|
テーマ:二次創作小説(1036)
カテゴリ:「キャプテン翼」小説
BLの苦手な方は読まないでください。
18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。 入学式の翌日から部活が始まった。 日向はすでに東邦学園中等部サッカー部での練習に参加させてもらっていたことはあったが、 外部から来たお客様扱いだった事に気付くのだった。 それは監督の1軍と2軍の発表から始まる。 「日向は1軍。あとの1年生は全員2軍だ。」 「監督。何故ですか?入部した最初の数週間は資質を見る為に全員2軍で 基本のトレーニングから始めるんじゃないんですか?」 監督の言葉に驚いたサッカー部員を代表するように、3年生のキャプテンが言った。 しかし、監督はこう言った。 「それは普通の場合で、日向は特別だからな。今年の夏の大会からレギュラーとして 出場させると上層部の会議でもう決まってるんだ。」 「どういう事ですか?全国大会で優勝もしていない奴を特別扱いするなんて… 納得いきません。」 「俺もそう思うが、上からの命令で、もう決まった事なんだ。とにかく日向は 1軍のレギュラー。フォワードにするかどうかは大会前のレギュラー発表の時に決める。」 「フォワード…」 3年生全員が日向を睨んだ。現時点でフォワードは全員3年生だった。日向がフォワードに なるという事は、3年生の誰かがレギュラーから補欠に降格されるという事だった。 「今日から日向は3年生と一緒に練習しろ。」 「監督。俺は他の1年生と同じ2軍からスタートして、実力でレギュラーになりたいです。」 と日向は言ったが、聞き入れられなかった。 「日向は黙ってろ。山田。キャプテンのおまえが日向の指導係になれ。 フォワード同士仲良くしてやれよ。」 「…。」 「返事は?」 「はい。」 この時から日向に対する先輩達の態度が一変し、風当たりが強くなったのだった。 そして、部活初日の練習から1軍入りした日向に怒号が飛び交った。 パスをわざと外したり、ドリブルを邪魔するようにスライディングタックルしたり、 あからさまな嫌がらせが始まったが、日向は3年生達の厳しい特訓に耐えた。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[「キャプテン翼」小説] カテゴリの最新記事
|