シバーム(イエメン)
先日、夜中にチャンネルをカチャカチャ回していたら(古!)教育テレビで見覚えのある風景が・・・イエメン東部の世界遺産、シバームです。石と土のレンガで作られた5~8階建ての建物は、8世紀頃から作られ、「世界最古の摩天楼の町、砂漠のマンハッタン」と呼ばれているそうです。 NHKでも放送の始まった世界遺産の番組かと思いきや、なんと「アラビア語会話」の1部でした。最近の語学番組は、スタジオにつくられた場面設定で、言葉を教えるだけでなく、その土地の情報を盛り込み、興味を持ちやすく構成されていますね。シバームの土のレンガ造りや、家の中の様子も説明されていました。興味のある方は、今週土曜日の朝6:00~6:25に再放送されるので、良かったら録画してみてください(休日の早朝、寝てますよね・笑)。私は、昨年の8月に行きました。シバームは有名な観光地で、観光客ズレしているようなところがあり、どちらかと言えば、旅行者にはあまり評判がよくありませんでした。(私が会った旅行者も、子どもに石を投げられたと言っていました)私が行ったのは、朝の早い時間だったためか、まだ人通りも少なく、博物館もお店も開いておらず、外からのんびり景観を楽しみました。5歳くらいの子どもに“pen, please.”と言われましたが、遊びながら口ずさんでおり、ほんまにペンを欲しがっているのではなく、外国人を見たら、その言葉が挨拶代わりになっているような印象を受けました。ミャンマーでもそうでしたが、モノや小銭を配ってくれる観光客によって、現地の人の気持ちが荒れてしまうようなところがありますね。「善意と喜捨」世界遺産シバームとは、道と小さな砂漠をはさんで似たような集落があったので、そちらにも足を伸ばしました。こちらの子どもは私が近づいても何を言うわけでもなく、にこにこしているだけ。隣に座り、アラビア語の本を片手に名前を聞いたり、のんびり過ごしました。 ただ、私がカメラを向けると、カメラには大きな興味を示し、何枚か撮影していました。 彼らが撮った写真です↓ その後、帰路についたのですが、路地で遊んでいた子の中には、私の姿を見るなり、泣き出してしまったり、家に逃げ隠れた子たちもいました。申し訳ない・・・砂漠の端につながれていたロバ。 ペリーヌのパリカールみたいシバームからサユーンに戻る乗り合いタクシーにて↓トランクが開かないので、ガラスの穴に金具を差し込み、ガラスを上下させて荷物を出し入れします。イス・・・うず? (タリムにて撮影)楽しんでいただけましたら、↓ぽちっとお願いします 旅の記憶 人気blogランキングへApril 27, 2006 16:52:21