【 東日本支線の旅 33日目/東海道 9日目 】 青木(静岡県藤枝市) → 清水駅前(静岡県静岡市)
2024年05月16日(木)小雨のち晴足の調子が良くないので、計画しているペースで歩けそうにない。予定より1時間早く、04:00 起床。おにぎりとお茶の朝食。05:00 「フジエダオガワホテル」を出発する。曇り空。夜の間に雨が降ったようで、路面が濡れている。05:20 「藤枝宿」。本陣は2軒。路面に「上本陣跡」「下本陣跡」の標識があるだけ。遺構はない。コンビニでパンと飲料を調達する。07:10 「岡部宿」。2015年09月に【 周遊の旅(ルート1)25日目 】を歩いた際、この宿場に立ち寄っている。岡部宿には本陣が2軒あった。内野本陣跡は史跡広場として整備され、表御門と塀が復元されている。史跡広場の隣りは、天保7年(1836年)に建てられた「大旅籠 柏屋(かしばや)」。山内家が旅籠と質屋を営んでいた。現在、歴史資料館として公開されている。峠越えを前にして、細かい雨が降り出す。07:55 東海道は未舗装路に入る。天正18年(1590年)豊臣秀吉による小田原攻めの際、大軍を通すために開削された峠越えの道が、近世の東海道になった。08:15 「宇津ノ谷峠」 。現在の東海道では、一番寂しい場所かも知れない。09:40 「丸子(まりこ)宿」。名物とろろ汁の「丁子屋(ちょうじや)」は、慶長元年(1596年)の創業時から、場所を変えることなく営業を続けているという。本陣は1軒。横田本陣跡に石標がある。パンとジュースで昼食休憩。10:40 「安倍川橋」を渡る。橋長 491m 。大井川と同様、幕府により架橋・渡船が禁止され、川越人足による渡河だった。ようやく雨が止む。11:35 「府中宿」。駿府城の城下町として栄えた。現在の静岡市中心街に位置する。「西郷山岡 会見之史跡」碑。慶応4年(1868年)東征軍参謀西郷隆盛と勝海舟の意を受けた幕臣山岡鉄太郎(のちの鉄舟)が当地で会見、江戸無血開城に向けた根回しが行われた。府中宿の本陣は2軒。「上伝馬本陣脇本陣跡」「下伝馬本陣脇本陣跡」に石標がある。曇り空から青空に変わる。足が肉刺だらけで痛いうえに、夏のような日差しに焼かれて体力を奪われる。歩行ペースがどんどん落ちてゆく。14:40 「江尻宿」。現在の静岡市清水区(旧清水市)。本陣は2軒。「寺尾本陣跡」に石標がある。15:00 今回の旅の終点・JR清水駅前に到着する。2泊3日で 108.1km 。かなり悲惨な旅になってしまった。清水駅 15:23 発の電車に乗り、東海道線・横須賀線・総武線を乗り継ぎ、18:55 自宅に帰り着く。運賃 3080円。青木 → 清水駅前 : 35.5 km( 東海道累計 320.4 km ) ( 東日本支線の旅累計 1077.1 km )