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2023.08.13
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テーマ:読書(8210)

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「買い方」を変えたら、人生変わった! つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール [ ひぐちさとこ ]

目次


はじめに 買い物大好き、なんでも集めてしまうあなたへ

プロローグ 好きなものから余計なものまで……気づいたら部屋が無法地帯!?
「つい」を重ねて「素敵な部屋」とは真逆の状況に
「買い方」さえ見直せば、もう片付けなんて必要ない?
こうして「いいこと」のループに入っていく
欲しいものは、あなたにとってコレクション? 実用品?

第1章「全部買わなきゃ気が済まない」がなくなる!お金も時間も豊かになる10のルール
「欲しい!」と思ったら、自分と会話する
「安いから」だけで買ってはいけない
「普段使い」のものを買うときのお約束
失敗しないコツは「ボロボロになったもの」が教えてくれる
ベーシックなアイテムは「2個持ち」がいい
消耗品で「キャラ欲」を満たす
「ファンだから」という義務感で買っていませんか?
イベントグッズは「平面」のものをチョイス
もう二度と「お土産」で後悔しない!
衝動買いには「お花」がもってこい

第2章「もったいなくて使えない」がなくなる!「タンスの肥やし」にしない、買ったものの活用法
あえて「コレクション」を使ってみたら、こんなにいいことが!
このやり方で「使っていないマグカップ」が大活躍!
「ちょっといい消耗品」こそ、ガンガン使う
ポストカード、チラシ、チケットetc.「紙もの」と上手に付き合う
もう倒れない、ごちゃごちゃしない! コレクションの飾り方
あえてコレクションを「しまって保管」する

第3章「買わなきゃよかった」がなくなる!「つい散財」を防ぐ片付けの秘密
片付けしたら「買って後悔」がなくなった!
「好きなもの」は堂々と残していい!
「1年間着ていない服」を捨てたら、8割なくなった話
「好きだから手放せない」は思い込みだった!?

第4章「いつの間にかものが増えてリバウンド」がなくなる!毎日が気持ちいい「見直し」の習慣
【3ヵ月に1回】気づいたら増えている「靴下」を見直す
【1週間に1回】散らかりがちな「財布の中身」を見直す
【やる気が出ないとき】暮らしの「地味に嫌なこと」を書き出す
【ネット通販で】「注文ボタンを押す前の1分」が分かれ道

おわりに 日々の小さな選択が、人生を動かす

感想


2023年177冊目
★★★

著者は漫画家。コレクター気質があり、片付けられない性分だったが、買い物をするときの「マイルール」を決めたら、散らからなくなった…という内容。
すべて漫画のコミックエッセイかと思ったら、時々漫画をはさむ文字がメインでした。

著者はお菓子の缶を、「なにかに使えるかも」と取っておいてしまう気質だったという。
うう、耳が痛い。
私、元々好きなんですよ、缶が。
ほら、丈夫だし?
保存にも密閉性が優れているし、色柄もクリアで美しいし、使い終わった後は容器として使えるし、使わなくなってもリサイクルに出せるしエコじゃん?
と、前からコレクション気味ではあったのですが。

素晴らしきお菓子缶の世界 [ 中田ぷう ]
もっと素晴らしきお菓子缶の世界 [ 中田ぷう ]

を見て「いやもうお菓子の缶めっちゃええやん?!」とドバーッと汁(何それ)が出た状態になり、現在うごうごと缶が増加しています。
パッケージとか色味とかかなり吟味しているのだがッ!

「収納に使えるから」という言い訳は苦しい。
だって、缶って微妙なサイズ感だもの。
大きな収納の中を仕切るならまだしも、それを容器として使うには小ぶりで不便なサイズ。
小さな缶が積み上げられて、どれに何が入っているか分からない。
さらにお目当ての中身を探し当てるには、積み上げた缶を避けないといけない。
むろん、崩れる。がらがらがっしゃーん★
…小さいカンカンは、引き出し収納の代わりにはならない。

ということを噛み締めている今日このごろ。
カン・ビン回収の日に出すには心苦しいほどのハイ・クオリティ。
日本の過剰包装にかける情熱がうらめしい。ジャケ買いしちゃうじゃんこんなん!!

さらに私、百均も大好きである。
何か日常で「ここを、これこれこういう風にしたいんだけどな」と思いついたら、百均に物色に行く。
そして漏れなく関係ないものを買う…。

一時、ものを溢れさせていた時代は、百均でストレス買いすることもしばしば。
1回の購入が1,500円を超える…なんてざらにあった。
何買ってたんだ。絶対いらんやろ。
いまでもその名残がある。百均危険。

セールにも弱い。
値引き額が大きい=元の値段の価値との差額のお得!というほうにばかり目が行ってしまう。
そして買ったものの、サイズが微妙にあっていなかったり、色味があわなかったり、お蔵入りになる可能性の高さよ。
それならセールで2つ買うんじゃなく、正規で1つ買えばよかったじゃん…。
という後悔を繰り返して幾星霜。
貧乏性なので成長が感じられない。
安物買いの銭失いとはおいらのことさ。

