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2022.07.25
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テーマ:読書(8218)

本のタイトル・作者



LIFE SHIFT2(ライフ・シフト2) 100年時代の行動戦略 [ アンドリュー・スコット ]

"THE NEW LONG LIFE"
by Andrew J. Scott and Lynda Gratton

本の目次・あらすじ


1部 人間の問題
1章 私たちの進歩
2章 私たちの開花

2部 人間の発明
3章 物語
4章 探索
5章 関係

3部 人間の社会
6章 企業の課題
7章 教育機関の課題
8章 政府の課題

引用


「長寿の配当」を実現するには、新しい人生のあり方を構築することが求められる。人々が長い人生を金銭面で支えるために、長期の職業人生を送れるようにし、健康な人生を生きるために、柔軟な働き方とキャリアの道筋を選べるようにする必要がある。具体的には、人々がスキルを錆びつかせず、アップデートする機会を用意し、子どもと老親の世話をする時間を確保できるようにしなくてはならない。ひとことで言えば、本当に大切なものを重んじて生きるために、バランスの取れた生き方を実践できるようにすべきなのだ。


感想


2022年冊187目
★★★

昨年度のビジネス英語のインタビュー教材になっていて知ったリンダ・グラットンさん。
これは『ライフ・シフト』の続編として日本では売り出されているけど、原題は違って、リンダ・グラットンさんとアンドリュー・スコットさんの共著。
そのわりに『ライフ・シフト』の内容を下敷きにしているというか、それは皆さん既知ですよね?読んでますよね?というスタンス。

『ライフ・シフト』を未読なのでなんとも言えないんだけど、この本は厚みのわりに内容が薄いというか、同じことを繰り返し繰り返し述べていて、「うーん」という感じだった。
私がビジネス英語で得た知識によると、これまでの「学生」「勤労者」「リタイア」の3分割されて直線的だった人間の人生が、長寿命化により変わったという話…だったっけ?(笑)
この本でも、繰り返し学び続けること(新しい時代の技術や情報、知識を身に着けていくこと)の重要性が説かれている。

大人は新しいものを学ぶことと同じくらい、「学んだこと(古い思考や行動)を捨てること」(学習棄却)も大事なのだそうだ。
何だっけ、何かの本で見た「すべてを同じトンカチで打とうとしてはいけない」。
無理に経験則が通用することを証明するために使えば、悲惨なことになる。

そして大人にとっては、一緒に学び合う人たちが互いに支え合う「コミュニティ・オブ・プラクティス(実践共同体)」が大きな役割を果たすのだそう。
これ、ラジオ英会話を勉強していて思う。
Twitterのハッシュタグ「#ラジオ英会話」でみんなが勉強しているのを見ていなかったら、私続けられてなかったんじゃないかなって。

本の中で紹介されている例で、「今どれくらい健康ですか?」という問いに「20年前にマラソンを完走したことがあります」という人はいないのに、教育について尋ねると「20年前に大学で経済学を専攻しました」という答えが返って来る、というもの。
いかに過去の「教育」や「学習」が固定化されたもの、一度体得すればそのあとアップデートが必要とされていないものだったかが分かる例。

この本で言われている、昔の子どもは労働力(資本であり、老後への投資)だったが、今の子どもは「高級な耐久消費財」というの、分かるなあ。
だからこそ、「持てるもの」「持たざるもの」に分断が生じ、なおのこと子どもを持つ人は減っていく。

そして、パートナーとの関係性を、

1 キャリア(本格的なキャリア追及)+ジョブ(生計の手段としての職)
2 キャリア+ケアラー(家族のケア)
3 キャリア+キャリア

に分類しているのだけど、昔は1か2で、今は3への過渡期という感じがする。
でも、見かけが3でも実際は1だったり、2だったりすることもある。
うちは、

(キャリア+ケアラー)+(キャリア+ケアラー)

の2人という状態かな。この数年で、夫のケアラーの割合がぐっと増えた。
というのも、私が係長職につき、時短勤務もできない、残業も休日出勤もあり、という状態になったのでやむを得ず…という感じ。
我が家は、夫はまだ管理職になっていないのでなんとかなっている。
でも正直言って、この状況はかなりしんどいです。
キャリアって何やねん、と毒づきたくなる。

男性育休取得率?ハァ?そのあと何年も続く時短勤務は誰がとってるねん。あほか?
女性活躍?活躍させてくれてありがとうな?おまえおめでたいな?頭わいてんのか?
女性管理職の割合が増えないだあ?お前らのルールがおかしいんだよふざけんなよ。
(口が悪くてすいません)

柔軟な働き方、というならば、ジョブでもケアラーでもいいわけですよ。
できるならそれを人生の折々で選んでいければいいのにな。
今は二度とキャリアを積むことに戻れないんだもんな。
賽の河原かー!!!!

これから年金の受給率はどんどん引き上げられ、定年の年齢もあがっていく。
きっと死ぬまで働き続ける時代が来る。
定年退職ではなく、定年までに迎える「死亡退職」がおもな退職理由になっていくのかもしれない。

その時代に、どう生きたいか。どう生きていきたいか。
自分の職はこれからも在るのか。
なくなるのだとしたら、何をこれから身に着けていけばよいか。

ともあれ、学び続けなくてはいけない。

英語を本腰入れて学び始めて1年半。
一番難しいのは、「勉強することを習慣にすること」だと思う。
今、私はもう習慣になっているので、おそらく英語以外のものであっても、今英語を勉強している時間にぽんと当てはめればそれを勉強できる。

学び続ける、死ぬまでそれが続く。
それはぞっとすることだろうか、それとも楽しみだろうか。
それこそが大きな分かれ道なのだと思う。

自分の健康を守るために歯を磨く。
それすら意識しないようになって、習慣的に歯を磨いているみたいに。
あと何千回歯を磨かなくてはいけないのか、なんてことを考えずに。
ただ磨く。今日も。
できればそれを、楽しみながら。

これまでの関連レビュー


老後レス社会 死ぬまで働かないと生活できない時代 [ 朝日新聞特別取材班 ]
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最終更新日  2022.12.03 23:52:47
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