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2020.02.23
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カテゴリ:雑記
先日、知人にお家へ招いてもらいました。
駅近の新築分譲マンション。
どこもかしこもピカピカで、いろんな機能が盛りだくさん。
オートロックで、もちろんエレベーターも付いていて。(笑)

お呼ばれした数人で、あちこち褒めそやし、新しい家っていいなあと思う一方で。
「私は、こういう家が欲しくは、ないな。」
と感じました。

そのことに、ちょっと驚きました。

何だろう。
私は築数十年の格安賃貸に住んでいて、5階だけどエレベーターもない。
あちこちボロだし、使い勝手も悪くて、不便だ。

ふつうなら、新築のおうちを買った人に対して、羨望や嫉妬を覚えるんじゃないか?
と思ったけれど、まったくそんなことがない。
素敵ね、で終わる。

私は今の家に愛着があって、気に入って住んでいる。
コンパクトに、小さく暮らしていきたい。
お金をかけず、環境に負荷をかけず。
それは、自分の生き方の目標を体現しているように思っている。

少なからず、自分の価値観や軸がしっかりしてきた、ということなんだろうか。
相手が何を持っているか、何を買えるか、じゃなくて。
自分が何を欲しているか、どう生きていきたいか。

きっと。
セルフビルドのタイニーハウスや、古民家を改造した家だったなら、私は「きゃああああああ!!!すてき!!!」となっただろう。
それはまさに、私が求める家の形だから。
それでもやっぱり、「羨ましい(自分も手に入れたい)」とは思わなかった気がする。

一緒に知人宅を訪れた人は、みな家を建てているか、建てる予定。
「家を買わないの?」と訊かれて、「いらないから」と答える。
結婚したら、子供が生まれたら、家を買う。
そんな中で、一人「あれ?」と思ったのでした。

新築分譲マンションも、戸建ても否定する気はない。
その人の選択だ。
あなたはあなた、わたしはわたし。

思えば、相手を羨むことがほぼなくなっている、と気付く。
これが足るを知る、ということだろうか。

ああでも、私は海外に在住している人に強烈に嫉妬する。
そこのところ、まだ自分で消化しきれていないのだろうな。

要は、根底に「それが自分に可能かどうか」もあるのかもしれない。
「家を買えるけど、買わない」という選択と、「家を買えない」は違うのかも。
そういう驕りを自分に見出して嫌になるけれど。

10年位前、いっとき、Chloéのバッグが欲しかった時があって。
あとから「給料をつぎ込めばChloéのバッグが買えるようになった自分」を人に見せたかっただけ、だと気付いた。
結局私はMOTHERHOUSEのバッグを買った。
社会起業家として活躍する若き女性がバングラデシュで作っているバッグ。
値段はChloéの10分の1以下かもしれない。ほとんどの人は知らない。
でもその選択は、まったく私らしい。

そのことをいつも、思い出す。
「これは、私にとってのChloéのバッグなんじゃないか?」
誰かの拵えた誰かにとって都合のよい基準を、自分のものだと錯覚しているんじゃないか?

それに振り回されて生きるのはごめんだ。

価値観は日々変化し、基準は常に動く。
それでも、積み重ねていく何か。
見えてくる何かがあれば良いと願う。

ほんとうに自分が望むもの。



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最近、ブログがルーチンのテーマと、読書録ばかりになっている。
このブログ、おもんない。よね?うん。
久しぶりに「何を書こうか」と思って、とりとめのないことを書く。
こういうことを、書いておきたい。
覚えておきたい。誰に必要とされなくても、自分のために。





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最終更新日  2020.02.23 00:00:17
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