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2021.12.14
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テーマ:読書(8206)

本のタイトル・作者



仕事と人生 (講談社現代新書) [ 西川 善文 ]

本の目次・あらすじ


第1章 評価される人
第2章 成長する人
第3章 部下がついてくる人
第4章 仕事ができる人
第5章 成果を出す人
第6章 危機に強い人

引用


仕事ができる人の素質とは何か。一つ挙げるとすれば「頭の中をきちんと整理整頓できる」ことが大事だと私は思う。
仕事にはいろいろな要素がある。そのすべてをクリアしようなどと欲張らず、整理整頓してみる。そして「本質は何か」を考える。言い換えると、その仕事のツボがどこにあるかをつかむのである。(中略)
見落としがちなのは、「自分ができること」と「自分はできないこと」「自分でやるには難しいこと」を区別する視点である。「できないこと」はできないし、「難しいこと」をやれば手間暇がかかる。仕事にはスピードが求められる。時間に制限があって間に合わないと判断し、他の人の力を借りることが可能であれば「できないこと」と「難しいこと」は助力を求めたほうがいい。


感想


2021年293冊目
★★★★

著者は、三井住友銀行元頭取、日本郵政元社長。
1938年生まれ、2020年に82才で死去。

時代を生きてきた人、という感じ。言葉に重みがあった。
今年度「上司」になって、いろいろ「自分の働き方」「生き方」「姿勢」や、同階級の長との付き合い方、部下の指導…と色々思い悩むことが多かったけど、この本は良い刺激をたくさんもらえた。

今年、なんだかんだ言って、私は「働くこと」が好きなんだろうな、と感じた。
もちろん「仕事」の占める割合は減らしたいし、自分の人生のバランスはもっと取りたいんだけど、その一方で「自分の裁量が増す」という面白さもあって。

これまでは、他人の担当に口を出せなかった。
無駄だな、改善した方が良い、と思っても出来なかった。
それが出来る!楽しい!笑
でも、これまでのやり方に固執する人もいて、そこで軋轢生じて人間関係泥沼ったので、何事もほどほどにすることが大事。
まだ私が若く経験が浅いので、私の判断を信用されていないというのもある。

それに、担当業務なら、去年と一緒か、新しい担当になってもその分野だけ。
でも係長になったら係の全部の仕事を見れる!楽しい!めっちゃしんどいけど!

プレイヤーからコンダクターに。
今の私は、作曲しながら指揮もやって演奏もします!みたいなプレイングマネジャー。
いやはや、自分がこんなに仕事が出来るなんて思わなかった。
相対的に人の仕事ぶりが見えるようになり、はじめて感じた。
私、わりと仕事できるかも。(うぬぼれ)
出来ていないこともたくさんあるんだよ、もちろん。
でも私、実は得意なことやらせたらこんなに伸びるんだ、ということも分かった。

私は成長マインドがきっついので、そうじゃない部下を見るとイライラしちゃう。悪い癖。
もっとみんながそれぞれの守備範囲を広く持てば、全員が楽なのに。
年数を経るほど、それぞれが守りに入る。狭い範囲だけを見て、それ以外の球は取らない。
私はそういうふうに仕事をしたことがなかったから、驚いたし腹立たしかった。
けど「どんな球でも取る」というスタイルの私は、結局仕事を受けまくることになる。
だから、狭くする人の気持ちも、ちょっと分かる。
オールラウンダーは評価もされるけど、球拾いしすぎで自己コントロールが出来ていないということでもある。
引用部を胸に刻もう。私には私の職責の仕事がある。

でも嫌なんだよ、私は!
「ここからここまでが、私の仕事なので、あとは知りません」ってのは。
それじゃあ、同じところにずっといることになる。その枠から出られない。
昨日の自分より、すこしでも良い自分になるために、生きてるのに。

部下の指導監督は本当に難しい。
みんな自分でスケジュール組んで、調べて、対応して、やっていってくれるといいのに…(遠い目)。
しんどそうだからと業務をサポートすると、「じゃあこれもお願いします」ってどさっと渡され「え」ってなるしな。いや私上司やぞ一応。

この本の中で、「言葉は八分にとどめ、二分は考えさせるのがよい」という言葉が出てくるけど、これくらいの塩梅がええんやろうな。
昔、私が出来る上司に「どうすればよいでしょう」と訊いたら(あほの子や)、「どうしたい?」と訊かれたんですよね。
答えると「そのためにはどうすればいい?」と重ねられ、問題点を挙げると「去年は(他では)どうしてた?」と。
で、今なら分かるんだけど、これ「答え」を返してないんですよ。
質問して、考えさせる。
それを繰り返していかないと、育たない。
魚の釣り方を教えてあげないと、魚は釣れないまま。
魚を与えてしまえば、そのうち飢えることになる。

「正解」を求められるのってしんどいしな。
判断は出来るけど、正解を出すマシーンみたいにされると、困る。
だいたい私の正解、誤答だし…(あかんやん)。

上の立場の人が、どういう「判断」をするようにしているのか、そういう思考が垣間見えて興味深かった一冊。
これまで、「おっちゃんらの書いた本はマッチョであわない」と思っていたのだけど、この世界が今のところ彼らの理論で動いている以上、私がそこで働いている以上、有効な助言が含まれていることも真実で。
もうちょっと同じような本を読んでみてもいいかな、と思った。


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最終更新日  2023.01.01 01:22:06
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