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カテゴリ:ニューヨークにて
ニューヨークはまた暑さがぶり返して、昨日も暑かったです~。(←でも夏のワンピを着おさめできるから実は嬉しい☆☆☆)
さて、数日前にネットのニュースで読んで気になったことがあります。 読売の記事です。
「 「最近3年間でうつ病など心の病気を抱える社員が増えた」と回答した企業が44・4%に上ることが31日、民間の調査機関「労務行政研究所」の調査でわかった。」 という内容です。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100831-OYT1T00850.htm
うつ病が日本でも増えているのですね。
ニューヨークはうつ病などの心の病を抱える方が多いです。 私がニューヨークの日本人の方々にお会いした人数は500人ってものじゃないのですが、その中でもけっこうな割合で精神病院に通っていて精神科の薬をずうっと長い間飲んでいる方が実は多かったです。10年以上患っている方もけっこういましたよ。ニューヨークには、周りには隠している「隠れうつ病」の方がとても多いのですよ。
アダルトチルドレンも原因の一つでしょうね。家庭で離婚再婚が増えて精神が安定していないまま、 不安やストレスを抱えていくことも原因なのでしょう。
精神疾患が分かると、その方の周りは気を使ってしまうし、どのように接したらいいのか分からないものです。 ・・・薬が切れる時間になると、突然表情が変わって、とげとげしくなったりとか。その周りは接し方が難しいのですよね。その中には、アル中なのではないかというくらいお酒の量が多い方がけっこういましたよ。
特に、とても人間関係が近距離の家族の中にうつ病の方がいると、密度が濃いつきあいなのでなおさら、接するのは大変だと思います。
生きていくのに厳しい環境になると、うつ病が増えるのでしょうね。
なんだか、日本もこれからニューヨークのような状況になっていきそうだな~と思いました。 「隠れうつ病」が増えていきそうですよね。
うつ病が増えるということは、同時に、「うつ病の方に対しての接し方」を周りの人々も知識として知っておいたほうがベターということですよね。
お互いに問題を減らすためにも。
全く周りがうつ病の方に対しての接し方や禁句を知らないと、かえってお互いに病気の症状を悪化させることも多いからです。
周りが参ってしまって、自分まで精神疾患になってしまうケースもあるので。
普段の人付き合いは腹5分くらいまでにとどめておいたほうが、ますます問題が無くなりますよね。 これからは日本でも特に、人間関係の適度な距離感を保っておいたほうがお互いのためのような世の中になりそうですね~。(←ニューヨークみたい。。。)
先週のニューヨークでの出来事ですが、精神疾患に関してちょっと怖いことがあったので書いてみます。
ニューヨークで夜10時ごろ、バス停でバスを待っていたときに、明らかに精神疾患風な女性が来ました。50代くらいのラテン系か中東系の混血の方です。
バス停には私の他に2名の女性、1名の男性がいました。
私は普段ならニューヨークでは、精神疾患みたいな方が近くに来ると、すぐにサッと避けていますが、そのときはバスを待っていたし周りに男性も含めて3人も人がいるし、避けずにそのまま立っていたのですよ。 でも意識ではその女性のことを無視して、観ないようにしていました。 ほんと、一目で分かるような、挙動不審な感じの女性です。何かドラッグを摂ってラリッていたのかもしれません。 でも女性の目がうつろだし、きょどってるし、全体に黒いというか邪気に覆われていて気持ちが悪い感じでした。
身の危険を感じた私はだんだん、バス停から出て、バス停の外でバスを待ち始めました。
すると案の定、その女性は頭がおかしい様子で、 バス停で待っている女性2人と男性1人に、順番に何か言って、「抱きついている」のですよ! 見ず知らずの人にですよ!!! 知らない人なのに、順番に何か言って、抱きついているのです。
そして、女性は抱きつくだけじゃあ物足らないみたいで、相手の右手の手の平を自分の右手の平にピッタリと合わせて、相手がちょっとひいているのにもかかわらず、手のひらを上に上げてがしっとつかんでいるのです!
