思いを継続させることが
大震災というと思い出すのが、今から16年前の阪神淡路大震災です。そのとき、会社の広報部で社内報を担当していた私は、震災後間もないときに、部長とともに、神戸支社に取材に行きました。瓦礫のようになった家並み。そして被災した職員さんが、「私たちは、箸一本を買うところから始めなければいけないんです」とおっしゃっていたのが思い出されます。昨日は計画停電もなく、余震もありましたが、テレビさえつけなければ、何事もない、いつもの日常が過ぎていきました。テレビも、CMはACがほとんどですが、通常の番組に戻っています。義援金も、恒吉家としていくらかを日本赤十字を通じてさせていただきました。そうすると、なんだか「できることはやった」。なんだかまた元通り。…という気になるのですが、ほんとうは「これから」なんですよね。16年前の震災に遭われた方のブログを拝見したのですが、当時尼崎に住んでおられたその方は、電気が復旧したのが数日、そして電気・ガスは数ヵ月かかったそうです。大阪~神戸間の電車が復旧したのは半年後。最大で46,000世帯が生活した仮設住宅では、全員が退去するまで5年かかりました。5年間も家がない方がいたということですね。つまり、復興するのには、長い時間がかかるのです。今はまだ、みんなが興奮状態にありますから、被災地でない人も、強い関心を持っています。そして、多少のことは我慢しようという気持ちがあります。けれど、それが長く続いたら不満に変わることもあるでしょうし、善意や関心も、放送されなくなったら薄れていくことでしょう。なのでこちらのブログでは、携帯電話の「予定機能」を使って、「震災から○ヵ月」とか「500円だけ貯金」とか「思いやりの気持ちを思い出す」ということを自分に定期的に呼び掛けることで、「今の興奮」を「継続アクション」にしていくことを提案されています。「忘れない」ということも大切なことですね!また、震災の前にブログで、「やってあげている」と思うと、失う気持ちがするから不満になるけれど「させていただいている」と思うと、得る気持ちがするのでいい気分になれるということを書きました。「ガマンしている」「犠牲になっている」と思うと、どうしても不満がわいてきます。けれど、人によって大変さや不便さは違いますが、その中で「いろいろなことを気づかせてもらっている」と少しでも思えると、ちょっといい気分になります。募金も、「支援させていただいている」という気持ちですると、なんだかいい気分がアップするような気になります(私はですが(笑))。「させていただいている」というような「謙虚な気持ち」は、不満を和らげて、自分の心を穏やかにするいい効果があるように思います。もちろん「不満を言っちゃいけない!」とガマンしすぎると、ドッカーンと噴出することもありますので、気の置けない人との間でなら、言いたい放題の「ガス抜き」(笑)をしつつ、自分の心の健康を、自分で守っていきたいですね!☆昨日のよかった探し昨日は、細かい文字の本を読んでいたためか、夕方から、久しぶりにひどい頭痛に襲われました。が、昨日は停電もなかったので、早い時間にお風呂で温まり、すぐに寝ることができたので、今朝はスッキリ。よかったです~^^。原発が落ち着いてきてよかったですね!被曝の危険の中、尽力をされているすべての方々に感謝です!!