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テーマ:呪術廻戦(326)
カテゴリ:「呪術廻戦」小説
BLの苦手な方は読まないでください。
18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 初めてのキスは初夏の日差しが強い昼下がりだった。 ベッドに寝転んで漫画を読んでいると、悟が 「俺にも見せて。」 と言って、私にくっついてきた。私の横に寝転ぶと悟は漫画を覗き込んで、 キラキラした青い瞳で私を見た。私のすぐ横に悟の顔がある。 私はドキドキして、目を逸らした。 「私は後で読むから先に読んでいい。悟に漫画を貸してあげるから。」 と言った。すると、 「一緒に読もうよ。」 悟が甘えた声で私に言った。なんだか誘惑しているような顔つきだった。 「傑はキスってしたことある?」 「ない。」 「俺としてみない?キス。」 悟の唇が私の唇にゆっくりと近付いてきた。 唇が唇に触れた時、柔らかい感触がした。悟の唇が私から離れて、照れたように笑った。 「キスってどんな味なのか気になってたんだけど、レモンの味とかしないんだな。」 確かに味はしなかった。柔らかい唇の感触だけが残った。 「もう1回する?」 「うん。」 今度は口を開けて私の口の中に舌を入れてきた。悟の舌に私の舌を絡ませて、 悟の舌の味を確認した。レモンの味はしなかった。なんの味か分からなかったが、 私は悟の舌を夢中で舐めた。私は嬉しかった。吐瀉物を拭いた雑巾の味がする呪霊以外 もう私の口の中に誰も入って来ないかと思っていたから。私は更に悟の舌を吸って、 もっと奥に引き込もうとした。だが、それと同時に、私は呪霊を溜め込んだ体から 呪霊の味が滲み出てしまわないか不安になって、悟から急に離れた。 「傑って本当に初めて?なんか息ができないくらい凄いキスだね。」 と悟は言った。私が不安になった事は気付かれていないようだった。私は恐る恐る聞いてみた。 「どんな味がした?」 「よくわかんない。でもレモンの味ではなかったな。とにかく凄かった。」 悟はベッドに仰向けになった。そして、笑った。 私も悟の横で仰向けになって寝た。 私はファーストキスを悟に奪われて幸せだった。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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