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カテゴリ:8コママンガ漱石
私が東京からこの新居へ帰って参りますと、いままでいなかった書生さんが一人おります。これが「吾輩は猫である」中の愛嬌者多々羅三平だと噂されている股野義郎さんです。書生さんは間もなく土屋忠治さんが加わってつごう二人になりました。二人とも五高の学生で、おおかた三年生だったでしょう。土屋さんは謹厳な人でしたが、股野さんと来たら腹も立った代わりに、ずいぶんと笑いの種を蒔いたものです。(夏目鏡子 漱石の思い出) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.16 19:11:42
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