【南関東低山つなぎの旅6日目】元箱根(神奈川県箱根町)→宮城野(神奈川県箱根町)
2008年01月13日(日)小雪 06:45JR東海道線小田原駅着、06:50発の箱根登山バスに乗り換える。予報では「晴」のはずなのに、バスはワイパーを左右に振っている。昨日の東京が冷たい雨だったから、箱根は一面の銀世界だろうと想像していたが、雪は全く見当たらない。07:40元箱根港着、前回の続きを歩き始める。標高725mの芦ノ湖は濃いガスで視界50m、今年の歩き初め。芦ノ湖岸から県道75号線を経て、08:50防ヶ沢の登山口・標高845m。小雨が細かいアラレに変わる。スパッツ装着、ストックを突いて山道にはいる。整備された登山道は登り易いが、標高が上がるにつれ雪化粧が濃くなってゆく。09:50神山と駒ヶ岳の鞍部に出る。標高1240m。20~30cmの積雪を予想してアイゼンを用意してきたけれど、積もっているのは新雪が5cm程度。昨日はこの辺りでも雨だったようだ。足跡のない雪道を更に登る。10:30小雪の舞い続く神山山頂(1438m)、今日の一番乗りらしい。視界はせいぜい200m、風がないため寒さはそれ程でもない。芽を付けた枝先が凍りついて、ガラス細工のように美しい。テルモスの熱い紅茶でひと息。 下山を開始して間もなく、数人のグループと行き合う。箱根ロープウエイの大涌谷駅から登ってきたのだろう。それから次々3組と挨拶を交わす。流れてくる硫黄のにおいで、嗅覚だけは温泉気分。靴底の「土踏まず」に雪が付着して歩き辛い。11:10大涌谷分岐・標高1220m、早雲山方向に折れる。 大涌谷から観光客の騒めきが聞こえる。こちらは刈り払いされていない「笹ヤブ漕ぎ」で全身雪まみれ。箱根登山ケーブル早雲山駅からのハイカーは少ないらしく、唯一残る足跡も舞い落ちる雪片によって消えてゆく。12:10標高750mの早雲山駅まで下り着く。雪はミゾレに変わっている。箱根登山ケーブル沿いに車道を強羅駅へ、更に下って早川を渡り国道138号線にでる。12:50今日の終点・宮城野支所前バス停に到着、13:07満員の箱根登山バス乗り込む。箱根湯本の渋滞で通常の2倍の時間がかかって、14:17小田原駅着。14:28発の小田急電車で帰途に就く。元箱根→宮城野:15.6km