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テーマ:呪術廻戦(326)
カテゴリ:「呪術廻戦」小説
BLの苦手な方は読まないでください。
18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「夏油様。」 私は教団の広間にいた。 目の前には30代くらいの母親と中学生くらいの男の子が正座していた。 悟ほどではないが、どことなく悟に似た顔の美少年だった。 「こちらの親子は100万円の壺を今年1年間で12個購入しました。去年は8個です。 今年目標達成した褒美の謁見です。どうかお言葉をおかけ下さい。」 「うん。よくやった。これからも励みなさい。」 「ありがとうございます。お目にかかれて光栄です。これは私の息子でして、もしよろしければ、 夜伽など申し付けていただければ幸いです。」 と母親は言った。 「この親子は体を売って稼いだ金で壺を買っている者たちです。もし、興味がおありなら…」 「何を言う!出ていけ!穢らわしい!」 私は怒った。 「申し訳ございません。すぐに追い返しますので、お許しを。」 「おまえも出て行け。」 そして、誰もいなくなった広間に1人残った私は考えた。 悟と別れてから、誰ともしていない。信者どもが自分の子供を差し出すと言ってくるのは よくある事だ。しかし、私は全て断った。女に興味はない。美少年なら少しはその気になるが、 悟のことを思うと、手を出す気になれない。悟以外を抱く気になれないのだ。 悟はどうしているのだろう。あの性格だ。生徒に手を出しているのかもしれない。まさか、 七海としていないだろうな。もし七海と寝ていたら、七海を殺す。七海だけは許せない。 七海は嫌いだ。灰原は可愛かった。子犬のように私に懐いていた。さっきの信者の子も 可愛かったな。綺麗な顔だから、整形手術をしたら、悟そっくりの顔になるかもしれない。 そうしたら、ペットにして首輪をして飼うか。いやいや、それじゃ、悪質な猿どもと 変わらないではないか。教祖になってから色恋は封印して、ひたすら猿どもから 金を吸い上げてきた。禁欲生活が長いと魔が差してしまいそうになることもあるが、 悟以外は抱かないと決めたのだから、一生誰とも夜を共にすることはない。 それがせめてもの私の贖罪だ。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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