ヒ~! 頭おかしいいい~!
でもその場にいた人々は、変に避けるほうが身の危険を感じたのか、彼らみんな女性2人、男性1人とも、逃げずにニコニコして、その頭のおかしい女性の好きなようにさせていたのですよ! 抱きつかれたまま逃げようともしていなかったです。
・・・こういう頭のおかしい人をむげに避けるほうが危険なのかああああ~!ひいいいい~!とビックリ仰天して、その周りの相手をしてあげている3名たちを見つめてしまいました。 私がバス停の外に立ってじっと見ていたのが悪かったのですが、今度はその女性は私のほうへ近づいてきて、 「ほら、あの3人を見てみなさいよ!みんな人類兄弟なんだから!!!みんな私を受け入れてくれたじゃない!人類はみんな仲良くしなければならない!みんな人間は仲良く手をつながなければならない!人間はみんな良い人なんだから。人間には悪い人はいないのですよ!無視したらいけないよ!」 などとぶつぶつ言いながら、うつろな目で近づいてきて、私までガバッと抱きつかれたのですが、ヒエ~!
寂しいのだな~、この女性は普段、男にも逃げられてうまく行かずに孤独な人生なんだろうな~、一人ぼっちなのかもな~と同情の気持ちも芽生えてきたので、ヨシヨシとハグしてあげたのですが。 でも、やっぱりこのオーラは気持ち悪い~。と思って、しばらくしてから女性が私から離れたら、私はさらにバス停から遠くに離れてそこで別の人通りにまぎれてバスを待ちました。
・・・すると、私がその女性のオーラを霊的に嫌がっていたのが彼女にも通じたみたいで、バス停にまだいて待っている3名を味方につけて何かを私に向かってののしり始めたのです。 「他の人はみんな私と仲良くしてくれるのに、あなたは私を嫌がってる!人間はみんな悪い人はいないからみんな仲良くしなければならないんだからっ!この人達を見習いなさいよっ!」とか言っていましたよ。
怖い怖い。 頭のおかしい人に遭遇したら、むげに嫌悪して避けるほうが身が危険になるのですね。 これ、私は知らなかったのですが。その場にいた他のアメリカ人3名は知っていたから避けずに思い切り抱きつかせてあげてて、彼女から遠くに逃げようともしなかったのですよね~。
相手が何か武器を持っている場合とか、何か悪いことをしようと企んでいる場合は逃げなければ身が危険なのですが。 ケース・バイ・ケースですね。
ただの寂しい女性の場合は、逃げないでからませてあげたほうが安全なのですね。 こういう寂しい精神疾患の方はニューヨークにたくさんいるのですよ。みんな、その扱いが慣れているのですね。感心しましたよ。
バス停の中の1人の女性が、頭のおかしい寂しい彼女に何かを優しく語りかけてあげていましたよ。ヨシヨシとハグしながら、何かをしゃべってあげていました。その女性のお陰で、その頭のおかしい女性は落ち着いてきました。
すぐにバスが来て、私は離れたところに立っていたけれどもそこからバスめがけて走っていってササッとバスに乗ろうとしました。またその頭のおかしい女性が私に何か言ってきて抱きつこうとするので、ヒ~!と逃げてサッとバスに乗り込みました。 すると、この女性は、バスの入り口まで乗り込んできて何かこちらに向かって暴言を吐いているので、運転手に追い出されていましたよ。
逃げずに好きなだけ彼女に抱きつかせてあげていた他の3名は、何事も無くバスに乗り込みました。 バスが発車してから、彼らと私はお互いに顔を見合わせて、大爆笑しました。 彼らも本当は心の中では、頭のおかしい女性のことを難儀していたのですよね~。
ニューヨークはこういう頭がおかしい人が街に普通にたくさんいるので、対処方法を気をつけないとかえって逆恨みされることもありますから、難しいですよね~。 頭のおかしい人を避けると、かえって逆恨みされて危険なのでしょうね。 場合によりますが、私も今回の件で、周りの人々の対処の仕方を観て、学びましたよ。
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