カンボジアの幼稚園襲撃に関して思うこと
昨日、シェムリアップのインターナショナルスクールの幼稚園が襲撃された。テレビの報道によれば、20代の青年4人によるお金目的の犯行で、カナダ人園児1人が亡くなったとのこと。何とも痛ましい事件だ。カンボジアの学校 邦人児童ら人質 カナダ人1人死亡、武装集団を逮捕お金目的で、しかも自分よりも弱い幼稚園児をターゲットにするなど、決して許されない犯行だ。一方で「観光客」により、現地の人たちの心がすさんでいくのも感じた。私がシェムリアップに行った2001年8月当時も、コインをねだる現地の子どもたちに、5円玉や10円玉を放り投げ、せせら笑っていた日本人たちがいた。貧富の差が拡大していくなか、持てる者に妬みやそしりが集まるのも、ある意味当然だと思う。もちろん、そのような感情を行動に移さない教育も不可欠だし(「持てる者」への教育もかなり必要だよなぁ)、武装解除や雇用などの政府対策も必要だ。教育や武装解除、雇用対策等の活動に携わっている人たちは素晴らしいと思う反面、NGOやボランティアと名乗る人たちによって随分荒らされている印象も受けたカンボジア。過渡期であり、どんどん良くなっていくと信じたい。(2005年06月18日 23時05分42秒)