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2020.03.27
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図書館で借りた本を読みました。



花とアリス殺人事件[本/雑誌] / 乙一/著 岩井俊二/原作

ラノベ以外も読まないと、と手に取ったうちの一冊です。

作者の乙一さんは、デビュー作の《夏と花火と私の死体》を読んだことがあったので、一通り読んでみようかなぁと。



夏と花火と私の死体 (集英社文庫) [ 乙一 ]

確か、週刊少年ジャンプでコミカライズされたのを読んだ覚えがあります。

内容を思い出せないので、今度あれば読んでみようかな。


両親の離婚によって引っ越し、転校、名字が変わることになった 有栖川徹子

クラスの様子がおかしいせいで馴染めず、隣家も変な人で、もやもや。

彼女の座席の下の魔法陣を気味悪く思い、除光液で消したら「ユダの呪い」についてクラスメイト 陸奥睦美 から語られます。

去年その座席に座っていた男子が死んだと、そのせいで後ろの座席だった女子も呪われていること、など。

(睦美も当初その呪われた座席に座っていたためクラスで迫害されていましたが、この噂をうまく利用してクラス内での立場を確立させていました)

その女子というのが、隣家の娘 荒井花

謎を解くために花に接触し、ユダ=湯田光太朗 の生死を確認すべく、光太朗の父の会社を訪ね、現れた老人を追跡するアリス。

まだ「有栖川」という名字に慣れない徹子は、花に「アリス」と呼ばれることで段々しっくりくるようになります。

花は光太朗に故意にアナフィラキシーショックを与え、救急車送りにした罪悪感から引きこもっていましたが、家から出て光太朗父を探しに向かい、アリスが老人を追跡している間に本人を見つけ、家までついていきます。

光太朗本人を見つけることはできず、終電までに帰るはずが電車に乗り遅れ、コインパーキングに駐車中のトラックの車体の下で暖をとりますが、目が覚めてアリスがいないことに気づき、出発したトラックを制止しようと必死になります。

周囲の人たちも協力してくれて、ちょっとした騒ぎになりますが、肝心のアリスは花より先に目覚め、散歩していたので無事でした。

騒ぎを聞きつけた男子高校生の中に光太朗を見つけ、二人の目的は達成されます。

花がうまくクラスに復帰できるように睦美に協力を依頼し、お芝居によってユダの呪いの魔法陣を消して、アリスもクラスに溶け込めるようになりました。


最初は、アリスの口の悪さや場面の唐突な変換に気持ちがついていかず、なかなか読み進められませんでしたが、ユダ=湯田とか、少しずつ謎が解けていくたびに面白さを感じるようになって、最後は駆け抜けるように読めました。


睦美の呪文、「あなひらきし」=「アナフィラキシー」というのもうまいな、と。

響きの似ている、つながりの無さそうな言葉がうまく使われていました。

時代のせいもあるのでしょうが、「アナフィラキシー」をアリスが知らないというのが違和感がありましたが。

携帯を持っていないのならともかく、持っていれば検索もできたでしょうに…。


そういえば、転校初日に遅刻していくのもどうかと思いました。

去年7月に息子が転校したときは、始業前に登校したので、そういうものではないかと…。


光太朗と花の関係は、はっきりは語られませんが(白黒つきませんが)、そこは読者に想像させるための余白ということでしょうか。


はっきりしないのは、アリスの両親の離婚理由もです。

父が刑事、母が小説家…というところでだいたいは想像がつきますが(仕事に追われて家庭を顧みない、すべて妻に押しつけ)、母は家事ができずアリスが負担しているのでそれもどうかと…。

殺人事件の捜査の最中にアリスが電話をしたときの対応を見ても、穏やかで優しい人柄には見えるのですが。


とまぁ、いろいろ、没頭せずに読み進めて、つい共感してしまったのが「終電に乗れなくなった」シーンです。

高校三年生のとき、田舎からとある都会の大学にオープンキャンパスに行って、帰りにまた別の都会のお店(田舎にはない)に行こうとして行けず、駅までのバスは大幅に遅延。

なんとか乗った終電は途中駅で名称が変わるだけで乗り換える必要がなかったことに気づかず降りてしまい、隣町(電車としては隣の隣の町)で途方に暮れることに。

線路に沿って歩けばいつかは着くだろう、それか野宿かな、と歩き出したところで「タクシーに乗りなさい」と家族から言われますが、そのときの所持金は2,000円で、どう見ても足りません。

家に着いてから払えばいい(でも家にも現金はそんなにありませんでした)、と言われ、タクシーに乗り込み、素直に話しました。

電車の乗り換えに失敗したこと、手持ちのお金がないこと、など。

運転手さんは、事前に言ってくれた方がありがたい、と言ってくれて、払える限度額まで達したらメーターを切ってくれました。

深夜も深夜に家にたどり着き、家族があるだけの現金とビールを運転手さんに渡して、二人で何度もお礼を言いました。

…ということがあったので、アリスが老人を追跡中お金が足りずに降車しようとしたとき、メーターを切って追跡に協力してくれた運転手さんにホロリとしてしまいました。

中高生で普段電車に乗らなければ、こういう電車での失敗はありうるってことでしょうか…

子供達がそういう事態になったとき、ちゃんと対応できるように…というか、そういう事態にならないよう教えられるように、自分が失敗したのだと思うことにします。

\(^^)/





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最終更新日  2020.03.27 08:58:02
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