2383973 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

320life

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

ノマ@320life

ノマ@320life

サイド自由欄

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

カテゴリ

2022.08.24
XML
テーマ:読書(8219)

本のタイトル・作者



世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた [ 中野信子 ]

本の目次・あらすじ


プロローグ

第1章 世界の「頭のいい人」はどんな人か?
 空気は読まない。―――自分が好きなことと得意なことを貫く
 あえて勝ちを譲る。―――相手に花を持たせることで、能力の高さを見せつける
 決まった儀式を行う。―――勉強や仕事の前に、集中力が高まる動作をする
 ニコニコしながら主張する。―――角を立てずに相手を操縦!
 断られたくらいであきらめない。―――情熱をとにかく、どんどんぶつけていく
 自分の得と相手の得を考える。―――誰かのためになることをする人は、快感を得られる
 話し上手より聞き上手。―――知らないうちに、相手を自分の思い通りに動かす
 欠点を悠然と受け止める。―――自分のマイナス部分を、冷静に分析する
 いつでも仕事が楽しそう。―――どんな仕事でも、楽しいものに変えてしまう
 嫌いな仕事は他人に振る。―――他人の適正を見極めて、仕事を上手に分担する
 みんなを上手に褒められる。―――いい人が寄ってきて、いい関係を続けられる

第2章 世界の「頭のいい人」が心がけていること
 周りにいる人たちを虜にする。―――相手の自尊心をくすぐって行為を寄せてもらう
 敵を味方に変えていく。―――面倒な相手ごとに、対応を変えていく
 適度なストレスを与える。―――試験やプレゼンなど、アウトプットの場を持つ
 グチをまったく言わない。―――周りの人や環境のせいにしない
 本から何でも吸収する―――本を先生だと考えれば、先生は選び放題
 ライバルを見つける。―――足の引っ張り合いではなく、長所の盗み合いをする
 楽観主義者である。―――「なんとかなるさ」ではなく「やればできる」

第3章 世界の「頭のいい人」のスケジュールの立て方
 やらないことリストを作る。―――制限時間を設けて、やるべきことだけをやる
 自己診断書を作る。―――これまでの努力を書き留め、目標を数値化する

第4章 世界の「頭のいい人」の自己分析と自己改良
 流れ星に願いごとが必ずできる。―――いつも自分の夢について考えている
 飽きっぽいことを知っている。―――飽きないように、多くの楽しいことを見つける
 「見た目」を大切にする。―――「好感度の高い外見」を心がける
 強気のふりをする。―――自己イメージが自分を作る
 食べ物で脳をチューンナップ。―――脳に良い食材をとり、良くない食材をひかえる

第5章 世界の「頭のいい人」に近づくために
 集中力を身につけない。―――「集中しなきゃ」ではなく、集中できる状態を作る
 身近な目標を作る。―――すぐ実現できる目標が、怠けグセのある脳を活性化
 脳内に検索タグをつける。―――記憶力がいいとは、上手に思い出せることを指す
 五感を総動員させる。―――働かせる感覚器官が増えれば、記憶も強化される
 よく寝る。―――覚えたらすぐ寝て、起きたらまた覚えるを繰り返す
 感情をふるわせて覚える。―――勉強中に笑ったり感動したりすると、記憶が定着

エピローグ

引用


「これから君は、いい教師に恵まれる可能性は少ないだろう。一人で悩みを抱えながら過ごすことになるかもしれない。しかし、誰にも教えてもらうことができなくても、世界には多くの本がある。これからは本が、君の先生だよ。どの科目を選ぶのかも、どの先生に教えてもらうのかも、君の自由だ」


感想


2022年216冊目
★★★

2012年発刊の『世界で活躍する脳科学者が教える!世界で通用する人がいつもやっていること』の改題加筆修正版。
著者がこれまでの人生で出会ってきた「頭のいい人」の癖や習慣、方法を紹介した本。
例が多くて興味深かった。
「頭のいい人」の定義については、著者が「東大院卒」「フランス国立研究所のポスドク」で、「MENSA(世界の全人口の上位2%の知能指数の人のみ入ることが出来る団体)」の会員でもあるというところから推して知るべし。

