もう1つの甲子園
夏の甲子園真っ盛りですが、“もう1つの甲子園”をご存知ですか?私が子どもの頃、欽ちゃんがドキュメンタリーをやってきた記憶があるのですが。定時制通信制高校の野球部の子たちは、甲子園ではなく、神宮球場をめざして頑張っています。3月までお世話になっていた学校でも、私が赴任した1年前に赴任されていた先生が、大学までばりばりの野球部だったこともあり、彼によって創部されました。定時制と言って一般的にイメージされる? 勤労苦学生は少ないです。地区によってやんちゃな子が多い学校や、外国籍の生徒も多くいる学校もありますが、私が最後に勤めた学校は、小・中学校で不登校だったり、低学力の生徒が多くいました。私が赴任した当初、創部間もない野球部も、バットやグローブを握るのも初めての子もいて、キャッチボールさえもおぼつかない有様でした。試合を観に行っても、ストライクが入らない、相手チームのバッターが少し飛ばせば、後逸でランニングホームラン、初戦コールド負けが続きました。それが昨年の秋、ようやく県大会で準優勝(★)、今年の春の大会では優勝し、念願の全国大会初出場を遂げました。全国大会でも勝ち進み、昨日、準決勝進出が決まったという朗報が届き、私のむち打ちも吹き飛ぶような気がしました(★)。せっかく唯一の私のお休み、日曜に試合があるのですから、東京まで応援に行こうかと思いましたが、水曜までに提出すべき外泊願を出していなかったことと、日曜の朝6時30分までは外出しては行けないことから、とても朝8時からの試合には間に合いませんでした今、ネットで結果を知りました。残念ながら、準決勝にて敗退。昨日の試合がのため途中4時間半の中断があり、計7時間くらいの試合でしたから、その疲れも残っていたのでしょう。でも本当によく頑張ったと思います。試合速報の画面を見て、うるうるしてしまいました創部した先生もきっと喜んではるでしょう。それに弱小野球部をここまで盛り上げたのは、元気で、運動能力は高いけど、ルールはあんまり守れない、あほだけど、愛おしくてたまらない、3月に私と一緒に卒業した学年の生徒たち(★)の頑張りも礎となっています。いろんな感情が沸き上がってきました光と陰? 人気blogランキングへ