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テーマ:暮らしを楽しむ(383641)
カテゴリ:ブリッジ
アメリカは「ポーカー」が作った、といっても、過言ではない、というのは、 『トランプものがたり』(松田道弘著:岩波新書'79)の説です。 ポーカー用語が、日常的に言葉に入り込んでいることも、 アメリカの歴史に「ポーカー」が深く関わっていた証なわけですね。 ブリッジの元は、「ホイスト」という切り札遊びだったように、 ポーカにも、「アス」という原型があったのでした。 * * * 「アス」 * * * 1組20枚あります。 (ライオン、キング、兵士、貴婦人、踊り子の5種類の絵カードが各4枚ずつ) 4人のプレイヤーに、5枚ずつカードを配ります。 役の組み合わせは、5種類。 (1)フォーズ(フォー・オブ・ア・カインド) (2)フルズ(フルハウス)(3)トリップス(スリー・カーズ) (4)ツー・ペアズ (5)ペアズ カードは交換できないので、相手の顔色と相手の賭け方を見て、手を判断する、 ブラフ(bluff)が大切なテクニック。 * * * * * * 初期の「ポーカー」(1850年以降)は、この「アス」の絵札を、 AKQJ10におきかえて、プレーされたのだそうです。 1組52枚のカードが使われるようになったのは、1830年代の終わり頃。 ニューオリンズから、スチーム・ボートとともに、ミシシッピ川をさかのぼって、 半世紀のあいだに、全米に広まっていったといいます。 1848年、ゴールド・ラッシュがはじまると、人々は、カリフォルニアに向かいましたが、 そこでは、成金たちが「ポーカー」で賭けを楽しんでいたのですね。 その頃、「フラッシュ」が、取り込まれるようになり、 それからしばらく経った後、「ストレート」が役に加わることになったそうです。 南北戦争(1860-65)では、カードの交換を行わないルール(スタッド・ポーカー)が一般化。 1872年、アメリカ人の軍人が、ロンドンの社交界で、 有名な公爵夫人に披露したことから、興味をもたれ、ルールがはじめて活字化へ。 1929年からの不況時代に、「ポーカー」は全盛期を迎え、 あらゆる階層の方々によって、賭け付の遊びが行われたそうです。 第二次世界大戦中も、例外なく。 戦争のあいまに「ポーカー」だったのでしょうか。 歴代の大統領も、勇気と決断を象徴する「ポーカー」の勝負を好んでいたのだ、と。 ふむ……。 「ワンペア」「ツーペア」「スリーカード」~、 「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」~、 と歌詞では、聴いたことがありますが、 わたしには、「ポーカー」の遊び方が、いまいち、わかりません。 どんなゲームなのでしょう? →「ポーカー」の基本 →「ポーカー」の種類とルール いつの時代も、「ポーカー」には、賭け、が付き物なのですね。 賭け方、遊び方が、いろいろとあって、途中から読むのが、面倒になってきました(~~; 「勇気と決断」のアメリカが、「ポーカー」なら、 日本は、「チルドレンズ・ゲームの大国」として、賭け事どころか、 子どもの水準に合わせてルールを変更して、戯れ事を好む文化だそうですから、 「勇気と決断」の賭け事には、弱腰になりがちなのですね~。 「ポーカー」では、カードを交換する際、運に左右されますし、 相手の顔色をうかがって、相手の手を予想する上、 その判断で、賭けが成功するか否かが決まるわけですから、真剣勝負ですね。 人に悟られぬよう、平然とした顔でいなければならないことから、 「ポーカーフェイス」という表現が生まれた理由が、わかります。 「ポーカー」の遊びを知らなくても、普通に使っていることに、 今さらながら、「ポーカー」の影響力を、感じるのでした。 そういえば、映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の後半に、 ラスベガスのカジノで、豪快な賭けをしかける若いお金持ちの女性が、 大勝ちして、お金を巻き上げるシーンが、登場します。 非常に印象的だったので、以前、ブログにも、書いたことがありましたが、 カジノで賭けを楽しむ文化も、元をたどれば、 「ポーカー」とともに歩んだアメリカの歴史の産物だったのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは。
ポーカーももとになった遊びがあるのですね。こどものころに教えてもらった気がしますが、ただ同じカードを集めるだけと思っていました。その後すっかり忘れてしまいました(笑)。 イギリスに渡って活字化されたというのが、ちょっと笑えてしまいます。 (2008.06.12 01:06:20)
こんにちは。
一攫千金の風潮が強い国では、ポーカーが根付きやすかったのでしょうね。 侵略の歴史が多かったヨーロッパでは、やるかやられるかのサッカーのようなゲームが誕生し、日本は蹴鞠もそうですが、自分の技量を向上させる遊びが主流だったような気がします。敵は徹底的に殺すチェスと、捕らえた敵兵を寝返らせる将棋についても、面白い文化的な比較ができますね。 (2008.06.12 11:33:12)
furafuranさん、こんにちは♪
----- >ポーカーももとになった遊びがあるのですね。こどものころに教えてもらった気がしますが、ただ同じカードを集めるだけと思っていました。その後すっかり忘れてしまいました(笑)。 賭けをする点で似ているのが「カブ」なのかなぁ、と思ったりしますが、似て非なるものでしょうね。 >イギリスに渡って活字化されたというのが、ちょっと笑えてしまいます。 カード・ゲームには敏感な国民性なのでしょうか。おもしろいですね。 (2008.06.12 14:14:48)
白山菊理姫さん、こんにちは♪
----- >一攫千金の風潮が強い国では、ポーカーが根付きやすかったのでしょうね。 そうなんでしょうね、きっと。 日本に根付かなかった(「ポーカー」という遊びがあることを知っていても、ルールは知らないという方が多い)というのも、わかりますね。 >侵略の歴史が多かったヨーロッパでは、やるかやられるかのサッカーのようなゲームが誕生し、日本は蹴鞠もそうですが、自分の技量を向上させる遊びが主流だったような気がします。 そういう見方ができますね。 国の歴史と国民の嗜好は、切っても切れない間柄。 >敵は徹底的に殺すチェスと、捕らえた敵兵を寝返らせる将棋についても、面白い文化的な比較ができますね。 将棋は、とった駒を復活させられる、という点で、世界にも稀なゲームのようですね。取り込んだ文化を自国の色に染めかえてしまう日本人の得意技が、この一端にも、うかがえます。 (2008.06.12 14:25:50) |