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カテゴリ:大島を描いた画家や文人
画家中出那智子氏から「部屋を片付けていたら亡夫が作曲した作品の楽譜本が出てきた」と送ってくれた。これまで中出良一のCD「さくら貝」を購入してくれた人に希望があれば楽譜をコピーして送ってきたが、折角だから残りは少ないけど中出良一作品集4冊を頒布しようと思う。音楽も門外漢だが題名だけみてもどんなものなのか何となく傾向はつかめるような気がするし、中出良一という人、会った事はないがどんな人なのかちょと分るような気がする。
「このたび音楽之友社のご好意により、私の初めての歌曲集が上梓されることになり、心から嬉しく思います。私が作曲を志して早や十有余年、それらの日々は、この日のためにあったとさえ想われます。ここに収められた歌曲は、横浜およびサンパウロで作曲したもので、そのほとんどは日本の反対側、南半球で生まれたものです。1965年ブラジルに渡り、ラテン文化の中に生活している私ではありますが、その歌い出たものは遠く故国の歌でありました。・・・異国の土になる私かもしれませんが、願わくば、この小さな歌のひとつなりとも吾が愛する故国の地に生き続けてくれるならば、幸せ、これに過ぎるはありません。」と1977年サンパウロから初めての歌曲集のあとがきに書いている。その後1979年に帰国、1988年に急逝された。没後20周年「中出良一を偲んで」のリサイタル昨年の11月に出身地の石川片山津温泉で行われている。 歌曲集の2冊目の表紙も勿論画家中出那智子の作品、大島の落椿。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月05日 17時57分35秒
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