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テーマ:暮らしを楽しむ(391267)
カテゴリ:ブリッジ
ブリッジが今のような形に定着したのは、アメリカに渡って改良された、1925年。 1930年代は、ブリッジが大流行した時代で、 コントラクト・ブリッジの興隆期が、ミステリーの黄金時代にあたることから、 当時のミステリー小説には、ひんぱんに、ブリッジの場面が描かれたようです。 なかでも、有名なのは、アガサ・クリスティーですね。 『ひらいたトランプ』、『動く指』、『エッジウェア卿の死』、『教会で死んだ男』、 『茶色の服の男』、『七つの時計』などに、流行のブリッジを取り入れたようです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 実は、アガサ・クリスティーのミステリー小説は、この歳になって初体験です(~~; ブリッジをたしなむ機会がなければ、読むご縁もなさそうでしたが、 ようやくめぐり合った、という状況を迎え、ぼちぼちと、読みすすめているところです。 * * * 「ブリッジは人類が発明したもっとも知的なゲームだ」 と表現したのは、イギリスの文豪サマセット・モームです。 この言葉は、ブリッジ愛好家のあいだで、あまりにも有名ですが、 モームが人との交流を好ましく思わない方だったとは、あまり知られていないかもしれません。 ブリッジは、社交的なゲームですけど、カードを通じてコミュニケーションを図るので、 親しく話す必要は、ないんですよね。 モームは、ブリッジが行われると、パーティにも積極的に参加したのだそうです。 『お菓子とビール』、『サナトリウム』、『三人のふとった女』には、 ブリッジのことが織り込まれているようで、 モームが、ブリッジにどれほどの情熱を注いでいたのか、 物語を通じて、うかがえそうです。 ![]() そのほかにも、ブリッジが描かれる物語は、いろいろ、あります。 パトリック・クェンティン『死を招く航海』。ヘレン・マクロイ『ひとりで歩く女』。 ジョルジュ・シムノン『メグレの途中下車』。イアン・フレミング『007/ムーンレイカー』。 『チャーリーとチョコレート工場』で知られる、ロアルド・ダールの短編集『あなたに似た人』のなかの『いとしの鳩よ、わが妻よ』。 日本では、竹本健治『トランプ殺人事件』。 ![]() ![]() ![]() ブリッジシーンが登場する映画もあります。 『虹をつかむ男』。『レディ・イヴ』。『眼下の敵』。『80日間世界一周』。など。 ![]() プレイするだけでなく、ブリッジを扱った物語に浸ってみると、楽しみが倍増しそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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