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カテゴリ:悪魔超人物語
暫くしてスプリングマンは、傷ついた頬に心地好い冷たさを感じて目を覚ました。
「気持ち良い・・・あれ?みんな・・・?」 辺りを見回すと、例の百数十人の超人達がスプリングマンを囲み、彼を笑顔で見つめていた。スプリングマンの頬を濡れタオルで冷やしていたのは、何とウルフマン! 「よく耐えたな。お前の気持に偽りが無い事、よく分かったぜ」 「これでお前も、オレ達正義超人の仲間入りだ」 「ゆ、許してくれるの?オレ、みんなにひどい事してきたのに・・・」 「ああ、お前が悪魔超人になった経緯はソルジャー隊長から聞いた。これまでの事は、お前にとってもオレ達にとっても1つの試練だったんだ。そう思う事にして、もう今までの事はすべて水に流そうぜ」 「あ・・・ありがとう・・・」 ウルフマンの言葉に、スプリングマンは嬉し泣きした。 「よーし、みんな!新しい仲間を歓迎しようぜ!!」 「おーーーーっ!!」 超人達は揃ってスプリングマンを御輿のように担ぎ上げた。 「おいおい、ちょっと!乱暴にされちゃ、傷に響くよ、イテテ・・・」 と言いながらも、嬉しそうなスプリングマンだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月13日 19時50分48秒
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