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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2023年03月30日
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テーマ:洋楽(3288)
異色アーティストの経歴の中での異色作 


 ドクター・ジョン(Dr. John,1941年ニューオーリンズ生まれ、2019年に77歳で死去)は、若い頃に手を負傷し、ギタリストからピアニストへと鞍替えしたという過去を持つ。1968年の『グリ・グリ』でデビューしてから、ニューオーリンズの音楽的バックグラウンドに根差しつつも、ヴードゥー教の要素など、ある意味では“特異性”に満ちた作品を世に送り出していった。

 そんな異色のアーティスト、ドクター・ジョンの作品群の中で、異色(異色なものの中での異色といっても、異色ではないということにはならない)なのが、1982年にリリースされた『ドクター・ジョン・プレイズ・マック・レベナック(Dr. John Plays Mac Rebennack)』である。表題の“マック・レベナック”というのは、ほかならぬドクター・ジョン自身(本名は、マルコム・ジョン・レベナック・Jr., Malcolm John Rebennack Jr.)のことである。

 ほぼ全編、ピアノ・ソロである。4.「ニアネス・オブ・ユー」と6.「サイレント・ナイト(きよしこの夜)」で弾き語りのヴォーカルを披露しているものの、全編通してみれば、あくまでピアノ演奏が主なのである。ラグタイム的な雰囲気、ブルースやジャズの要素など、彼のバックグラウンドとなったであろう音楽が、ピアノ一つで表現されているといったところ。ニューオーリンズ(筆者は行ったこともないのだけれど)のバーで出会いそうな演奏でありながら、この高度なピアノの転がし方というのは、そんじょそこらで聴けるものではない。

 異色作となった本盤の試みはこれで終わってしまうことなく、1983年にはその続編に当たる作品(『ザ・ブライテスト・スマイル・イン・タウン』)もリリースされた。初めて聴く人は面食らうかもしれないだろうし、そもそもドクター・ジョンの音楽に初めて触れる人に適した盤ではないとは思うけれど、彼の神髄がわかる盤というのもまた確かに言えるのだろうと思う。


[収録曲]

1. Dorothy
2. Mac’s Boogie
3. Memories of Professor Longhair
4. The Nearness of You
5. Delicado
6. Silent Night
7. Dance A La Negres
8. Wade in The Water
9. Honey Dripper
10. Big Mac
11. New Island Midnight
12. Saints
13. Pinetop

1982年リリース。




 ​
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Last updated  2023年03月30日 19時54分40秒
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