この本では、「これが定価で売っていても買うか?」を問いかけろと言う。
あるいは「これが百円じゃなかったとしても買うか?」
か、かわない…。
なしてこない当たり前なことをオラは…。

ものを増やさないための買い物の工夫として、著者は「もともと生活に必要な消耗品×好きなキャラクター」をおすすめする。
キャラクター、かわいいよね。
私はムーミンが好きなのだけれど、ムーミンの服飾品は持たないようにしている。
キャラクターを身につけた自分というものが「うへえ」となるので。
歯磨き粉とかシャンプーとか、そういう日用品ともよくコラボしているから、そういうのを買って「キャラ欲」を満たせばいいのか。なるほど。
ついモノが欲しくなる(所有欲)けど、消耗品だとまた違うものでも楽しめるからいいな。
そのキャラクターのために要らん消耗品買ってたら本末転倒やけども。

目からウロコの使い方だったのが、「お気に入りのマグカップを冷蔵庫収納に使う」。
なるほど、確かに有効活用だ。
私は「小さくてかわいい瓶」も缶と同じく捨てられなくて、カトラリーを立てて仕舞っているのだけれど、そんなに瓶ばっかりいらない。
次は冷蔵庫の収納に使おう…。

また、おすすめの衝動買いアイテムは「切り花」という。
これね。みんな言うよね!
しかし花を飾るスペースがないのだが?!
え、皆さんどこに花を置いてらっしゃるの?
卓上?ごはんのときにじゃまになるやん?子供が倒すやん?
キッチン?牛乳パック乾かしてる横とかかわいそうすぎるやろ?

ちなみに我が家、「机」「椅子」くらいしか家具らしい家具がないので、ほかに飾るスペースはないのである。
…飾り棚、ほしいな。
無印良品の「壁につけられる家具」みたいなやつ。
いやでもうち(賃貸)の壁、画鋲刺されへんねんな。
いつか切り花を衝動買いして飾れる暮らしがしたい。

素敵なもので溢れている世の中。
ぼんやり過ごしていては、「偶然出会ったもの」だけを流されるまま買って、一生が終わってしまいます。
「買い方を変える」とは、もの選びを他人まかせにせず、自分の手でコントロールしていくということ。
それはまさしく、自分の人生を自分で切り開いていくということなのです。


著者のこの言葉は、そうだなと思う。
ほんとうに世の中、モノがたくさんある。
ちょっと都会へ出れば、どの店にもキラッキラした素敵なものがこれでもか!と陳列されている。
しかもそれは、手の届くお手頃プライスで展開されている。
そしたらさあ、特に何も考えてなかったら、買っちゃうじゃん。
素敵だし。可愛いし。綺麗だし。便利そうだし。役に立ちそうだし。
でもそうすると、どうなるか。
しんどくなる。
というのが、私の経験。

誰かの考えた「素敵」も「可愛い」も「綺麗」も「便利」も「役に立つ」も。
それは、漠然とした架空の、空想上のもので。
私、ではなかったんだなあ、と思う。

手に入れたものとのギャップが、そのまま自分の不完全さを表しているようで。
打ちのめされて、落ち込んで。
もっと別のものなら、今度こそは、とまた買って。
失敗を押し込めて隠して、入り切らなくなったら捨てて。
それでも永遠に、誰かの考えた「素敵」に到達しない。
じゃあきっとこれは、私が悪いんだ。
私が、だめなんだ。

今ではそれは、違う、と言える。
私は私で、理想の自分を描くときに、雑誌の中に出てくる「誰々さん」みたいである必要はない。
不完全さに、無様にもがいても。
いまだにひどく落ち込んでも。

誰かが「素敵」と思ったものを片っ端から「ほしい」だとは思わなくなった。
素敵、でもいいわ。
それは、私らしくないから。
素敵、でもいいわ。
私は、もうじゅうぶん持っているから。
ありがとう、でも、今はいいの。

知識についてはまだそこまで到達できていない。
作成している新刊の「読みたい本リスト」が600冊に到達したので、「本当に全部読みたい本なのか?」を精査して、300冊まで減らした。
でもねえ、それがジャンルが見事に偏っているの。

1 お金もっと手に入れる系
2 知識もっと得たい系
3 自己肯定して安心したい系
4 生活を楽にする系

ちょっと自分の病んだ読書リスト見て、「お前な」と思った。
お金があったら仕事をやめて家事をちょっとしてあとは1日本を読んで生きていけるのに。
という願望がもろに詰まっている。
そんなわけで私は「お金欲しいしもっと賢くなりたいし人間関係(会社も親子関係も含む)に悩まなくなりたいし、できれば家事したくない」という欲望むき出しなんだぜ。
表面を取り繕っても、綺麗な言葉を並べても。
宝くじ当たらんかな?!

これ、買い物でも同じだ。
足りない、を埋めたくて、買う。
だから「買い方」を変えることは、自分を見つめて問い直すこと。

切り花を買えるようになりたいな。
実用的でないもの。刹那のもの。
それをもったいないと思わない自分になりたい。
うつくしいを享受したい。
それを自分に許したい。

あなたの家に花を飾ったっていいんだよ、と。


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最終更新日  2023.08.14 06:45:38
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