テーマ:車に関するお話(10103)
カテゴリ:車
オーバーハングに見る最近のBMWの変化とは・・・
車のオーバーハングと言うのは、二つありますが・・・ 一つは、前輪の中心からフロントの一番先(鼻先)までの長さ。(フロントオーバーハング) もう一つは、後輪の中心からリアの後端までの長さ。(リアオーバーハング) E87を例にみると・・・ フロントオーバーハングは、690mm。 リアオーバーハングは、780mm。 あまり単純化して語ると間違いなのですが・・・ 特にフロントオーバーハングは短いほど、車の回頭性能は向上します。 ステアリングに対して、レスポンス良く車が向きを変えやすくなると言うことです。 理由は、慣性モーメントが小さくなるから・・・ 同じ重量のコマならば、直径の小さいコマの方は、回しやすく止めやすいですね。 また、同じ理由から、重量の重い物ほど車の中心に近い部分に搭載した方が・・・ 同じく方向を変えやすくなります。 BMWと言う車は、そのプロポーションの成り立ちから・・・ 運動性能を向上させるために、必要な物理的条件まで整えてあるのです。 一方、国産車は、一般的にオーバーハングの長い車が多いのですが・・・ その理由の一つは、フロントに限れば・・・ エンジンを横置きにしたFFや、FFベースの車が多いからです。 (詳細な理由は、エンジンとその他の部品配置上の問題ですが省略します。) (FRでもBMWほど短い車は少ないです。) さて、このほど発売開始した、新型1シリーズF20の場合は・・・ フロントオーバーハングが、765mm。 リアオーバーハングが、869mm。 フロントで75mm、リアで89mmも拡大されています。 E87と比べて、明らかにプロポーション上は、不利であると考えられます。 BMWの特徴である、走りを良くするためのプロポーションが失われて・・・ モデルチェンジするごとに、普通の車に近づいて行く気がします。 これは、1シリーズに限ったことでもなく、最近のBMW全般に言えます。 ちょっと、残念な一面です。 にほんブログ村 ///////////////////////////////////////// ”相棒の名は?BMW116i” + hoshikatsu.net - ///////////////////////////////////////// クリックで出来る社会貢献は、いかがでしょう! クリックすると、スポンサーの有名企業が、 あなたに変わって、NPO団体などに、募金をしてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[車] カテゴリの最新記事
|
|