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2023年09月29日
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テーマ:呪術廻戦(326)
カテゴリ:「呪術廻戦」小説
BLの苦手な方は読まないでください。

18禁です。

あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 



手書きハート   手書きハート   手書きハート   手書きハート   手書きハート   手書きハート



初めてのキスは初夏の日差しが強い昼下がりだった。

ベッドに寝転んで漫画を読んでいると、悟が

「俺にも見せて。」

と言って、私にくっついてきた。私の横に寝転ぶと悟は漫画を覗き込んで、

キラキラした青い瞳で私を見た。私のすぐ横に悟の顔がある。

私はドキドキして、目を逸らした。

「私は後で読むから先に読んでいい。悟に漫画を貸してあげるから。」

と言った。すると、

「一緒に読もうよ。」

悟が甘えた声で私に言った。なんだか誘惑しているような顔つきだった。

「傑はキスってしたことある?」

「ない。」

「俺としてみない?キス。」

悟の唇が私の唇にゆっくりと近付いてきた。

唇が唇に触れた時、柔らかい感触がした。悟の唇が私から離れて、照れたように笑った。

「キスってどんな味なのか気になってたんだけど、レモンの味とかしないんだな。」

確かに味はしなかった。柔らかい唇の感触だけが残った。

「もう1回する?」

「うん。」

今度は口を開けて私の口の中に舌を入れてきた。悟の舌に私の舌を絡ませて、

悟の舌の味を確認した。レモンの味はしなかった。なんの味か分からなかったが、

私は悟の舌を夢中で舐めた。私は嬉しかった。吐瀉物を拭いた雑巾の味がする呪霊以外

もう私の口の中に誰も入って来ないかと思っていたから。私は更に悟の舌を吸って、

もっと奥に引き込もうとした。だが、それと同時に、私は呪霊を溜め込んだ体から

呪霊の味が滲み出てしまわないか不安になって、悟から急に離れた。

「傑って本当に初めて?なんか息ができないくらい凄いキスだね。」

と悟は言った。私が不安になった事は気付かれていないようだった。私は恐る恐る聞いてみた。

「どんな味がした?」

「よくわかんない。でもレモンの味ではなかったな。とにかく凄かった。」

悟はベッドに仰向けになった。そして、笑った。

私も悟の横で仰向けになって寝た。

私はファーストキスを悟に奪われて幸せだった。


                                (続く)





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最終更新日  2023年10月07日 00時06分52秒
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