつきにはCYFにも →このコンサートはジャンル不問。ジャズもJ-Popもクラシックも…だが"本物だけを呼ぶ" メンバー1人1人呼び入れる…全員揃ったところでいきなりSALTの演奏で「♪Happy Birthday To You~」の合唱のサプライズ ケーキが運び込まれ、森口博子から花束贈呈…この瞬間だけ撮影OK "稲垣さんの歳になっても歌いたい" 最後は、今は恒例のテーマソング 21.星の夜 まずは、レポだけで180行(テキストファイル上)を超えたのにここまでお付き合いいただいた読者様、ありがとうございます。 そして…「Cross Your Fingersも西村智彦さんも、お帰りなさい」ですね。 そして、KANちゃんも戻ってきたあかつきにはCYFに出ていただいて、竹善さんとの「カレーライス」のデュエットをもう一度聞きたいものです。 男の子の兄弟がいないので子供の頃「ガンダム」を見ることもなかったし、稲垣潤一さんの「クリスマスキャロルの頃には」の大ヒットは記憶にあっても当時は流行の音楽に関心がなかったと思う ―ということはある一方、「Englishman In New York」にまつわる思い出とか、これまで観に行ったライブの記憶などを引っ張り出される場面も多々ありました。 今回はジュスカ・グランペール、押尾コータローさんに西村さんとギターの名手が勢揃い、というのが大きな特徴と気付き、このご三方で何かやってくれることも期待したのですが + 昨年のレポには"(2023年は)皆さん赤い衣装か小物を身に着けて出演なのでしょうか…?"なんて想像を残していますが…そこは外れました。 その代わりケーキには「赤い着物姿」の竹善さんを模ったチョコレートプレート。 その昨年は会場を押さえる都合上ビルボードでの開催、それはそれで(配信にもうってつけだったし)良い雰囲気・ステージでした。 それでも…やっぱり竹善さん当人にとってはホールの方がいいんですよね。 「ホンモノだけを呼ぶステージ」で、編成がシンプルでも、少しでも多くの観客に生演奏を届けられますから… 私にとっては、SING LIKE TALKINGを正式に知って(「再会」と呼んでいる)その翌年にCYFの第1回目があったので、ファン歴≒CYFの歴史でもあります。 (実際は、パンデミック期間でなくても開催されなかった年、私が行かなかった回もあります) この度再認識したのは、竹善さんも語っていた「同じ時代に音楽を楽しめる幸せ」。 あと10年早く生まれていたら私にとってのSLTは角松敏生さん・カシオペア・T-Square・稲垣潤一さんだったかもしれないし、 逆に遅く生まれていたら…そういうアーティストに出会っていたか分かりませんから… 竹善さんは、アンコールの誕生日祝いのサプライズでとっさに写真撮影OKを言ってしまったのを、他の出演者にことわりもせず良かったんだろうか、と後から「Sunday Musical Voice」で悔やんでいる様子だったので ―私も写真を撮った1人ですが(光の加減で顔がほとんど真っ白に)、撮影した皆様、ブログやSNSなどに載せるのはやめませう …とは私ごときがこんな所で今更言わずもがな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月16日 18時07分49秒
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