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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2018年12月08日
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テーマ:Jazz(1962)
カテゴリ:ジャズ
B・ホリデイに捧げられたウィズ・ストリングス盤


 ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)が1961年に吹き込み、リリースされたのが本盤『ホワイト・ガーデニア(White Gardenia』である。表題に掲げた通り、本盤には二つの大きな特徴がある。

 一つは、1959年に44歳で亡くなったビリー・ホリデイのトリビュート盤であるという点である。この大シンガーに捧げた作品というと、マル・ウォルドロンの『レフト・アローン』が有名だが、同盤は生前(亡くなる数か月前)の録音である。対してこちらは死の2年後に企画され、表題曲(3.「ホワイト・ガーデニア」)などは異なるが、基本的にはビリー・ホリデイが生前に歌っていた楽曲から選曲されている。

 もう一つの特徴は、いわゆるウィズ・ストリングス盤であるという点である。ジャケットにもあるように、“ジョニー・グリフィン・ウィズ・ストリングス・アンド・ブラス”という演奏形態で、メルバ・リストンとノーマン・シモンズが編曲を担当している。

 ウィズ・ストリングス盤ということで避ける向きもあるかもしれないが、個人的にはこの手の盤も好きなので、少し擁護しておきたい。グリフィンの名からイメージされる豪快なブロウは確かに鳴りを潜めている。しかし、“愛(ラヴ)”や“尊敬の念(リスペクト)”に溢れた盤でもある(その意味では、10.「レフト・アローン」も聴き逃がせない)。つまるところ、グリフィンの代表盤ではあり得ないのだけれど、こういうこともグリフィンはできたのだという証でもあって、“代表的”なグリフィンのイメージしかない人には、一度試してもらいたい盤ということになる。ちなみに、筆者のお薦めとしては、1.「グルーミー・サンデイ」と上記の10.「レフト・アローン」がベスト2といったところ。


[収録曲]

1. Gloomy Sunday
2. That Old Devil Called Love
3. White Gardenia
4. God Bless the Child
5. Detour Ahead
6. Good Morning Heartache
7. Don't Explain
8. Travelin' Light
9. No More
10. Left Alone


[パーソネル、録音]

Johnny Griffin (ts), Nat Adderley (cor; 1., 7., 9.を除く), Ernie Royal (tp; 1., 7., 9.を除く), Clark Terry (fh; 1., 7., 9.を除く), Ray Alonge (French horn), Jimmy Cleveland (tb), Paul Faulise (tb), Urbie Green (tb) Jimmy Jones (p; 2., 5., 8.を除く), Barry Harris (p; 2., 5., 8.), Barry Galbraith (g), Ron Carter (b), Ben Riley (ds), Alfred Brown (vln), Harry Lookofsky (vln), David Schwartz (vln), Charles McCracken (cello; 2., 5., 8.を除く), Lucient Schmit (cello, 1., 5., 7.–9.), Maurice Bialkin (cello), Ray Schweitzer (cello), Edgardo Sodero (cello; 2., 5., 8.), Abe Kessler, Peter Makas (cello; 3., 4., 6., 10.)
Melba Liston (arr; 4.–6., 8. を除く), Norman Simmons (arr; 4.–6., 8.)

1961年7月13日(1., 7., 9.)、14日(2., 5., 8.)、17日(3., 4., 6., 10.)録音。



 ↓この盤そのものがなかなか見つかりませんでした。以下の4枚組編集盤にはどうやら含まれている模様。↓
 ​
Johnny Griffin / Riverside Collection 1958-1962 (輸入盤CD)【K2017/3/10発売】




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Last updated  2018年12月08日 08時03分24秒
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