|
テーマ:二次創作小説(953)
カテゴリ:「ガンダムOO」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。
設定が古いのでブシドーではなくグラハムです。 二次創作ですから、苦情は受け付けません。 どうかお許しくださいませ。 刹那が目を開けて最初に見たものは白い天井だった。 次に白い壁と白いついたてと白いサイドテーブル。 何処かの病室のベッドで刹那は寝ていた。 ステンレス製の棒に吊るされている白濁色の点滴は 刹那の腕につながっていた。 『ここはどこだろう・・・』 刹那はぼんやりとした頭で考えた。 そして、金色の髪と碧い瞳の軍服の男が刹那を見つめている ことに気がついた。その美しい顔立ちの男はずっと前から ベッドの隣の椅子に座って、刹那を見守っていた。 「あなたは誰?」 その問いかけに男は満足そうに微笑んだ。 「目覚めたのかい?私はグラハム・エーカー。」 「あ、俺、何も思い出せない。・・・俺は誰?」 「君の名前は刹那だよ。私の可愛い天使。よく眠っていたね。 君は記憶喪失にかかったのだよ。」 「記憶喪失?」 刹那は不安になり、必死に自分が誰なのか思い出そうとしたが、 頭に霧がかかったように何も思い出せなかった。 「本当に何も覚えていないのかい?」 「はい。何も・・・」 「君は私の従順な人形。私の命令には絶対服従だ。 分かったかい?君は私のものだ。刹那、心配したよ。 3日間眠り続けていたんだ。目が覚めて良かった。」 グラハムは刹那の顎にそっと手をかけ、ゆっくりと顔を近づけて 刹那の唇に口づけした。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月02日 22時00分15秒
コメント(0) | コメントを書く
[「ガンダムOO」詩・小説] カテゴリの最新記事
|