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2017/12/07
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​中国メディアで私が「日本」を語り続ける理由​
= NewsWeek_Column_2017年12月01日、 元・中国人、現・日本人 李小牧(り・こまき)


こんにちは、新宿案内人の李小牧です。 私は今、日本と中国を行き来する忙しい生活を送っている。何度かこのコラムでも取り上げてきたが、2015年4月に新宿区議選に出てからというもの、中国メディアの出演オファーが後を絶たない。元・中国人、しかも「歌舞伎町出身」の私が日本の選挙に出馬したことに興味を持たれたのがきっかけだが、日本の最新の情報を伝える私の話が好評を得て次々と仕事が広がっているのだ。

中国にも「日本専門家」を名乗る人はごまんといるのだが、日本に住んだり、ジャーナリストとして情報収集をしたりしているわけではない。「ボクの考えた日本」とでもいうべき、現実とかけ離れた空理空論が多くなる。日本のリアルを伝える私が"無双"できるゆえんだ。

対日強硬派の「日本の品質は素晴らしいよ」に驚いた
先日も中国に行き、2本の番組に出演してきた。1本目はネット配信サイト「捜狐ビデオ」独自制作のトークショー「悪毒梁歓秀」だ。「歓楽街出身の政治家・李小牧が歌舞伎町の秘密を解き明かす」とのタイトルで、約30年間にわたり歌舞伎町で働いてきた私が見聞きしたさまざまなエピソードについて語った。

歌舞伎町という地名は中国でもよく知られているが、礼儀正しい大メディアでは取り上げることもできない。妄想ばかりがかき立てられているところに、私が本当の情報を伝えたというわけだ。

もう1本は軍事評論家・張招忠のポッドキャスト番組だ。タカ派、対日強硬派として知られる張とやり合うとあって、私は入念に準備した。テーマの1つが日本の品質問題だ。神戸製鋼のデータ偽装問題や、JA全農兵庫の偽装神戸牛事件は中国で大きく報じられている。「高品質を誇る日本企業はなぜ地に落ちたのか」といった仰々しいタイトルで報じられているありさまだ。



そもそも「日本人はウソをつかない、偽装などするはずもない」という前提も間違いだ。以前から偽装事件はしばしば報じられていたが、中国では大きく扱われなかった、あるいは忘れられてしまっただけだ。

一方で、「神戸製鋼の事件は日本社会全体の劣化を示している」という結論も余りに飛躍している。

私は「一言に偽装といってもさまざまなレベルがあります。日本と中国の偽装事件は全く次元が違う。日本の偽装で人が死にましたか? ほんのわずか、最終的な製品品質に影響しないレベルの問題でも大騒ぎして自己批判する日本と、死人が出るような惨事になっても変わらない中国を一緒くたにはできません」とビシッと言ってやった。

さあ、張からどんな反撃が来るかと楽しみにしていると、「そのとおりだね、李さん。日本の品質は素晴らしいよ」といきなり日本愛を語り出したので驚いた。外交、軍事では対日強硬派でも、日本製品のクオリティにはメロメロのようだ(笑)。張は「元少将」という肩書きを持つ退役軍人。海外旅行には申請が必要で、自由に遊びに行くというわけには行かないのだとか。日本を旅行したいと愚痴を言う姿が印象的だった。

有料ポッドキャストで自分の冠番組も始まった
単発の番組出演だけではない。ついに私の冠番組も始まった。その名も「李小牧深喉日本」。日本語訳するならば「李小牧の日本ディープスロート」といったところか。

ディープスロートとは、米国のウォーターゲート事件で内部情報を伝えた情報提供者だ。日本のディープ情報を伝えるという意味合いと、歌舞伎町出身の私ならではの「大人の言葉」との掛け言葉になっている。



この番組は中国の音声番組配信サイト「蜻蜓fm」で配信される有料ポッドキャストだ。無料コンテンツがあふれているこの時代にどれだけの人がお金を払ってくれるか不安だった、出だしは上々だ。11月24日時点で4回を配信したが、累計再生数は18万5000回を記録している。

中国では無料の人気ネット番組ならば1000万再生も珍しくはないが、有料となれば話は別だ。お金を払ってでも私の冠番組を見たいというファンがいる。しかもこれほどの数が。改めて感謝の気持ちでいっぱいだ。

もっとも、期待に答えるのは楽ではない。私は放送された番組を何度も聞き返し、どう改善すればもっと面白くなるのか四六時中考えている。ベッドの中でも脳みそがフル回転しているだけに、寝付けない日々が続いている。

エセでない「日中友好の架け橋」になりたい
なぜ私が中国の番組出演に積極的なのか、それには2つの理由がある。

第一に、お金のため。といっても、いい暮らしがしたいわけではない。新宿区議選では妻に頭を下げて選挙費用を貸してもらった。中国でのメディア出演などでお金は返せたが、今度は次の選挙に備えて貯金しなければならない。

選挙はとかくお金がかかる。例えば選挙カー。1週間借りる費用は約100万円だ。運転手とウグイス嬢の日当はそれぞれ約1万円である。前回は断念したが、高層ビルに住む知人から「え、李さんは選挙運動していたの? 気付かなかった」と言われてがっかりした。選挙カーからの挨拶ならば高層階まで届くそうだが、地べたを駆け回っていた私の声は届かなかったようだ。

もう1つの、そして最大の理由は「日中友好の架け橋」になるためだ。「日中友好の架け橋」――あまりにも手垢のついた俗な言葉だが、本当の意味で実現できている人は少ない。

「忠言耳に逆らう」。本当の提言は耳に痛いもの。嫌われる覚悟で日中双方に言うべきこと言うのが本当の「架け橋」だろう。日中双方におべっかをつかう、エセ「架け橋」がなんと多いことか。

私はこの30年間、歌舞伎町の「黒白両道」(表の世界と闇の世界)の狭間を生きてきた。歌舞伎町の夜といういかがわしい世界に住んでいるが、しかし闇の世界に落ちたことはない。常に境界ぎりぎりで踏みとどまってきた。

その私だからこそ「日中両道」の狭間に立って、本当の意味での「日中友好」を実現できるのではないかと思っている。決してたやすく実現できるような課題ではないが、残る私の人生の全てをこの仕事に捧げようと決めている。



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。  
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Last updated  2017/12/07 06:05:03 AM
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