|
カテゴリ:オリジナルBL小説「落日」
BLの苦手な方は読まないでください。 青少年育成条例に違反してるとかの 苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 「ひょっとして、お前、また神崎と会ってたのか?中学に なってもまだ先生って甘い声出してまとわりついてんのか? キモいなぁ。」 「ホモってキモ~!」 「エイズになるぞ~!ハハハ・・・」 竹内と一之木が坂田に続いて、はやしたてた。 「なあ、知ってるか?神崎が生徒に手を出したって。今度は 小4だってさ。俺の妹が神崎のクラスになっちまってよ。 なんかやたらとひいきするからムカつくって思ってたら、 ひいきしてる男子に手を出したらしいぜ。今、学校中で噂に なってるってさ。一昨日、男子生徒を居残りさせて、教室で 二人っきりになった時に体中をベタベタ触ってきたらしいぜ。 ケツまで撫でられたって、泣きながら教室を飛び出して、 大騒ぎになったってさ。神崎はスキンシップだって言い訳 してるけど、服の上からでも触った事には変わりないから、 教育委員会に訴えるって、そいつの母親が怒ってるってさ。 前から神崎は怪しいってみんな思ってたからな。お前の事を ホモって言うと、あいつはいつも怒ってたけど、あいつが ホモだったんだろ?どうせ陰で隠れてヤッてたんだろ? 絶対に違うって言ってたけど、嘘なんだろ?正直に言えよ。 キスくらいはしてたんじゃないのか?」 興味津々といった感じで聞いてきた坂田に、僕はこれだから 童貞は嫌なんだ。質問のレベルが低すぎる。キスなんか 小5の1学期に済ませたよ。先生とは夏休みからずっとH してたって言ってやりたかったけど、僕はバカじゃないから 黙ってた。坂田は 「何とか言えよ。ホモ!ホモのくせに生意気だぞ~!ホモは 人間のクズだからな。クズはクズらしく俺の質問に答えろよ。 『先生とホモってました。すみません。』って謝れ!」 と言って、僕を突き飛ばした。僕は道端に転んでしまい、 手と足を擦り剥いた。痛くて悔しかったけど、何か言うと、 殴られるから、黙っていた。すると、坂田はいい気になって、 「土下座して謝れ!」 と言ってきた。でも、さすがに土下座は僕のプライドが 許さなかった。小4の頃は殴られるのが恐くて、何度も 土下座してたけど、こんなバカな連中に土下座するのは もう真っ平だと思った。僕は怒りを込めて、坂田を睨んだ。 しかし、坂田は憎たらしい顔をして、僕の腹を蹴った。 続いて竹内と一之木も僕を蹴りつけた。小4の時よりも 蹴る力が強くなっていて、僕は痛みに耐えられなくなって、 泣いてしまった。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月23日 22時26分37秒
コメント(0) | コメントを書く
[オリジナルBL小説「落日」] カテゴリの最新記事
|