この本でも紹介されていた「認知的不協和」(認知に不一致や不調和が生じると、解消しようとすること)は、使える。
私が自分に効果があったなと思うのは、「○○表」(タスクリストやTODO、ハビットトラッカー)を「先にやったことにしてしまう(印や色をつけてしまう)」方法。
「やった」状態の認知と、「やってない」という現状があると、人は「やる」ことで辻褄をあわせようとするんですよ…。
これ、やる気が出ない時やサボってしまう時、集中力が切れちゃってる時におすすめ。
先に「やったことにしちゃう」状態を無理やりつくり出すと、本当にやっちゃうんですよ、人って。そうしないと気持ちが悪いの。不思議。

記憶方法については、分散させて反復学習をし、学習後にすぐ睡眠をとって記憶を固定させるというのが有効らしい。
あー…。
私は英語の勉強をするときに、ラジオ講座(週に5回分放送)を使って勉強しているのだけど、1回分につき5回復習することにしている。イメージとしては、

1日目(月の内容) 新規A
2日目(火の内容) 新規B +復習(A①)
3日目(水の内容) 新規C +復習(A②+B①)
4日目(木の内容) 新規D +復習(A③+B②+C①)
5日目(金の内容) 新規E +復習(A④+B③+C②+D①)
6日目(講座なし) **** +復習(A⑤+B④+C③+D②+E①)
7日目(講座なし) **** +復習(** +B⑤+C④+D③+E②)

8日目(月の内容) 新規F +復習(C⑤+D④+E③)
9日目(火の内容) 新規G +復習(** +D⑤+E④+F①)
10日目(水の内容) 新規H +復習(** +** +E⑤+F②+G①)
11日目(木の内容) 新規I +復習(** +** +E⑤+F③+G②+H①)
12日目(金の内容) 新規J +復習(** +** +** +F④+G③+H②+J①)
13日目(講座なし) **** +復習(** +** +** +F⑤+G④+H③+J②+K①)
14日目(講座なし) **** +復習(** +** +** +** +G⑤+H④+J③+K②)

を以下延々と続けている感じ。
自分では半信半疑でやっていたけど、効果はあるんだな。
けど朝起きて勉強してるのはよくない。本当は寝る前が理想的、と。無理やけどな。
子どもの寝かしつけが始まってから、夜型にはもう戻れないんじゃないかと思ってるんだけど…。
寝る前にもう一度おさらいする、というだけでも定着が良くなりそうだなあ。

引用部の話は、ムネアツでした。
養父母に虐げられ、学校を辞めさせられた「彼」に、教師がかけた引用部の言葉。
「本を先生だと考える」というのは、良いな。
本って、ひとりぼっちじゃないと思わせてくれるんですよね。
図書館に行けば、読み切れないほどのたくさんの本が書棚に詰まっている。
そのどれもが何かを述べたくて、伝えたくて、知って欲しくて書かれたものだ。
自分はそれを受け取ることが出来る。文字を追うだけで。
耳を澄ませ。心を開け。
それは遠くまで連れて行ってくれる。
現実ではたどり着けない、うんと、うんと遠くまで。

映画「ネバーエンディングストーリー」で、主人公は本を読み終わることを惜しむ。
頁が残り少なくなれば、否が応でも「彼ら」との別れを意識せざるを得ない。
友と師は、この中にある。
この先に何が起こるのか、物語の結末を知りたい。
けれど彼らと別れたくない。
本の世界に没頭したことがある人なら覚えのある感情だろう。
原作の『はてしない物語』では、よく「それはまた、別の話。」という終わり方が出てきていた。
一冊の本に書かれた物語以外に、無数の物語が広がっているのだ!
私は子どもの頃、よくその先を想像した。
現実の檻の中で、どこへも行けなくても。
本を開けば、いつもそこには果てしなく広い世界が広がっていた。

この世には数多の本があり、その内容も千差万別だ。
けれどそのメッセージは一つに収斂されるのではないかと思う。

―――君は一人じゃない。僕がここにいる限り。

はじめに言葉がありき。
本が存在し続ける限り、世界中の人がみないなくなったとしても、言葉は残る。
浜の真砂は尽きるとも、詠む言の葉はよも尽きじ。
誰かがやってきて、また残していく。
後から来るたったひとりのために。
寄せては返す波のように。

―――君は一人じゃない。僕がここにいる限り。

それこそが本の持つ力なのだと、私は信じている。

これまでの関連レビュー


生贄探し 暴走する脳 [ 中野信子×ヤマザキマリ ]
不倫と正義 [ 中野信子×三浦瑠麗 ]


↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓

にほんブログ村 にほんブログ村へ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.12.03 23:44:46
コメント(0) | コメントを書く
[【読書】働くこと・キャリア・転職] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.