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カテゴリ:悪魔超人物語
「・・・・・・」
アシュラマンもザ・ニンジャも沈痛な表情でうつむいている。スプリングマンが不思議に思っていると、ザ・ニンジャが口を開いた。 「お主やバッファローマンら7人の悪魔超人は新参者ながら、古参メンバーである拙者やアシュラマンら6人の悪魔騎士の実力に追い付き、後少しのところで新たな悪魔騎士としての称号を得られるところまで来ていた」 そう。7人の悪魔超人が命令により与えられていた任務とは、多くの超人を倒す事により実力を上げ、悪魔騎士に昇進する事だった。キン肉マン打倒は、その最終関門だったのである。ザ・ニンジャの次に、今度はアシュラマンが口を挟んだ。 「だが、そのお前達は正義超人達にすべて打ち破られた。正義超人達を侮れぬ相手と見た我らは、我々6騎士が7人の悪魔超人より格上である事を誇示し、彼らが精神的に動揺するよう策を施す必要があった」 「どうやって・・・?」 「我々がお前達を支配していた証とする為に、魂の封印の為に斬首したお前達の首を、任務を果たせなかったから制裁した物だと言って正義超人達に見せつけた」 「ありゃーっっ!」 あまりの事に、スプリングマンは驚きの声を上げた。その後で、ブロッケンJr.が口を挟んだ。 「お前ら悪魔超人って、独特の思想とプライドで結び付いてたんだな。考えてみれば、支配するされる間柄にしては、お前達を結び付けるメリットが思い浮かばん。見たまんまで思い込んでしまった、オレ達正義超人も未熟だった訳だ」 「ニンジャやサンシャインは玉砕した仲間をダシに使うのは気が進まぬと主張したのだが、死んだ7人の為にも我々は戦いに勝たねばならぬと、私は戦いを少しでも有利にするよう無理を通した。そんな事をすれば、お前達7人だけで無く我々6騎士の価値をも貶めるというのにな・・・許してくれ」 「本当に、済まなかったでござる」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月13日 07時38分12秒
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