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2022.12.02
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テーマ:読書(8218)

本のタイトル・作者



「社会人1年目クビ」からたった5年で「セミリタイア」を果たした僕のやっている ズルい努力 [ やまもとりゅうけん ]

本の目次・あらすじ


序章 底辺の僕を変えてくれた“ズルい努力”
第1章 裏ルール1 「適性」はいらないー「戦略」の話
第2章 裏ルール2 努力は競争を楽しむ“ゲーム”だ!-市場とニーズの話
第3章 裏ルール3 世の中は実力ではなく「減点方式」でできているー社会の真理の話
第4章 裏ルール4 “逃げる”ことこそ最高の努力ーポジションの話

引用


世の中はみんな、一つのことだけに力を注ぎすぎです。
仕事といったら仕事だけ。一日の大半を一つの仕事に費やして、収入はその仕事からだけ。競争相手、同僚、取引先など、狭い範囲で決まっています。
競争のルールも一方的かつ画一的なもので、ワンパターンの評価制度で測られています。同じ枠の中で、一つの競争だけしていたら、しんどくなって当然です。(中略)
いろいろなゲームがあって、毎日何回も競争を繰り返していけば、一つの競争に依存しなくなります。一つの競争に負けても「別にいいや。ほかもあるし」と気分を転換することができます。
「必死になりすぎない」という余裕があるかないか。
これが競争が怖いか、競争をゲームとして楽しめるかの境目です。
だからこそ、自分をいろんな角度から見て、商品として考えてみましょう。
ニーズがある市場に副業のような形で入っていき、気軽な勝負をたくさんしていきましょう。そうすればすべての競争は楽しいゲームに変わります。
競争の種類と回数を増やすと、一つの競争で負けても、凹まなくなっていきます。


感想


2022年312冊目
★★★

うーん。ズルい努力とタイトルに銘打っているから、さぞ「ほぼ黒に近いグレー」みたいなことが書いてあるのかと思ったら、「え、めっちゃ頑張ってるやん」「むしろそれ正攻法なのでは?」という内容だった。

著者は、1987年生まれ。
幼い頃に父が事業に失敗し、貧乏生活に。
祖父の援助を受け国立大学に進学。
東証一部上場企業にプログラマーとして採用されるも、手取り17万円で副業を始める。
これがバレて会社を退職。
副業にも失敗し借金400万円と奨学金返済を抱える。
その後、フリーランスのエンジニアとなり、オンラインサロン「人生逃げ切りサロン」を運営。
…なにそれあやしい!笑

この本は、どちらかというと、FIREというよりは、働き方とか転職の本?
自分がどこで働き、生きていくべきか…というヒントになる内容。

世の中は優秀な人材が欲しいわけではない、という指摘は興味深かった。
「偏差値60の人材の価値」
でもこれ、真意かも。

私、「優秀です!」って自己アピールするのが大事なんだと思っていたんですよ。
でも、そうすると、どんどん減点されていくのね。
期待値をあげているから、そう自分を売り込んでいるから。
その分成果を出さないといけない。
「思ったほどじゃなかったな」って言われるんじゃないかと怯えなくちゃいけない。
絶えず自身を喧伝してまわらないといけない。
つらい。しんどい。重たい。

そして、誰かほかの「優秀な人」を見つけたら、その人が自分より優柔でないことを祈らないといけない。
あるいは足を引っ張らないといけない。
相対的に自分の価値を下げないために。
嫌気がさす、自分の中の黒い部分。

もはやキャラ変はむずかしいから、今の職場ではこのまま「私やります!」「私できます!」っていう設定でいかないといけないのだけど、もう変えたいなあ。
コンスタントに、偏差値60でいられることを目指したい。
これ、すごい力だよ。うん。

年上の部下から
「ノマちゃんは、自分がいちばんだと思ってる」
と言われたんですけど、そうかな。そうかもな。
だって私、うんと頑張ってるもん。
自分で自分を1番にしてあげないと、どうするの?
同率1位がいっぱいいたとしても、私はいちばんだ。

自己肯定感を高めていかないと、折れそうになる心。
山盛りのできないこと。どうしたって不得意なもの。どうしようもなく苦手なこと。

「でも私、現場に出る度に、『私ってなんてダメなんだ、役立たずだ』って落ち込んでるんですよ」

そうは見えないかもしれないですけど。
私が言うと、「そういうところがまた、あざといんだよね」と言われたんだけど。

私は、偏差値70点の人材になりたかった。
すごいって褒められたかった。
この人と一緒に働きたい、この人が欲しいって言われるようになりたかった。

今、社内人事の季節が来て、他部署から「うちに来ないか」とオファーを頂く。
でもその「見せかけの私」は、うんと頑張ってつくりあげた張りぼてで。
私はメッキが剥がれてしまわないかと怯えている。
私が本当は偽物だと気付かれたらどうしよう?

それなら偏差値60点の人材を目指す方がいいんじゃないか。

でもきっと、だめだな。
私は全力で頑張ってしまう。
褒められたくて。認められたくて。
誰かより優れていると思ってもらいたくて。

そうして手に入れるものの価値を、正しく測れもしないまま。

私は、この会社というゲームのルールしか知らない。
ここで適用される価値観でしかプレイしたことがない。
でも、違うのかもしれない。

小さな世界の狭い競争を出たら、どうなるんだろう。
私が出来ること、得意なこと。
出来ないこと、苦手なこと。
私はそれでも、偏差値60点の人になれるのかなあ。

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最終更新日  2022.12.03 23:13:48
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