テーマ:本のある暮らし(3187)
カテゴリ:星の王子さま
「星の王子さま」の本の中で、
飛行士があとになって書き上げた一番上出来の王子さまの肖像。 私が最初にフランスで買った本の絵は、青いマントでした。 このマントの色、2000年までは世界中で二種類出回っていたのだそうです。 日本でも、以前は、外側が青、内側が赤でしたが、 サン・テグジュペリの亡命先、ニューヨークで出版された初版は 外側が緑、内側は薄い赤となっています。 星の王子さま もちろん、オリジナルのアメリカ版が正しい色なのですが、 母国フランスでの出版がアメリカより2年後で、 当時戦中戦後のどさくさの中、 挿し絵の原稿が行方不明になってしまって、 アメリカとフランスのインクや印刷技法の違いから、 挿し絵の色も違ってしまったと言われています。 サン・テグジュペリの生誕100年であった2000年に、 遺族が原画に忠実な色を希望したことで、 マントの色を原画の緑に統一することになり、 今では王子さまのマントは緑色となっています。 私は青いマントを見慣れていましたが、 緑になっても違和感が無いのは、 やはり原画の色だからでしょうか。 人気ブログランキングへ ↑ クリック しるう゛ぷれ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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