図書館で借りた本をようやく読みました。

元主婦の引越物語 自閉気質な私の人づきあい記【電子書籍】[ 村内かおり ]
前回本を借りるときにあまり時間がなく
タイトルをさらっと見て手にとりましたが…
これは正直私には向いていませんでした。
私は親が転勤族で、同じ職業につき、
同系統の転勤族の夫と結婚したので
まぁまぁ引越を重ねています。
サブタイトルは見ておらず、
転勤族で引越の多い人の話かな、と。
全然違いました。
子供の頃の家庭環境に問題があり
自閉気質と自覚する主人公が
夫婦間の問題から家出を決行し
引越を繰り返すというエッセイ。
この方の文章の特徴なのでしょうが
肝心なことをぼやかしたまま進むので
いきなり家出したようにしか思えず
四人の母としては無責任では? と
反感を持って読み進めてしまいます。
時系列に沿って書くことを優先するから
体調を崩すほど夫婦間の仲が破綻していたとか
伯母の貯金を母が着服したとか
事態がわかるまでものすごくモヤモヤ。
自閉気質という言葉が頻出しますが
自閉スペクトラム症と書かれないと
従来の自閉症をイメージしてしまい
違和感が強いです。
(実際自閉症と書いてある箇所も)
引越にはお金がたくさんかかるし
子供達は転校しなければいけない。
いつまで帯同するかは同じ転勤族の
奥さまともよく話題になるくらいで
なるべく回数少なく期間長く… と
思っているので、気まぐれのように
引越を繰り返すのが理解できません。
そもそも夫の稼ぎで生きているのに
その夫を放置して散財しているようで。
作家として活動することで収入があるから
こその行動でしたら何も言えませんが。
読みながら「なぜ読まなければならないのか?」
という気持ちが強く、しかし出版され
図書館に置かれているからには
何かしらの情報、ひらめき、目的があるかと
頑張って読みましたが…
家族間のトラブルを苦々しく読むだけでした。
次回はもう少し考えて借りることにします。
何度か言っている気もしますが。
あと四冊…
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