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2006年02月18日
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大島を描いた画家の作品で一体何処を描いたのだろう、何をしているのか分らない、そういう絵が何枚もある。例えば伊東深水が18才(大正5年)の時に描いた「乳搾る家」は海の近くの萱葺きの牛小屋の中で牛のお乳を男が搾っている、若い女が二人外で待って居る、外にはもう一匹牛が繋がっている、海には飛魚が羽を広げて飛んでいる、どの場所だかわからない。18才でこんな絵が描けるなんて凄い感性だったことだけ分る。
絵から想像できるのは、この小屋は搾乳場で、家から牛を連れてきて、小屋の中で乳を搾り終るのを外で待って居る若い娘の風景で、外には次の順番を待っている娘と牛がいる、二人は顔見知りのようだ。村によっては乳搾夫が各戸を回って乳を搾っている、元町では搾乳場が町の中にあったというから海辺にはなかったと思う。
こういう風景の写真をみたことはないが、野増あるいは差木地という地区の海辺で写生したものではないかと思っている。しかし、絵のような風景というからあちこちの印象をひとつの絵にまとめた可能性もある、手前には井戸水を汲む娘も描かれているが、井戸がそこにあったのかどうか。
写生の場所が確定できたからどものかどうか、場所がわかってどうということもないが、そういう目で作品や古い絵葉書や島の歴史などに気を配っていれば、いつか「あそこだったのか」と分る日が来るような気がするので続けている。






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最終更新日  2006年02月18日 12時59分25秒
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