青森県は危険

2008/07/13

青森、秋田、山形の三県でテレビ朝日系列が契約しているヘリが墜落した。海上自衛隊の『さわゆき』が6日にボヤを起こし、その取材に飛ばしたヘリの墜落。青森県は、いま六ヶ所村再処理工場の運転にともない、大間原発予定地に大急ぎで工事に取り掛かるところ。再処理工場とは、全国の原発から出る使用済み核燃料から、せっかく制御棒に納めた危険なプルトニウムを取り出す作業をする場所。

ここでは、通常の100万kWの原発から出る放射能、一年分をたった一日で排出する施設。ここに一気に365基の原発が出来たと同じ事になる。それを海や空に、撒き散らしても安全だという正気とは考えられないことが行なわれる。その稼働には、かなりの技術的問題点があり、それでも尚、これを推し進めるのには、原発による莫大な予算、『お金儲け』と政府の思惑である（米国のお墨付き）『核開発』、この両方だと思うのが当たり前のこと。それなのになぜか『ウランは夢のエネルギー』と今も尚、信じているオオバカものがいるというのが不思議でならない。

広島、長崎では、上空で爆発させたので、人や建物には酷い被害を与え、土地などへの影響が少なくてすんだ。もし、危険な大日本帝国を破滅させたいのであれば、地上近くで爆発させ、その土地には永久に住めなくしたであろう。それにはチェルノブイリ、ベラルーシを見ればわかること。それなのに青森県の知事、市議会、商工会の人々は、『県、市、町の発展の起爆剤となる』と真剣に考えているらしい。青森県には三沢基地があり、ここには米軍とその家族が約一万人暮している。

それだけも危険なのに、米軍の電波盗聴・傍受機能が高い『象の檻』が存在している。そしてあのイラクでのアメリカ軍によるファルージャで、アメリカの民間人、４人がイラク人に殺されたという、それを理由にイラク人が何万人も大虐殺された事件、この時の『アメリカの民間人』とは、悪名高いブラックウォーター社、傭兵会社の社員。三沢基地には、この傭兵会社の社員が100人はいると言われている。

米軍のファルージャ、イラク人大虐殺の理由とされたこの傭兵会社の有能な社員4人の遺族らは、今、この嘘にまみれた息子たちの死について調べはしめている。米軍の関与が無かったのか？と。

通信盗聴機関エシュロンも配備されているらしいと以前から言われている。青森県は、『再処理工場、大間原発は、産業の起爆剤になる』と言っているが、これを本心から言っているのか？不思議でならない。政府から青森県には、多額の補助金が入る。これは当然、日本全国から集めた税金（行方不明の年金も含むのだろう）と私たちが支払い続ける電気料金からのお金が行く。この再処理工場には、現在の政府の見解でさえ、20兆円近くかかることであり、民間団体の試算でも60兆円、ウラン関係の大学の先生によれば、この先、百兆円以上かかるだろうと言われている。

この再処理工場で取り出されたプルトニウムにウランを混ぜてMOX燃料を作り、それを大間原発で使用する、そのためには大間原発を2012年までにはなんとしても完成させ、このウラン9割、プルトニウム1割というMOX燃料を使用する。たったウラン1割を節約するのに何十兆円と掛かるこの事業に対し、『青森県が賛成しているのだからいいだろう！』と言われる人がいる。しかし、青森県には沢山の私たちの税金等が配分されるが、お隣の岩手県はどうなるのだろうか？むしろ青森より、岩手県、お向かいの北海道・函館に汚染の被害が出て、海流の関係で千葉県の房総半島まで流れ着く、という結果も出ている。

今回、ヘリの墜落には、『ヤマセ』という近海に吹く風が災いしたのだろう、という記事もあったが、その『ヤマセ』という風に乗って、はるか沖に飛ばしたはずの放射能物質が風に乗って内陸に戻る危険性も指摘されている。それはイギリスの再処理工場、セラフィールドで確認されていることであり、民間の家の掃除機の中のゴミからプルトニウムが検出されている。勿論、その工場の周辺では白血病、癌、甲状腺の異常、奇形児、流産、乳癌、肝機能障害が多発。それなのにあえてこの危険な工場を稼働させるという政府は、そうとうのオオバカ集団、電力業界は、日本国民を殺すつもりだろうか？

そうした場合、通り魔的殺人犯を死刑とするのが当然ならば、政府、電力会社＆青森県の再処理工場・大間原発賛成派の人たちは如何様にすればよいのだろうか？まさか原子力発電がなければ原始時代に戻る、と言った私の家のご近所さん、英文科卒・アメリカかぶれのママさんと同じことをいう人たちが多くないことを祈るけれど。（2003年の夏、東京電力関連の原発17基を全部停止しても停電はありません。この莫大な費用がかかる原発推進のために他の自然エネルギー開発に予算がまわらない、まわさない）。

原発問題に関する住民の意識と政府の言い訳には、共通点がかなりある。現地の人が賛成なんだからいいだろう！と言う人も多い。果たしてそうだろうか？基地のため、原発のため、再処理のため、そのための痴呆交付金は・・あれ？・・地方交付金は、私たち日本全国からの税金、世界一高い電気料金から支払われる。自分達は、交付金が、たくさん貰えるからと言って、私たち国民を危険に晒していることを忘れて欲しくない。

そういえば、この海上自衛隊の船は、ボヤ騒ぎが頻発する。その理由は、艦内のイジメによる隊員の心の叫びである放火が多いこと、そして隊員の自殺が多いことを忘れて欲しくない。一度、航海をすれば陸には中々戻れない。その間にとても酷いイジメが行なわれるという。それは旧日本軍の体質となんら変わらない。”陸に上った軍艦”にも画かれているし、元軍人の方の手記を読めばたくさん出てくる。そういう行為を敵方の人にしも沢山したであろうことは、推して知るべし。その上、敗戦国となれば、それ以上に非難されることは覚悟の上。

で、海上での遭難なのに、なんで爆発音がしたのでしょうか？海上自衛隊、三沢基地の自衛隊、またはブラックウォーター社、米軍による狙撃と考えることもできる。遭難した報道関係者が、基地や再処理工場、大間原発に反対していたとしたら、その可能性は否定できない。ウランマフィアと基地建設に群がるハイエナたち。基地＆再処理はとても危険、日本はそれほど危険な状態。北朝鮮のプルトニウム保有は50ｋｇ、日本すでに40トン以上。それからこの再処理で毎年、何十トンのプルトニウムが取り出されるかご存知ですか？北朝鮮の非核化ばかり強調するアメリカ政府には要注意。

*北朝鮮のプルトニウム5kg を　50kg に訂正しました。間違えました。すみません。

NO NUKES IN HIBIYA
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Last updated 2008/07/14　05:22:46 PM
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